遠流日記

登山・滝見・バイク等、趣味日記  ★沢パートナー大募集!★

小川山 廻り目平キャンプ

前日の沢登山から小川山入りでキャンプ。

ジム仲間が先に行っており、それに便乗した格好。

到着が17時近く。

15日は『ダイレクトフィン』3級を触るも、全くよれており出来なかった・・・。

いくら自分のシューズでなかったり疲れがあるとは言え、悲しすぎる。

キャンプ道具やら食材やら用意してもらい感謝!!

地酒の日本酒を買っていき、ご機嫌で飲んでしまった。

焚火しながら、楽しい時間はあっという間で前日が過ぎた。

16日は前夜から雨で、クライミングはできず。

疲労に加えて、結構飲んだので、どのみち登れるコンディションではないのだが。

雨は降ったり止んだりしながらも、昼くらいにはほぼ止んで、朝食をゆっくりとりながら撤収した。

とても良い3連休だった・・・。

自分としては結構動いたので疲れた。

体力不足は何とかしたいので、今後の課題にしたいと思う。

湯檜曾川 東黒沢 丸山 ナルミズ沢 大烏帽子山 朝日岳 2日目

4時前に目が覚めてゆっくりと準備にかかる。

雨は降らなかったが、テントはしっとり。

そういえば、深夜何時だったか、1名登山道を通ったがどういう行程だったのだろう。

今日は下山して、小川山のキャンプへ合流するのだ♪

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今日の天気も悪くなさそうだ。一安心。

撤収してゆるりと進む。遠くに見える人工物は?

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池塘を横目に木道を進む。

先の人工物は木道整備用の材料だったみたいだ。

今更どうにもならないが、泊まるならそちらがまだベターだっただろうか。

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暑くならず、朝日岳へ。残月を西に見て。

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東に祠があった。向かう稜線が素敵だ。

少しの滞在で先へ進む。

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朝陽がいよいよ差してくる。日の出を見るのも久しいなぁ。

雲海も見ごたえがあった。

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振り返った北西の景色で目を惹いたのが、大源太山と思しきピーク。

そちらはいずれ、沢と絡めて行くとしようか。

少しガスが湧いてくる。雲海が上がる前にそこそこ進んで景色を楽しみたい。

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避難小屋はかまぼこ型。狭くて快適とは言い難いだろう・・・。

ここで登山者とすれ違う。早い出発ですね。

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笠ヶ岳ではあまり展望が利かなかった。

景色の変化が目まぐるしい。

ガスが取れると気温の上昇著しく、苦しみに変わってくる。

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振り返って1枚。だいぶ来ましたね。でもまだまだ長い。

何人か人とすれ違うようになる。

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白毛門では日差しがきつい・・・。日傘差して休憩しちゃう!

でも、その分展望は良い。

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ここの醍醐味は、やっぱり湯檜曾川を挟んだ谷川岳

一ノ倉沢にはまだ雪が詰まっている。今年は幻の大滝は出現しているのだろうか。

それと、ここに来るまでに見えた大きな滝はどうも直近で行った白樺沢のようだった。

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リンドウは早いが、ヨツバシオガマは終盤の株が幾つかあって癒された。
白毛門沢は結構上まで上がるんですね。詰めが少し大変そう。

踏跡は登山道クラスになっているように見えた。

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こんな小ピークにも名前があった。ジジ岩、ババ岩が右上にも見える。

もうこの先、暑くてたまらん・・・。

それにも関わらず、何人も登ってくる。皆さん尊敬するであります。

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巨木が幾つかあって、それは良かった。下部はブナになっていく。

暑さにやっつけられて、何とか下山!

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ここでテントを干したり、沢靴をサンダルに履き替えたり、処理を済ませる。

キャンプで湿ったテントやシュラフに入るのはまっぴらだ。

駐車場まではすぐで撤収もここでほぼ完了していたので楽々だった。

 さっさと移動して、『湯テルメ谷川』で汗を流す。

さっぱりして生き返るー。しかし、午前中だというのに結構人がいた。

下道で移動して、小川山へと向かう・・・。

 

 

  • コースタイム

幕営地(5:15発) → 朝日岳(5:25) → 笠ヶ岳(6:25) → 白毛門(7:30) → 登山口(9:30~洗濯・乾燥) → 白毛門駐車場(10:15着)

湯檜曾川 東黒沢 丸山 ナルミズ沢 1日目

貴重な連休。2泊3日の沢登りもしたかったが、天気が3日目微妙で1泊2日で。

またまた湯檜曾川支流の沢。

ナルミズ沢遡行時のトレンドである、東黒沢遡行してのアプローチだ。

私はどちらも楽しみであるけれど。

白毛門駐車場は結構な盛況ぶりだ。

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駐車場から入渓まで5分程度だ。堰堤上から入渓。

だいぶ涼しい。これは稜線では確実に一桁の気温を覚悟しないとならないか。

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緩い沢歩きからであり、まったり。

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早くも滑が出てくる。小規模だが、いい感じだ。

遠くに大物が見えてくる・・・。

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前座の滝。これは左壁を這い上がる。写真を撮るため正面に回った。

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これがかのハナゲの滝。滝ラーには押さえておくべき滝。

もう少し立っているのかと思ったけれど緩いですね。

ど真ん中を登って少し左寄り、上は水流を越えて右を登っていった。

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黒光りしているけれど、ぬめりがない所が多いので快適♪

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さて、白毛門沢が左。向かうべくは右の東黒沢。

白毛門沢はまたゆっくり来よう。いや、それとも色気を出して蓬峠から土樽駅に下るか、そのまま周回するか。

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すぐに小さめの滝が現れる。右から横目に見ながら簡単に越えられる。

ちょっとしたゴルジュが現れる。

右から左とへつるように・・・。

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出口はそのまま左を進んで抜けた。難しくはないので、泊まり装備でも問題ない。

この上で単独の人をパス。

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お、それなりに大き目ですね。2段8mとのこと。

飛沫が広範囲に飛んでいるので、ぬめる。

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いいひょんぐり具合。たわしでちょいと磨いて右壁をサクッと登る。

周りを見ると樹齢はそれほどではないが、ブナが見事だった。

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滑が綺麗だ。結構長め。素敵。

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ここは金山沢を右に分ける。向かう左は丸山沢と名前が変わる。

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ぬめりが少ないので快適。

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易しいので快適に進んでいける。多段の滑滝。

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この上もまだまだあった!!

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癒し系満点の沢だ。

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3mほどとかわいい。

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少し大きめの滑滝。上も含めて18×25mとのこと。

右から快適に進む。

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適当に登りすぎて記憶にないが、綺麗だったことは覚えている。

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はいはい、滑が続きます。でも、全然飽きない!

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川床が茶色なので私には結構新鮮なのだ。

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これダメなやつ。ツキヨタケですよね。まだ先行者がいるので可食であれば放っておくはずないよね。

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もう小さい滝ばかりか。そろそろ源頭みたいな感じになってきた。

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小さいがまだ楽しめる。

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分かりにくい二俣。もう詰めですね。

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少し倒木も気になるが、支障なし。

この先で3人組パーティー×2つをパス。

間も無く水切れとなり、鞍部が近いので、少し左寄りにルートをとっていく。

丸山(武能岳)1495mを踏むのも今回の1つの重要な目的なのだ。

予想していたけれど、道があるはずもなく笹薮をかき分けて登る。

密度は大したことがないのだが、倒木もあって歩きにくくはある。

そして、重荷で笹で滑ってしまうこともあり疲れる。

所々、獣道が明瞭な所もあり、最大限利用する。

上部はシャクナゲとハイマツが出てくるが、山頂僅かなので厳しくなかった。

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立派な標識があるではないですか。こんなマイナーピークへよくいらっしゃいました。

積雪期や残雪期に南の赤沢山から周回できるのかしら。

南は展望効かないが、北面が多少見通せる。

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稜線は雲隠れしているが、私が行く頃には消えてほしい。

それにしても中々の距離がありますなぁ・・・。

鞍部に再度下るが、若干西が獣道が多いかと思ったが、それ程でもなかった・・・。

逆にトラバース気味になってしまい、滑って歩きにくい状況にしてしまった。

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鞍部付近。背丈くらいの笹だが屈強さは無いのでかき分けるのは楽。傾斜もないので先ほどとは打って変わって楽。

ウツボギ沢支流の沢へ問題なく下る。

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こちらのダイモンジソウや、ヤマアジサイに癒される。

再度、3人組パーティー×2つに追いついてしまう。

沢屋さんはマイナーピークの丸山と言ってもピンとこないようだった・・・。そうだよね。

せいぜい3m程度の小滝で、クライムダウンも普通にでき、ウツボギ沢へ。

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このウツボギ沢も緩い沢だそうだが。

ウツボギ沢を下るとすぐに右岸に天場あり。

間も無く広河原で、ここには絶好の天場でタープが張ってあった。

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宝川となった沢を見る。晴れ間が出て暑くなる。

さて、癒しのナルミズ沢へ!

しばし河原歩きをこなしていくと・・・。

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大物がいる。7mらしいが釜は深く泳がないとダメっぽい。

下の小さい滝の落ち口までは右から行けるが。

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滝の左の釜に吸い込まれそうに感じてびびって左岸を巻いた。

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緑が綺麗な色!!

ここで先行者を何人もパス。

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この手前でもパーティーをパス。10人くらいか?

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泳ぐのは消耗するので遊ぶのは控える。

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稜線が遠くに見えはじめ、青空も見えて最高だ♪

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何よりこの何と綺麗なこと・・・。

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ポットホールもあった。自然の造形を楽しむ。

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どうもやっとこさ大石沢出合に来たようだ。

結構疲れてきたし、後ろから距離を縮めてくる人もいないのでペースを落とす。

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気持ちがいい。

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水中眼鏡かけて水中を泳いでみたら楽しいだろうなぁ。

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難所なく晴れの沢を楽しむ。

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減光フィルターも久々に試してみたり・・・。

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ちょいちょい支流の小さな沢が合わさる。

そして、ナルミズ沢のハイライト。

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S字峡。うーん・・・、ここを突破せずに遡行したというのも何だかなぁ・・・。

ということで、極力へつりに徹しながら右を進む。

胸までどっぷりですよね。でも水中にホールドが踏めたり、手は割と良いこと、流れも緩いので楽しめる。

そのまま左岸を進めそうにも見えたけれど、明らかに右岸の方が楽そうだったので、そちらへ。

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水を吸って重い・・・。一度完全に上がって体温を取り戻す。

と、そのまま滝の左壁を大して労せずトラバース気味に抜けた。

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落ち口から下を見下ろす。トライして良かった。

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魚留滝8mとのこと。

多少のぬめりはあるが、右から取り付くと、ホールド沢山で安心して通過。

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トリカブト。秋の気配を感じる。

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また減光フィルターで写真を撮ってみる。結構疲れていますので休憩を兼ねて・・・。

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快適な遡行が続く。滝は易しい。

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青空がよく映える。

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だいぶ水量は少なくなったが、滝はある。小さいので苦労はしない。

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そろそろ滝も終わるか。

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これが最後の滝だった。

すぐ上で二俣。ここは狭いが泊まれそうであり、景観も素敵だったので迷ってしまった。

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右の沢で水をある程度汲んで、結局は稜線に上がることにした。

ここはまだ大烏帽子山まで200mくらい上げないとならないのだ・・・。

左も10分程度で水涸れとなるので、再度補給。

晴れた稜線ほど暑いものはないので、たっぷり汲んだ。

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そして、ナルミズ沢の最後のフィナーレを飾るに相応しい天国の詰め。

草原で風が通り、とても気持ちがいい。

巻機山・米子沢の時も晴れていれば、こんな素晴らしい景色だったのだろう。

踏跡は途中で稜線へ向かうようになったが、笹に突入するのは嫌だったので、右から草付と岩が露出している所を繋いで登る。

結構大変だよ・・・。体力不足ですね。

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何とか上がる。三角点は2つあるようだが?

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巻機山へと続く稜線の見事なこと!

遠望している山はどうも分からないのだが、飽きずに見ていられる。

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来て良かった!!

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さて、ジャンクションピークへひとまず行ける所まで行ってみるか。

下りは踏跡を辿っていく。こっちの方が登りでも楽だったかも・・・。

まだまだ標高上げるんですね。

風があってまだ今日は状況がいいけれど、これ快晴の時やったら熱中症になるかも。

笹で滑って何度も転びそうになりながら。笹を両手で鷲掴みして高度を稼ぐ。

稜線上にある、越後烏帽子(地蔵ノ頭)もしっかり頂上に立つ。

ガスが増えてきた。

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疲れて幻覚・・・、ではなく、ブロッケン現象ですね。

写真左奥が大烏帽子山なので、改めてそこそこあった。

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ようやく出た!ジャンクションピーク、一級の文句なしの登山道。

ここに来るまで、翌日どうするか結構悩んだ。

だが、さっきの登りで確信した。明日の天気が晴れならば、熱中症になりかねないと。

清水峠→蓬峠→一ノ倉岳へとつなぐのは相当の覚悟ですね。

大人しく、朝日岳白毛門へと下ろう。

さて、日没までそんなに時間が無い。

ビバークできる場所を探しつつ朝日岳方面へ進む。

流石に、朝日岳までにはあるでしょう。

完全に雲の中に入り、水滴を感じるようになった頃、ここだろうなと。

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1畳分のスペースがほぼ平らで、登山道も塞がないし、何より植生へのダメージがない。

帰ってきて調べたが、 上信越国立公園内でしょうか・・・。

これは反省・・・。ジャンクションピークの手前で済ませるべきだったか。

夜は展望もきかず、雲の中。

思ったほど寒く無く、ダウンを持ってきたが使わずよく眠れた。

 

  • コースタイム

白毛門駐車場(6:25発) → ハナゲの滝(7:00) → 白毛門沢出合(7:15) → 8m2段ひょんぐり滝(7:45) → 金山沢出合(7:55) → 鞍部(9:30) → 丸山(10:00) → 鞍部(10:30) → ウツボギ沢出合(11:20) → 8m滝(11:30) → S字峡入口(12:50) → 魚留滝8m(13:15) → 二俣(14:40) → 大烏帽子山(15:20) → ジャンクションピーク(17:15) → 行動終了(17:30)

湯檜曾川 白樺沢

単独で谷川周辺、湯檜曾川支流の白樺沢へ。

2週前に白樺沢支流の袈裟丸沢は遡行したので、端から登りつくすと思いまして。

起床が毎度おなじみ、最大の核心。

2時半過起床で3時前には出発するはずが、3時半頃の出発となる。

台風の影響が来る前に下山完了していなければならない。

白毛門駐車場に問題なく到着して、勝手知った道をサクサク進む。

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おや、西黒沢橋は今日は水が冠水していない。

水量は少ないのか?これが平静でこの前が多かったのか?

生ぬるい風が吹く中、足早に進む。いい調子で武能沢出合。

今回は沢を下ってゴルジュから。

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思わず唸る様相でワクワク。

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左は非常に少ない水が落ちており、先には魚留滝。

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水流突破はともかく、左壁へ取り付くのは楽々。

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残置もあるが、今日の様子では無くても難しくない。

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さて、今回はどう攻めようか・・・。

この前は上を巻いてしまったが、今回は棚を歩いた。

ぬめっていない所はフリクション最高なのだが、非常に恐ろしかった・・・。

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やっぱり水量は少ない。ここを右岸に渡る所は、今回楽々だった。

さて、ウォーミングアップは完了しているので、白樺沢へ入ったはじめの滝は・・・。

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今回は泳いで左を少しへつり気味にして進み、突っ張りで滝を超える。

上の滝は右壁を登って左岸に上がって越えた。楽しい。

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やっぱりラバー靴はいいねと思いながらサクサク進む。

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様子はだいぶ水が少ない印象だ。やっぱりね。

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さて、ここから先が本番。左の大滝が架かるのが白樺沢だ。

セオリー通りに左から登る。

階段というか傾斜が緩いので歩いて中段ほどまで行ける。

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水流はぬめりが厳しいね。そのまま草付きと滝の間くらいを進む。

棚みたいな所まで来ると、水流近くのラインに残置ハーケンが刺さっている。

ホールド良く、乗越てみると・・・。

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右壁も行けそうに見えたが、上段でまだ見えていない所がどうかと念のため左に上がる。

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右も染み出しが無さそうで、そのまま行けたか。

適当に左をそのまま上がって滝上へ。

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落ち口がすぐそこ。

それにしても、ここからよくぬめっている。

 

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こんな所、明らかに滑るでしょと警戒したが、1回転しそうなほどバランスを崩して転びそうになった。

先が思いやられる。

何だか全然惹かれない渓相で、藪っぽいというか詰めでは?と思うような・・・。

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滝が出る。乾いていれば何の問題は無し。

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たわしを使って、スタンスを磨いて登る。

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小さめの滝が幾つかあるが、ぬめり核心でそれ以外は何も難しくない。

そして、今回の中で圧倒的な極悪具合を放っていた、6m堰堤状滝。

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見た感じ、そんなに難しいの?と思われるでしょう。

豊野さん執筆のガイド本にも『意外と侮れない』とあるだけあって、手ごたえ十分でした。

何よりもぬめりがね・・・。まぁ、こいつもたわしで片っ端から磨き倒し、スタンスになる可能性がある場所は対処。

一番右の水流が少ない所を水をかぶって少し左に移り、ガバスタンスに立ち上がる。

そこからリップを探るが、何もないよ・・・?

ジャンプして腕で上体を上げて顔を出して覗いたが、少しくらいはホールドあるのでは?という期待も敢え無く散る。

でも、平らであるのであれば、ボルダリングではこんなの余裕で普通じゃん?と自分を鼓舞させて、地ジャンして右ヒールを一気にリップに掛けてマントルを返した。

6m近い高さでこんなムーブするとは予想だにせず・・・。

落ちても死なないだろうけど(多分)、骨折くらいは余裕でして相当痛いよね。

上から観察すると、右岸巻きが一番楽そうであり、踏跡らしきものも見えた。

残置スリングが灌木に掛かっている最も右も余り良くないのでは?

その後はスイートな滝が待っている。

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いずれも小さいので楽々だ。

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倒木も一応あるんですね。こちらの方では矮小な木だけと思っていた。

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8mほどあるそうだが、水流近くの左壁が簡単に登れる。

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最早、ぬめりとの闘い、トレーニング。

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稜線が見えてきましたね。沢も水流が元々少ないので、そろそろ?

二俣もないので、最初からガイドをいちいち確認もしないのであった。

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右壁を歩いて越える。青空も出るが暑いねぇ。

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この滝は虹が滝つぼに架かっていた。

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まだまだ夏ですね。5m程度かそれ未満の滝で簡単なので、どこを登ったか記憶に残らない。

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これは結構落差ありそうですね。10mはあるのでは?ガイドは低く見積もっているけど。

右のしたたるぬめりから取り付き、左に少し移動して直上。

途中、残置ハーケンあり。左足のスタンスを磨けば楽々登る。

上にはビレイしやすそうな灌木があった。

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そろそろ終了でしょうか・・・。

沢が分かれ、水が多い左へ。

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まだありました。左を上がったら、そこが旧道だったとさ。

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今日は日曜日だし、台風も来ているから、誰もこの時間帯に通らないですよね。

小休止して下山開始。

お金を持っていれば、ピーク踏んで土樽駅に下山してというコースもとれたが、無一文であった。

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台風が来ていなければ、間違いなく稜線に上がっていたがぐっと堪える。

コースタイムで多く見積もっても、20時には下山完了するはず。

折角なので、今日は旧道で戻ることにした。

危険うんぬんの注意書きがあるが、これ程体力にも時間にも余裕があれば、心配はないでしょう。

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こういう沢を通過する場所以外は、先ほどの旧道より歩きやすいくらいだ。

それにしてもトンボとトカゲとヘビが多い。トンボはともかく、トカゲとヘビも10分に1回は必ず見た。

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あちらの稜線も素敵だなぁ。大倉沢、抱返り沢などは自分のレベルで行けるだろうか。

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谷川本峰の方も見事であります。ロープウェイで登っては楽しみ半減なので、どういうルートで回ろうか。

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芝倉沢は堰堤がある。びっくりだ。

スカイラインが見事だ。ここから稜線に上がるコースもあるようだが、それ如何に・・・。

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頑張って作りましたね。堰堤より、その先の石組みが特に目を惹いた。

今ではそういう職人が殆ど残っていないのではないか。

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これで稜線が見える景色とはさよなら。

道幅は更に広くなるが、石を敷き詰めたような道で足には優しくない。

車が通ったような痕跡はないですね。

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ここからは新道へ出るべく下る。

すぐに巡視小屋の分岐に出た。ここに出てくるんですね。

 もう後は何も見るべきものは無し。さっさと車へ戻る。

白樺沢は滝はたくさん登れていいと思うが、小さい滝が多く簡単だがぬめるので、少し飽きる。

適度に10m超があると良いなと・・・。贅沢か。

袈裟丸沢の方が全体的に綺麗で滑も素敵だと思う。

さて、温泉はと・・・。

『湯テルメ谷川』は十分素晴らしいことは前回分かったので、他も開拓。

『上牧 風和の湯』へ向かう。完全貸し切り!

露天の浴槽は狭いが、最後まで独占状態でうたたねしてしまう。

アルカリであるが、ぬめりはなくさっぱりした感じ。

混雑がなかったので、バイアスがだいぶかかるが最高だ♪

次いで、お腹を満たしに。

亡き『その空の下で』のひろたさんが行っていた、沼田駅の近くにある『山彦』へ向かう。

とんかつ定食を食べる。風味がいい。肉はそんなに柔らかくはないがいい厚みで十分に美味しく980円と良心的。

ご主人はお年を召して耳が遠いようだ。調理はおかみさんのようだ。

尾瀬の山の写真が飾ってあって、山渓が凄く沢山置いてあって、待っている間じっくり見てしまった。

その後は下道で帰路へ。軽井沢で寄り道したとはいえ、5時間近くを要した・・・。

 

  • コースタイム

白毛門駐車場(6:18発) → 湯檜曾川入渓(7:45) → 白樺沢出合(8:15) → 袈裟丸沢出合(8:35) → 6m堰堤状滝(9:10) → 10m滝(10:20) → 国道合流(10:35)  → 旧道分岐(11:10) → 芝倉沢(12:20) → 新道への分岐(12:45) → 巡視小屋(12:55) → 白毛門駐車場(13:45着)

瑞牆

午後から瑞牆へボルダリング

ちょうど行こうと思っていた所に、Kさんから連絡があり、ご一緒する。

それにしても、暑い・・・。暑すぎる!下界よりマシとはいえ・・・。

それでも、沢山の人がいた。

  • 光合成(初段) 敗退
  • 眠った風(初段) 敗退
  • 眠った風岩の課題(5級) RP
  • 十里眼(1級) 敗退

いやぁ、『光合成』は芸風ではく、スタートも切れず・・・。

股関節も硬いし、まぁ無理だよねという感じ。

『眠った風』はいい具合だったが、結局押し切れず敗退!

よれていないのに湿気でダメみたい。ホールドいいのにショック。

5級課題も見れば見るほど、そんなに良くなさそうに見えてトライ。

3回ほど打ってようやく登る。5級って難しいよ!

暗くなる頃、『十里眼』を触るが、全くスタート切れない。

今日は登る日ではなかったね・・・。エンクラでは良かった!

小川山

午後から小川山へボルダリング

毎度、朝の涼しい時間帯に行けないのは仕方がないが、雨は勘弁だ。

到着したときにはいつ降ってもおかしくないような曇天。

石楠花エリアを急いで上がる。

『忘却の河』はR君と一緒に来た時に登るとして・・・。

宿題だった『ミケ』をトライ。

湿気は感じるが、足も濡れていないし、状態はまずまず。

4回ピョンピョンして、いつもと違う右手の持ち心地の良さを感じた。

5回目で飛びすぎて右手が外れる。

雨が落ちてくる!!焦りはないが、残念な気持ちは少なくない。

そして、6回目でやっと登れた。

マントル1回以前にやっておいて良かった・・・。

いやぁ、気持ちいやら嬉しいやら。確か通算4日かかっている。

50回程度飛んだか?

動画も撮れて満足。

登れたので、短時間の滞在であったが、雨での撤収も気分が軽い。

6~7月の暑さに比べると、幾らか和らいだように感じる。

今年残り4ヶ月、どこまでレベルアップ出来るか!!