丹沢でも人気の勘七沢。
殆どリサーチしていないで向かったので、アプローチは表丹沢県民の森から。
やれやれなゲートが立ちふさがる。
勘七橋から入って沢を歩いていく。
堰堤は左側から巻く。
林道が並走し横切るのだが、一応折角なので。
またすぐ堰堤。これも左から越える。
沢を分けてすぐに勘七沢F1。
結構綺麗な滝。7mらしい。
左を登る。外傾スタンスだが、さして難しいわけではなく、残置も触ることなかった。
ちょっとした小滝も。
すぐにF2。
右側の看板付近を通過して越える。簡単。
すぐ上に堰堤。
次、F3。
右側からへつって越えた。釜は深くドボンしたらカメラはアウトだ。
左の乾いた壁の方が快適そうだった。
続いてF4。
一見すると上段はとても高巻きしなければならないような印象だが、右側にルンゼがあり、これも楽。
落ち口を見下ろす。
堰堤がいくつもあって少し萎える。
滝番号がついたのはこのF5で最後のよう。
立っているので高度感はあるかもしれない。
下から見る程度では、全く難しそうに感じず、一つ目のボルトまで登ってみた。
こんなに立派な中間支点見たことなかった。
しかし、やはり後半でスリップしたら、この高さと下地では目も当てられないので、直登はやめた。
連瀑帯入口の滝。
小さいゴルジュが出てくる。
これが地形図にも乗っている滝のはず。
小さいので特に考えず登れる。
そしてすぐ上に堰堤ミックスの滝。
何とも悲しい有様。
上は小滝が2つほどか。
いつの間にかあっさり水流が無くなる。
と思ったら、僅かに復活。
いい加減に飽きて、1260m付近で登山靴に履き替え、左の尾根に乗る。
ヒルが1匹付いていたが、沢用タイツに厚い靴下にスパッツと下から入れる要素は無い。
いよいよ稜線が近くなると展望も後ろに。
山沿いは厚い雲だが、低い所や市街地は晴れているようだ。
踏跡も何だかあるし、藪が酷いわけでもなく、楽々登山道と合流。
小休止。このツツジは先の小丸辺りからも見えてよく目立った。
金冷し。塔ノ岳は今回はパス。
沢の中で仕事の電話が何度もあって、時間を取られ、だいぶペースが落ちてしまい、時間切れという感じ。
高速道路みたいな登山道を鍋割山へと向かう。小丸分岐から下山はできないらしい。
蛭ヶ岳か丹沢山辺りはいまいち展望が良くない。
代わりにというわけではないが、花の写真を多く撮る。
シロヤシオは今年も見られなかった。
さて、鍋割山。山荘の名物である鍋焼うどん、いつか食べたい。
天気が回復するでもなく、雨が落ちることもなく…。
時間もそこそこなので、さっさと下山。
この花に、また来るといいと言われている気がした。
後沢乗越。ここから稜線離れて下山。
アザミだらけであまり写真映えしない。よく分からない植物。
あとは大体お察しの通りの植林地帯。
ミズヒ沢出合、二俣まで来た。ミズヒ大滝もまた来るとしよう。
ここから林道歩きを黙々とこなしていく。
見覚えある入渓点付近。
偉大な先人の像の裏から勘七橋へ向かう。
駐車場に着いた頃には車も自分以外1台しかなくなっていた。
今回の勘七沢は大滝を登らずして遡行した気分になれないので、誰かビレーだけでもしてくれたらと思う。
人気の沢だが、さすがに平日のこの時間、誰にも沢内では会わなかった。
色々と時間制約があるので、ここ最近いつも出発が遅れている。
ヘッドランプのお世話にならない程度の時間で下山することから逆算しているためだが…。
1日フルに使えるのなら、選べば十分1日2本できるかと思う。
- コースタイム
表丹沢県民の森(11:00発) → 二俣(11:15) → F1(11:30) → F2(11:40) → F3(11:55) → F4(12:05) → F5(12:40) → 5m滝・堰堤(13:10) → 1260m付近・沢型離脱(13:50) → 金冷し(14:50) → 小丸分岐(15:05) → 鍋割山(15:25) → 後沢乗越(15:50) → 林道(16:05) → 二俣(16:20) → 表丹沢県民の森(16:30着)