遠流日記

登山・滝見・バイク等、趣味日記  ★沢パートナー大募集!★

竜喰谷

初沢デビューのR君と、竜喰谷へ。
私の少ない情報から、東沢釜ノ沢以外でそこそこ楽しめる沢のチョイス。
それとともに、以前巻いてしまった、下駄小屋の滝の左壁を登ることも理由にあった。
竜喰谷出合は小滝のクライムダウンと最初から素敵。
すぐに最初の滝。

右から中央にかけて登れる。

ひんやりして気持ちい。小滝が足慣らしに丁度いい。


滑も倒木が無く綺麗。
そして、最初の滝に酷似した滝。

これは右水流を登ったが、かなり濡れた。
スイッチが入ったのか、楽しみつつ俄然やる気が出る。

この滝は左を抜ける。
そして、お待ちかねの下駄小屋の滝。


最大落差を誇る滝だが、傾斜が緩く左壁が殆ど階段。
上部、水流に合流しても良さそうにも見えた。
水流復帰は残置ロープあったが、使用せずクライムダウンで降りることができた。
R君も二段クライマーだけあって、沢靴でも余裕ありそう。


サクサク登る♪
第二の関門、曲滝。


見栄え良く一番好きな滝だ。
ここは初回でフリーソロで抜けているが、今回は準備してロープ使用。
しっかりフォローしてもらわねば!
先ほど水流をかぶったので寒くなってしまい、雨具も着る。
取り付く直前、単独の方が追い付いてくる。
残置スリングは無くなっていたが、3つほど残置ピトンあり。
快適。R君もいい感じで登ってきた。
上部では先ほどの方が巻き終えて、話をしたり写真を撮ってもらった。


ホタルが途中でいたり、癒されながら滝を超えていく。

幅広で綺麗な滝。これはど真ん中を直上した。
上部が非常に細かくてホールド探すのに時間が少しかかり緊張した。

これは左壁が簡単だが、あえて右水流を登る。


小さいがいくつも滝があって楽しい。
そして、思わぬ伏兵が現れる。

水流を直登してやろうと、シャワークライム上等で2回挑戦したものの、水流が顔からバシャバシャ直撃して寒くて敗退。
今回はファイントラックのラピッドラッシュを持ってこなかったのを後悔した。
今後の教訓としよう。
寒さでどうにかなりそうで雨具着たままだが、すっかり体温低下となり、寒い寒いと連呼しながら上がることになった。
何とよく似た様相の滝がまた現れる。

下部の砂が非常に綺麗♪
リベンジとばかりに水流右から中央に上がり、ガストン気味に両手でホールド持って右足乗り込みで登った。

この滝も小さいが突っ張りとキョン足など駆使して楽しく登る。

穏やかになった渓相。倒木も上部に若干あるのみで、綺麗だった。

大常木林道に出て、ここで遡行終了。ご飯をR君から施してもらう♪
沢靴から登山靴に履き替え下山にかかる。まだ寒さが消えない。水分補給を一度もしていない。
大常木林道を延々トラバースするのは嫌だと思っていたので、登山道に上がる以外に抜け道になりそうなルートを探す。

大常木林道は一部危うい橋があったり。それよりも、鳥用の巣箱に蜂が巣を作って熊に破壊されでもしたのか、歩道の上にいくつも転がっていて注意を要する所もあった。
1537.8m三角点ピークと1460mのコル付近から伸びる尾根で下る。
下部、竜喰谷出合付近だと渡渉でまた沢靴に履き替えたくないので、出合から100m程上流の橋を目指す意図だ。
中間部若干藪っぽいが、獣道か人も若干歩くようでかなり明瞭。
1170m付近で作業路があって、チェーンソーや燃料やら残置されていた。
作業路を右にトラバースするが、これも沢からまだ先に伸びている様子でどこまで歩かされるか分からないので、堰堤のある沢を下る。
もう車道も見えている。
小滝のクライムダウンと巻きも簡単で良かった。

上部が堰堤でなければ結構いい滝なのかも。
石楠花橋に無事降り立つ。
過去の自分の記録のタイムと比べると、こっちの方が遅いか…?
前回は突っ走るように下ったので、大常木林道に出てから1時間半足らずで入渓点に戻っているとは(汗)
まぁ、読図訓練ということでいいか。
今後はパートナーもいることだし、登攀も強気で行けるかも!?

  • コースタイム

入渓点(9:00) → 下駄小屋ノ滝(10:05) → 曲滝下部(10:40) → 石積堰堤沢(12:40) → 大常木林道(13:45-14:05) → 尾根下降点(15:30) → 車道(16:10) → 入渓点(16:15着)