遠流日記

登山・滝見・バイク等、趣味日記  ★沢パートナー大募集!★

森山(盛平山)

今日は仕事には夕方までに行けばいいので、アクティブレストとして緩めの山をどこにしようか迷っていた。
もう少し天気が良いかと思ったが、曇天どころか雨が落ちてきそうな空だ。
結局、帰り途中にある遠山郷里山然とした森山にした。
地図には送電線がこの山の南西から北東に走っているので、どこかしらに巡視路があるはずで、下調べもせずに適当に国道から入っていく。

北側から周囲を回っていくと、最も標高を上げた鞍部のような場所がそれだった。
火の見やぐらと社があった。

植林で手入れもされており、歩きやすい尾根道。

巡視路をそのまま登っていく。
山頂付近は北の送電線の方から回り込んだ。

分かりやすい山頂。展望無し。
四等三角点、点名は森山。

鬼面山北の上烏帽子山、昨日見た『火の用心』のプレートと似た山頂標識だ。
盛平山とある。複数の呼び名があるようだ。
三角点より少し西側の方が高いようにも見えたので、そちらへも向かう。

特に何も無い。いつもながらお馴染みのマイナーピークの様相。
帰りも適当に同じような所を戻った。
帰ってきて、森山について調べると…。
山名事典には記載がない。しかし、遠山郷里山として、龍渕寺から遊歩道が整備されていたらしい。
そちらの方が良さそうだったなぁ…。
里山は高頻度で寺院や神社から道が付いていることが多いという基本通りだと反省。

  • コースタイム

巡視路入口(7:25) → 森山(7:50) → 巡視路入口(8:10)

矢筈山 六呂場山 不動岳 鎌薙の頭

南アルプス深南部へ。
山梨より、前夜入りすべく車を下道で飛ばすが、茅野から既に雪が舞う。
到着は2時近く…。途中休憩は1度のみであったが、ここまでかかるとは予想しなかった。
二度寝をして、のろのろと食事を取り、6時もだいぶ過ぎた頃、ようやく出発した。

この車止めの前が駐車地点。一応どかしてまだ入れるが、ここから歩く。
稜線付近はガスで、どうやら昨日から降ったであろう雪もかなり見える。
さて、積雪状況は如何か・・・。

数分で、法面が崩れたか、斜面からの押し出しが見える。
ここは一応車でも通れる。足早に通過する。
20分ほどで、本ゲートへ。

登山計画を書いて、ゲート先すぐの分岐を左へ向かう。
作業小屋があった。現役であり、薪がたくさんあった。
林道は沢を渡り、そのすぐ右が矢筈尾根の取り付きで、ここからは山道となる。
本当に尾根の末端が取り付きだ。

そこには社がある。そこまで荒廃していない。手を合わせる。
横から登って、すぐに林道となるが、出会うのみで、尾根をそのまま登っていく。
黒い取水ホースがしばらくこの尾根上にある。

取水ホースはそのうちトラバースしてしまうので、そこからは尾根を歩く。
少しの藪で殆ど歩行に支障が無い。目印は時折見られる。踏跡は錯綜しているが、概ね稜線辺りにある。

ひときわ目を惹く巨木が途中にあった。

その内、少しずつ雪が地面に乗るようになる。
上だけ見ていると余り無いが、振り返ると良く分かる。

傾斜もやや緩んでしばらくすると、1412m地点。
ここは切り開かれている。展望はそこまであるわけではないが、目指す稜線延長上にある、丸盆岳なども見えるのだろう。

少し下って登り返した先が、矢筈山。三等三角点(点名、矢筈)。
三角点は文字が黒く塗られている。展望無し。

山頂からは殆どアップダウンがない地形が地図通りに続く。
古い目印と比較的新しい目印が散見されるが、歩きやすいところを適当に進む。

中々いい味の小さい標識が打ちつけられていた。

倒木がやや気になるところであり、登も多少増すが問題なく、主稜線へ出た。標識もある。
そして、この飛び出した1740m地点には、矢筈山の標識があった。

うーん、ここではないと思うのだが・・・。
六呂場山への稜線と逆側も踏跡があった。
獣道でもあるが、この先、黒沢山まで行けたら楽しそうだ。

若干急な比較的細い尾根だ。
上に中途半端な雪が乗って、中々歩きにくい。
踏跡はあるが、雪でどの程度の濃さが少々分かりにくい。

六呂場峠には標識があった。反対側を向いているので、下ってきたところを撮る。
上り返して、六呂場山。

普通の山頂だ。中々、尤もな標語ですね・・・。肝に銘じよう。

三角点は綺麗な状態。先ほどの矢筈山といい、新しくされたのだろうか。
最悪、ここまでの様子が悪ければ、六呂場山から南西に延びる尾根を下ろうかとも思っていたが、余裕はだいぶあるので、迷わず先へ行く。
アップダウンが少しあった。

1799mピーク。恐らく展望があるはずなのだが、いまひとつ。
稜線はガスが出たり消えたり。この付近も晴れ間があったり、雪がチラついたりと目まぐるしい。

真ん中奥のピークは黒沢山のようだ。1901m付近の崩壊地も遠くなった。
手前の尾根が右の1814mから来るものらしい。
こう見ると、以外と黒沢山へも意外と近いか?
更に原始の世界が広がっているのだろう。想像力をかき立てられる。

そして、いよいよ深南部らしい笹が顕著となる。
笹にもかぶさり、下にも雪があり、スパッツがなかったら惨事だ。
ストックで払い落としながら進んでいく。
いよいよ不動岳の気持ちよさそうな笹原が見えて気分は上がる。

風がそこそこあって、雪がちらほら空から舞ってきたり、木の上からも落ちてきたりする。
しかし、とにかく、本行程中、一番この2009mに乗り上げる直前が辛かった。

笹の上の雪が乗ってとにかく滑る。倒木が隠れており、脛をしたたか打ち半泣き。
たったあれだけの距離で、雪が利用できるところは、正にオアシスだ。

やっとの思いで、2009mの平坦地に到着。もう少し早く到着するかと思ったが・・・。
鎌薙方面を見る。あちらも結構寒そうだ。
今日は、ハードシェルで臨んで良かった。ここで、小休止。
防水機能が殆どない合羽を下だけ履いて進む。
この辺りは胸近くまであるが、まぁ、倒木さえ気を付ければ普通に歩ける。

東側は天気が良さそうだ。


下からも良さそうと思っていた不動岳への稜線は、期待を裏切らない。
こんな4月になってもこのエリアで霧氷が見られるなんて感激。
そしてとても歩きやすくなった。

そして、不動岳の頂上へ。三等三角点(点名、不動ヶ岳)。
団子標柱は、自立せず足元に転がっていた。
残念ながら、ここでは展望が殆ど無くなった。
風雪ともに許容範囲ではあるが、強いのですぐに折り返しだ。

下る途中に先が見通せるようになる。あちらも雪煙が上がっているのが見えて、やっぱり寒そう・・・。
たまに雪が切れる。

素晴らしい景色だ。下るのが勿体ないが、先の様子もまだ気になる。

エビの尻尾もこの通り!
鹿ノ平を通過。良いテント場がある。
噂に違わぬ良い雰囲気のところだ。

寸又峡への道は数十m先はあるように見えたが、その先は視界不良で、全く分からなかった。
シャッターチャンスは、もたもたしていると逃してしまう。

こちらの崩壊地の際も景色が良い。
西と東のどちらにテントを張るかでも悩むところだ。

いい稜線だ。時々見られる展望を楽しむ。上の写真は振り返っての一枚。
深南部にはまる気持ちがよく分かる。この笹と立ち枯れの木は・・・。
不動岳から見たとおり、この辺はとても風が強かった。
西風が当たる右の顔半分が麻痺したようになってしまった。
残雪を利用できるところもあるが、たいていは笹が滑って悩まされる。
下山路を確認して安堵する。鎌薙ノ頭を踏みに少し先へ。

鎌崩岳ともいうのか。展望無し。
標識も年季が入っている。
ここから先はまたいつの日か・・・。

下山路は踏跡はかなり明瞭と言える。
笹が覆うのもはじめだけで後は快適。
サクサク降りていくと、途中、展望地がある。1863mの崩壊地上か。


皆、ここでこの景色を楽しむのだろう。
黒法師山から先の鎌薙ノ頭までも繋げたいし、寸又峡からの周回や、麻布山と前黒法師山からのアプローチなど、どういう行程で行こうか・・・。
とにかく、黒法師山は要の山だ。

目印も結構あるので、まず外さない。下は笹が枯れている。
こうなると、もう雪で滑る心配がないので、雑な足置きで楽々下山だ。

1424mの地点かな。そのうち完全に植林地帯となってくる。

林道が右に見えてくる。護岸工事もやったようで、人口臭がここは強い。
崩壊地のところを修復したのだろう。
そのまま尾根を北西に下りかけると、何か変だ。
右ばかり見ていて危うくそのまま下ってしまうところだったが、踏跡が明らかに薄くなったので気づいた。
ここで明瞭に左(北)に向きを変える。目印もしっかり付いていた。
植林は比較的手入れされているようだ。

トラバースとジグザグが交互に続き、植林地帯はいつもどおり面白くない。
一箇所押し出しを通過するところが歩きにくかった以外は何も問題なし。

いよいよ、林道が下に見えてくると、こんな標識もある。

そして、だるーい林道歩きの始まりだ。
まあ、景色と花を見ながら気を紛らわせよう。

面白いツララ。
林道上には落石多数。この山域はとても特徴的に脆いようだ。

初回、橋を渡る沢。葵沢か。この橋のすぐ上に大きな滝が見えるのだが、降りるのがちょっと辛い。
頑張れば降りられると思うが、断念。

黒法師岳の登山口を見送り・・・。
このすぐ先には林道支線の始点となっており、休憩所があった。


見ごたえのそれなりにする滝がいくつも近くに落ちていた。

これは最も大規模な押し出し。おそらく、これを来週から修復するのだろう。
稜線のかなり近くまで修復されたのが見えた。

あのピークちょっと気になる。何でしょう・・・。

シブロク歩道なる標識。帰って調べてみると、1682mピークに突き上げる尾根に行くらしい。
麻布山の北西に延びる尾根が使えれば、このシブロク歩道もいくらか使い道がありそうなのだが。

造林小屋。結構いくつもあるようだ。

上足毛沢付近を歩いていると、何とカモシカが数mの間近にいるではないか!
鈴はうるさくて嫌いなので、ストックを時々叩いて熊除け代わりにしていたので油断していた。
奴は顔を向けるのみで、他の部位は微動だにせず。
様子を見ながら、5mほどの距離を通過した。




その後は何のイベントも無く、滝見をしながら林道をこなした。
夏はヒルが発生する可能性があるので、不便だが、この変には大物の滝がいそうでまた来たいものだ。
ゲートで下山記録を残して、無事に戻る。
16時には着くはずだったが、だいぶ遅れてしまった。
今回は、それなりの標高差と距離があり、気合を入れて行ったせいか、まだ余裕があった。
残雪期の大物を狙う準備に手応えを感じたが、今年は雪解けが早いのでどうなるか。
この辺りにはシロヤシオが咲く時期に来られればいいなと思う。
深南部、興味深い!!

この後、車に乗り、国道152号線に出るのに、行きと同じように草木トンネルを目指していたのだが、草木辺りの直前でまさかの通行止!!
もっと前から告知してくれよ・・・。無駄に10㎞くらい余計に走らされた。
まぁ、あの強風ではどうにかなっても仕方が無いか。

  • コースタイム

駐車地点(6:30発) → ゲート(6:50) → 巨木(7:30) → 1412m(8:20) → 矢筈山(8:40) → 稜線(9:40) → 六呂場峠(9:55) → 六呂場山(10:20) → 1799m(11:00) → 鹿ノ平付近(11:55) → 不動岳(12:30) → 鹿ノ平付近(12:50) → 鎌薙ノ頭(13:35) → 1863m展望所(13:50-14-00) → 1424m(14:25) → 尾根外す地点(14:40) → 林道(15:00) → 等高尾根基部(15:15) → シブロク歩道(15:45) → ゲート(17:05) → 駐車地点(17:25着)

貉山 滝戸山

この山域のどこかには、カタクリが群生している。
それも目当てに午後の空き時間を利用して未踏の貉山を絡めて歩く。
登り始めは、金毘羅神社から。

ここまでは車で来られる。裏参道からで、少しズルした気分…。

正面に裏側から回るシュールさよ。

瓦がいいアクセント。境内には桜があるが、主張は控えめ。
さて戻って貉山へ向かう。

少し林道を進むとゲート。冬季封鎖中だ。
ここからバックするように尾根に向かう道あり。

石積になっているのを横目に進む。

スミレが足元に多い。今年は桜もあっという間に見頃を過ぎてしまったが、春を感じられた。

道形は明瞭。よく掘れている。
傾斜は緩めで歩きやすい。

尾根をトラバースするように道はついていたが、直登すると林道が上に見えた。
適当にそのまま突っ切るとすぐに貉山に。

いつもながらの里山っぽい山頂で展望は無い。

特徴のある山頂標識あり。
意外とあっさり来たので、滝戸山まで向かうことにする。

最後は若干急なようだ。
この先も特別歩きにくさは感じない。
何と途中で下山してくる人がいた。
私の軽装には驚いたことと思う。
靴以外は出勤時の服装といういでたちであった。
そんな恰好で登っているものだから、風が強く吹くと寒い…。
尾根の西側は風当りが強いので、少し東側を歩く。

山頂直下。確かにやや急だが、大したことは無い。
右寄りに向かい尾根に取りつくのが正解だろうが、そのままジグザグに直登した。


ここを踏むのは2回目であるが、初回の記憶はあまりない。
山頂からは一部が伐採されて西側の展望が一応ある。

透明度がよければ、南アルプスあたりが見えるのか。

三角点から少し南にある、この『南無法蓮華経』の碑は覚えがある。

往路を戻っても面白くないので、北西尾根を下ることにした。
目印は若干あり、踏跡は薄くある。

林道が眼下右に見えてくる。
この先少し岩があるが、問題なく下れる。危険は少ない。

鞍部目指して下ると、標識があった。
どうやら、本来の登山道はトラバースして西側を登っていくらしい。

標識も出た。甲陽学園の先から登ってくるとここに出るのだろう。

林道のヘアピン部分へトラバース気味にして出る。

さて、本来ならば退屈な林道歩き…。花を探しながら進むとしよう。
そのまま金毘羅神社まで左へ下れば着くのだが、貉山直下へと向かう。


この辺は良く見る。青空もすっきりしているところはあり、映える。

登りでは直登したが、本来登ってくる場所から下山。
何も標識等無いが、踏跡とここしかない所なので分かるはず。

最後の尾根も、そのまま右寄りの来た道とちょっと違う所が歩きたくなり、西向きの尾根を下って林道に出て戻った。

意外と天気がもってくれて、雨にやられずに済んだ。
そして、この山域のどこかにあるカタクリにも癒された。



群生しているのだが、余り目立たないし、林道も封鎖されているし、知る人は少ないと思う。
今シーズンも色々な花に会いたいと思う。

  • コースタイム

金毘羅神社(13:20-13:25) → 貉山(13:55) → 滝戸山(14:25-14:30) → 林道(14:55) → 貉山直下下山口(15:20) → 金毘羅神社(15:40着)

バラの段 大光山 一本杉山

R君と共に、安倍奥の山へ。
登山を始めてまだ浅い頃に聞いた、『おおぴっかりやま』の響きが忘れられず、いつかいつかと思っていてようやく今日に至る。
山梨からだと梅ヶ島は行きにくい。
いつになったら梅ヶ島林道は通れるようになるのだろうか。
3時間をかけて到着。
にもかかわらず、一眼レフを忘れるという大失態…。
大した腕は無いが、これは不覚。

ここの登山口付近に停めて歩き始める。
植林地帯でよく整備されている。

ジグザグに標高を上げていくと雪が出てくる。
まさかこの標高から雪とは、やや甘く見ていた。

林道に合流する。先行者がいるようだが、犬を連れているような足跡でやや古い。
若干の踏み抜きを嫌気して、ガードレールの影の締まった部分を歩いていく。

これは見覚えがある。旧道入口。
踏跡がある。折角なので、林道を歩くよりこちらが面白そうでこれを行く。
沢沿いをトラバースするように道が付いているが、落ちると危険。
アイゼンを間もなく装着する。私は本当の軽アイゼンしかなく、今後やや不安要素あり。

沢沿いでとても気持ちがいい。
適当に沢を左右にまたいで進んで行く。

水源の標識あり。ここですぐに伏流となった。

さて、安倍峠。石仏あり。地面に這いつくばって撮る。
ここからの斜面は日影になっており、氷化しつつあり、軽アイゼンでは登りはいいが、下りではかなり危なかっただろう。

5分程度で展望地あり。素晴らしい天気。
大沢崩が正面に良く見える。ああ、富士山にもまた行かないと。

快適な稜線。雪も僅かに緩んでいて歩きやすい。

バラノ段。顕著なピークというより通過点という感じだが、三角点あり。
この先やや急な登りあり。
ここで泊りの方をパス。もう一泊するかもと話があり、羨ましい限りだ。

ワサビ沢の頭。こちらは更に通過点に近い。標識がなければ、注意深くしていなければ気付かないかも。

途中ここだけ植生が変わる。

大笹ノ頭。ここも小ピーク。

お手製の標識。安倍の大滝への分岐。
間もなく奥大光山。

展望も無く、山という感じがあまりしない。最高点は踏んでおく(笑)
南アルプスジャイアンツが遠くに見えるところもあり。

そして、お目当ての大光山。
静岡県の団子標柱。

三角点は結構むき出し。
泥濘であり、展望も無くすぐに先へ。

十枚山分岐がすぐにある。十枚山、あんなに立派な山だったか…
この辺りは本当に展望が良いところがある。
ここで東京からの登山者に会う。
結構登られているそうで、山座同定も的確。

南アルプスの南部には今年は行こうと思っている。
しばらくゆっくりした。
ひとまずの目的を達成して、あとはマイナーピークを攻めに行く♪

この笹の雪道もお別れ。
植林となり、明確に左斜面をトラバース気味に下りていく。

終点が小屋。風雨は防げる程度か。ワサビ田の跡あり。

標高は殆ど変らずに、東峰分岐。
一般登山道は下って行ってしまうが、みすみす一本杉山を見逃して下山するのは勿体無い。
これが今回2つ目の目的でもある。
はじめは登りが辛く感じるが、すぐに緩くなる。
踏跡もまずまずの状態だし、目印もお手製標識がたまにある。

いつ稼働していたのだろうか。古いモノレール軌道あり。
稜線をまたいで切り出して運んでいた模様だ。

途中、崩壊地の際を通る。えぐれており、少し注意。
藪っぽさも余り感じず、植林の中を進むと…。

一本杉山。三等三角点。展望はまぁ無い。

標識もあり。マイナー臭がして良い感じ。
そのまま南下して東峰に降りてしまうと、林道歩きが長くなる上、バスの時間にも間に合わない可能性もあるので、西の尾根を下る。

時々展望あり。山伏から大谷嶺も歩きたい。
携帯カメラしかないことが悔しい。

その先、のっぺりした地形の部分では、伐採がされて南側が開ける。
一本杉山の一本かと思う木がある。ただし杉ではないようだ。
のっぺりを過ぎると、柵が左に見えてくる。
害獣防止のものか。ここしか無いというところで、右から左に柵の隙間があり抜けている。

また相変わらずの植林である。少し飽きる。
980m辺りで作業路が横切るところには一応目印あり。

ただしそれ程目立たない。この歩道も現役なのか?
最後は750m付近で南の尾根を下る。
少し右に寄ってしまい修正して下る。
法面の絶壁を心配していたが、その際を見ながら無事に降り立つ。

草木のバス停まで歩き、無事にバスに乗る。
R君、バス代ありがとうございました。
黄金の湯で、先ほどの登山者と一緒になり、話しながら終点へ。
旅館の経営もここでは厳しいのかな。営業しなくなって久しいであろう建物を見ながら、車の回収へ向かう。

最後の登りをこなして終了!
さて、温泉!
探すのも億劫で、先ほどの黄金の湯へ向かうが、営業終了!
旅館ではわかるが、信じられぬ…。
コンヤ温泉に向かうと、本来であれば終了しているそうだが、山梨から来たということもありご厚意で入れていただいた♪
ここは居心地がとても良かった。露天は熱いのだが、山野草が周囲にあり特にこれは良かった。
お土産のわさび漬を購入♪
これと日本酒があればもう今日はフルコースで満足だ。
途中で、磯自慢ののぼりがある酒屋を見たが、行けば良かったかな…!?
夕食は店が無く、身延駅前で残念な感じとなり、運を使い果たしたか。
今回は1日よく楽しんだ。


  • コースタイム

登山口(8:20発) → 林道(9:10) → 旧道入口(9:20) → 水源地標識(9:50) → 安倍峠(10:00) バラノ段(10:35) → 大笹ノ頭(11:45) → 奥大光山(12:20) → 大光山(12:50) →展望地(12:55-12:15) → 水場の小屋(13:45) → 東峰分岐(13:55) → モノレール軌道(14:15) → 一本木杉山(14:40) → 伐採展望地(14:55) → 地図記載の道横切る(15:20) → 車道(16:00) → 草木バス停(16:15) →→→ 登山口(17:05着)

恩若峯(恩若ノ峰)

手近で未登の山へ。
国土地理院にも記載のある恩若峯。
西側から攻める。

果樹園の一角、堰堤のある沢を渡ったところが、駐車スペースに適して広くなっている。
車はそこに停めて歩き出す。
舗装路を僅かに歩くと、害獣防止用の金網ゲートが二つある。そこが入り口。

しかし、ここからは眺めが良い。

あと2週間も経てば桃の花が咲き桃源郷とも言える景色が広がるだろう。
私は花粉症なので、地獄絵図とも思えるので、複雑な気分だ。

ゲート前にはいい感じの目印あり。右側のゲートを抜けるが、内部は繋がっている。
この先は歩道。道ははっきり歩きやすいが、冬でなければ藪っぽいかもしれない。

植林地帯も通過していく。地図の作業路は一応現役のようだ。
尾根に乗るトラバース部分ではショートカットして植林地帯を登り再度作業路に出た。

南に延びる鞍部には標識があった。こんな所歩く人そんなにいないと思いきや・・・。

西の顕著な尾根に乗るところには標石あり。
間もなく、恩若峯に到着。


展望は無く、二等三角点(点名、大藤村)と山名標識がかかっている。

割れていたが、こんなのもあった。里山の括りでいいのだろう。
源次郎岳まで進んでも良いが、一度踏んでいることもあり、余り惹かれず戻ることにした。
全く同じ道では芸が無いので、そのまま西尾根を下ることにした。

標識も一応あったが、こちらの方がやはり歩かれていない。
でも目印もあるし、多少の倒木はあるもののの歩きやすくはある。

どこからの尾根でも登れそうな様子だ。
北側からのアプローチで、下日川峠の周回とするのが最も楽しそうだ。

  • コースタイム

駐車地点(9:50発) → 鞍部(10:25) → 恩若峯(10:35〜10:40) → 駐車地点(11:10着)

雨ヶ岳 タカデッキ 大見山 毛無山

R君と共に、朝霧高原の山へ。
根原からアプローチ。

この先は中々の凍結具合で、大人しく駐車料金500円を払い停めて歩き始める。

車道歩きが、このA沢貯水池で終わる。

東海自然歩道の分岐。端足峠へ向かう。
植林地帯を登っていく。勾配も大したことが無い。

端足峠からは富士山が見えた。
今日は下り坂の天気らしいから、こんな展望もここまでかと思った。
北東の竜ヶ岳も結構距離を感じる。

向かう反対側はこのような状況。大した雪ではない。
すぐ途中で一応アイゼンを装着。


途中は冬の曇天らしい景色。

もっと時間がかかるかと思っていたが、雨ヶ岳まではそう大したことはなかった。

三等三角点。
ここでご飯をもらう♪懐かしのゆかりご飯。
佛峠へと続く北側にも目印が付いており、一応歩かれているらしい。

先の様子は雲が良い感じだ。稜線が出たり消えたり。
少し下って、殆どは登り。

途中には古い標識があり、萌えた。

勾配が緩めなので、タカデッキまであっさり。

晴れていれば、笹原と青空、富士山が見えて気持ちが良いのだろう。
余りぬかるまなくて済んでいるのは幸いか。

大見山は展望なし。標識はこれのみ。
ロープが張ってあり、廃道となった様子を見に行ったが、中々雪も深く下山にはここからだと苦労しそうだ。

毛無山、最高点にはこれがある。ここは大見山ではない。
山梨百名山を目標にしていた頃には来た記憶がないので、これでようやく登ったことになる。
まぁ、小ピークで展望もないので、地味。

植物はマルバダケブキの枯れた後のみで、あとはこれくらいしか被写体が無い。

ガスに巻かれるが、それも僅かで、寒くは無い。


毛無山の三角点へ。
静岡県の団子みたいな山頂標識は記憶にある。
ここでは、バスに乗って戻れる時間だろうなどと思っていたが・・・。
ジェットボイルは持ってきたが、肝心の食べ物が無いというお粗末な結果で、ここでは写真を撮ってほぼ素通り。

ちょっとした岩場が北側にあって、アルプス展望台あり。まぁ、当然のように見えない。

すぐ先の標識は昭和の香りを強く醸していて素敵だった。
ここから下山。

雪がどんどん少なくなってくる。凍結と土が入り乱れて歩きにくい。
途中でアイゼンは外した。

5合目は少し豪華な標識だった。

4合目はヘリポートみたいになっていた。振り返ってそこから一枚。

祠を通過。見落としそうになるかも。

不動滝。水量は今の時期には全く期待していない。
二段になっており、中々の落差だ。
紅葉や新緑のときは美しいに違いない。
もうこの辺りでバスに乗るのは絶望的な時間になった。

植林を経て分岐を見る。
こちらのコースにも滝があるそうなので、また来た時にはぜひ見たい。

沢を挟んで・・・。
いよいよ、登山口へ。堰堤の所はどちらの道か少し分かりにくかった。

こんな遺物もあり。
廃棄するのが面倒になったから、案内板つけてそのまま放置しているような気が・・・。

神社は社は新しめ。石灯篭などは年季が入っているようだ。
ここから完全に車道歩きとなり憂鬱な時間が始まる。

キャンプ場はこの時期はやはり少ないみたい。
悪あがきして、歩道の土の部分を選んで歩いていく。

東海自然歩道をそのまま進む。
途中、登るようなところもあった。
牧場の臭いが辛く、暖かい時期などは、ちょっと想像したくない。
道の駅に出て、最後の国道歩き。歩道はしっかりあるので、まぁ何とか。

最後は少し上り坂になっていた。最後に富士山を写真に収めて戻る。
バスに乗らずとも大した距離ではなかったようだし、これはこれで良し。
御坂のキッチン成田で極上のとんかつを食べて、みさかの湯で長湯をして終了。
中々充実した日だった。
もっと山へ雪を踏みに行きたいな・・・。


  • コースタイム

駐車地点(8:55) → 端足峠(10:05) → 雨ヶ岳(11:15-11:25) → タカデッキ(12:00-12:05) → 大見山(12:40-12:45) → 毛無山最高点(12:50) → 毛無山三角点(13:05-13:20) → 祠(14:55) → 駐車地点(17:05)

大堀山

今日もマイナーピークへ。
国土地理院地図にも山名がある、大堀山。
甲府国際ゴルフ場へと続く道の途中から取り付く。

金網があって開けるのが難しいので、右を乗り越えて斜面に取り付く。
どうやら林道っぽいのは、ゴルフ場コース内整備のための道のようだ。

電線が走っており、それと植林との境を登って行く。
傾斜は大したことがない。
すぐに主稜線へと出て、何やら人工物。

テレビ中継所らしい。
すぐ近くに達筆標識が架かっていた。

もう25年近く前のものだ。
ここは地図上のピークではないので、少し先へ行く。

ここが山頂。
どうにも地味だ。

目印もあった。
折角なので、尾根上にある三角点も踏みに行く。

尾根上にはほぼ雪は無く、日陰に僅かに残るのみ。

三等三角点、点名『切久保』。
展望が良い訳でもなく普通のピーク。
ここら辺の点名を調べてみると、大栃山の三角点は胡桃郷、そこから北にある三角点には小栃山という点名が付いている。
そういった場所も今後は気にしていこう。
帰りも同じ道を戻った。

  • コースタイム

取付(14:40発) → テレビ中継所(14:52) → 大堀山(14:55) → 三角点(15:05) → 取付(15:27着)