遠流日記

登山・滝見・バイク等、趣味日記  ★沢パートナー大募集!★

山梨百名山 〜大菩薩・小金沢連嶺 縦走☆〜 1日目

憧れていた計画を、この連休、発動!
大菩薩・小金沢連嶺、縦走計画
本当は、柳沢峠から取り付き、初狩駅まで下り切りたかったのですが、柳沢峠からだと、バイクの回収ができなくなるので、以前と同じ裂石からの取り付きにします。
実質、距離はやや短いですが、時間はほぼ同じだし、違う尾根っていうことで、大差はないと思います。
流石、オンシーズンになったのか、駐車場には他にも登山者がいらっしゃいます。
一応、先陣切って進みます♪
林道じみた道で、準備動作を済ませ、いよいよ取り付きます!

2月に登った時は、ここからでも雪が結構あったっけ。
荷物がフルセットに近いので、ペースはいつもより遅いです。
暑いので、たまらん・・・。
しかし、雪が無いと、こうも違うか。
丸川峠まで、凍結もないので、順調に来られました。

小屋は営業しているようでした。
ここで小休止を取り、富士山を横目に再出発!
霜柱を踏みながら、しばらく進むと、雪が見え始めます。
コメツガの林に入ると、まだ10cm以上残雪があり、注意を要します。
軽い崩落2ヵ所、倒木もいくつかあり、2月とは多少変わっていました。
もっと酷くなったらアイゼンを付けようと思っている内に、大菩薩嶺のすぐ近くまで来てしまったので、結局付けずに最高点まで来てしまいました。

2ヶ月ぶりの登頂。三角点の下部は太くなっていたのか。
さ、展望の良い、雷岩へとさっさと向かいます。
反対側から悪戦苦闘しながら登ってくる人もいましたが、アイゼンなしで、丸川峠へ下るのは中々骨が折れるでしょう。
足元に気を付けながら、雷岩へ!

やはり、ここからの眺めは素晴らしい♪
ですが、冬よりは透明度も落ち、南アルプスはやや霞んでいました。
大菩薩嶺まで、1人も会わなかったのですが、ここから先、大菩薩峠までは、混雑しておりました。
スノーシューを履いて進んだのを、回想しながら、草原になった稜線を、景色の変化を楽しみますよ。
雷岩からは、日当たりもいいのか、雪は全くなかったですが、ぬかるんでいるところがありました。
賑やかなのに、面食らいながらも、大菩薩峠へ到着です。

・・・、こんな立派な標札あったっけ?
介山荘の売店も営業しており、中々繁盛しているようでした。
市営休憩場で、小休止をします。
予想よりも、やや早めの到着。
これからは、未知の領域なので、コースも再確認して進みます!
先程の喧騒が嘘のように、著しく人がいなくなりました。
山は静かに歩きたいので、嬉しい限り♪
ですが、凍結箇所は多く、注意が必要です。
足の運びさえ気を付ければ、問題なさそうかな。
たまに木に掴まったりしながら、転倒もなく、小金山を目指します。
樹林帯を抜けると、そこは笹の草原☆
石丸峠を見下ろし、何と気持ちのいいことか!
逆光になるので、石丸峠を通過してしばらくしたところから、振り返っての撮影です。

こういう雰囲気のところは初めてで、新鮮♪
小道になっているところと、笹を掻き分け進むところがあります。
樹林帯に入ったり、笹の繁茂地帯を繰り返し、やっと、小金沢連嶺の最高点へ立つことができました。

山梨百名山、45番目、小金沢山、制覇!!
私の資料では、雨沢ノ頭というようです。
何故か、東側の霞のかかり方が酷く、富士山も見えず、展望はなく残念でした。
先行パーティがくつろいでいましたので、まぁ、こんなものかという程度で先へ進んでいきました。
ここから、樹林帯は倒木が多く、中々歩きにくいところはありました。
小金沢山で昼食を取りたかったですが、その次のピークの牛奥雁ヶ腹摺山まで進んで、休憩をしました。

どうやら、南へ向かうほど、霞のかかり方が強いようで、ここでも富士山は見えず。
出発する時に準備してきた、アルファ米を食べ、まったりと。
雁ヶ腹摺山は、これで、3つ全て踏破したことになります。
今度は、晩秋か冬の、空気が澄んだ時に、行きたいものです。
休憩を長めに取り、足の具合も悪くないので、どんどん進みますよ♪
この先、ルートが不明瞭な箇所がありますが、踏跡を外さずに、注意深く先を見ていれば、問題なかったです。
樹林帯は、やはり倒木が沢山。
一体、どうして、あんなに立派な木が倒れてしまったのでしょうか。
荷物が引っ掛かるのを気にしながらでしたが、展望の開けた川胡桃沢の頭を通過し、次のピークである、黒岳に到着。

展望は全く無く、山頂という気もしませんが、三角点があります。
何等かは、不明でしたが、一等らしいです。・・・、本当か?
更に進んでいくと、また、視界が開けます!
白谷丸というピークは、これまた素晴らしい♪
やや東に、丘のようになっているところがあり、行ってみるものの、霞のせいで期待した展望は無しでした。茶臼っていうのかな?

こちらも、笹原とは違う草原ですが、いい雰囲気♪
白谷丸からの下りは、砂地と、背丈以上もある笹原を突っ切って行きます。
笹が鬱陶しく嫌になる頃、湯の沢峠へ到着。

ここで、寄り道をして、調理用の水を得るため水場へと向かいます。
通り道にある、避難小屋の立派なこと!
冬期以外で、私が利用することはないでしょうね。
往復し、気を取り直して、次のピーク、大蔵高丸へと向かいます。
湯の沢峠からは、大した距離がないような印象がありましたが、意外に遠く感じました。
大蔵高丸方面を眺めますが、行き先は、雲の中に包まれるようです。

黒岳辺りから、日陰でも全く凍結が無くなったため、歩きやすいのですが、徐々に疲労感が襲い始めます。
山頂を巻くような形で、高度を再度上げていき、視界が開けると、すぐに大蔵高丸の頂上でした。

山梨百名山、46番目、大蔵高丸、制覇!!
雲、霞さえ無ければ、好展望が広がるのですが、何も見えず。
何を見るともなく、しばし、長めに休憩です。
日が無くなってきたせいで、寒さを感じるようになりますが、まだ先へと進む!
疲れが溜まってきたので、幕営適地を探しますが、中々いいところがないです。
国立公園からは、とっくに外れているはずなので、問題ないと思うのですけど、ロープが張ってあり、登山道から外れて歩くな、と言わんばかりなのです。
そうこうしている内に、ハマイバ丸に来てしまいました。

三角点は、二等。展望は特筆すべきことはなく、それ程よくありません。
漢字で、破魔射場と書き、何とも強そうで、名前負けした感があります。
そして、しばらく下ると、ケルンのある、ハマイバ丸と書かれた標札もある、展望もそこそこで、比較的良さそうなところがありました。
平らなところに、早速、テント設営を始めます。
北東から、弱めですが、風があるので、西側斜面で、しかも、木の遮蔽効果が得られるところを探していたので、悪くないかな。
テントを張り終え、エアマットを放置して、ある程度、勝手に膨らむまでの間に、平行して食事の準備に取り掛かります。
湯ノ沢峠で調達した水を使い、ペンネを茹でます。
更に、味噌汁には、ジップロックに入れてきた野菜を放り込んで、っと♪
息も白くなりだし、着替えて、フリースも装備し、テントの中に移動して、食事にありつきます。
生き返る〜☆ 至福のひと時。
明日の朝食の、アルファ米も、お湯を入れておいて、準備完了。
今日の考察や、明日の行程のチェックをダラダラとしていると、日没です。

燃えるような夕陽とは、程遠いですが、太陽が沈んでいくのは感慨深い・・・。
また、明日もよろしく☆
予想したより寒かったのですが、ダウンパンツもテントシューズも持ってきたので、暖かく快適そのもので、すぐに眠ってしまいました。


  • 1日目の行程  *時刻は出発時刻

登山口(6:20) → 丸川峠(7:45) → 大菩薩嶺(9:00) → 雷岩(9:15) → 大菩薩峠(10:00) → 石丸峠(10:25) → 小金沢山(11:25) → 牛奥ノ雁ヶ腹摺山(12:20) → 黒岳(13:25) → 白谷丸(13:45) → 湯ノ沢峠・水場往復(14:00−14:25) → 大蔵高丸(15:10) → ハマイバ丸(15:40) → 幕営地(15:50) → 就寝(約19:00)