この山域のどこかには、カタクリが群生している。
それも目当てに午後の空き時間を利用して未踏の貉山を絡めて歩く。
登り始めは、金毘羅神社から。
ここまでは車で来られる。裏参道からで、少しズルした気分…。
正面に裏側から回るシュールさよ。
瓦がいいアクセント。境内には桜があるが、主張は控えめ。
さて戻って貉山へ向かう。
少し林道を進むとゲート。冬季封鎖中だ。
ここからバックするように尾根に向かう道あり。
石積になっているのを横目に進む。
スミレが足元に多い。今年は桜もあっという間に見頃を過ぎてしまったが、春を感じられた。
道形は明瞭。よく掘れている。
傾斜は緩めで歩きやすい。
尾根をトラバースするように道はついていたが、直登すると林道が上に見えた。
適当にそのまま突っ切るとすぐに貉山に。
いつもながらの里山っぽい山頂で展望は無い。
特徴のある山頂標識あり。
意外とあっさり来たので、滝戸山まで向かうことにする。
最後は若干急なようだ。
この先も特別歩きにくさは感じない。
何と途中で下山してくる人がいた。
私の軽装には驚いたことと思う。
靴以外は出勤時の服装といういでたちであった。
そんな恰好で登っているものだから、風が強く吹くと寒い…。
尾根の西側は風当りが強いので、少し東側を歩く。
山頂直下。確かにやや急だが、大したことは無い。
右寄りに向かい尾根に取りつくのが正解だろうが、そのままジグザグに直登した。
ここを踏むのは2回目であるが、初回の記憶はあまりない。
山頂からは一部が伐採されて西側の展望が一応ある。
透明度がよければ、南アルプスあたりが見えるのか。
三角点から少し南にある、この『南無法蓮華経』の碑は覚えがある。
往路を戻っても面白くないので、北西尾根を下ることにした。
目印は若干あり、踏跡は薄くある。
林道が眼下右に見えてくる。
この先少し岩があるが、問題なく下れる。危険は少ない。
鞍部目指して下ると、標識があった。
どうやら、本来の登山道はトラバースして西側を登っていくらしい。
標識も出た。甲陽学園の先から登ってくるとここに出るのだろう。
林道のヘアピン部分へトラバース気味にして出る。
さて、本来ならば退屈な林道歩き…。花を探しながら進むとしよう。
そのまま金毘羅神社まで左へ下れば着くのだが、貉山直下へと向かう。
この辺は良く見る。青空もすっきりしているところはあり、映える。
登りでは直登したが、本来登ってくる場所から下山。
何も標識等無いが、踏跡とここしかない所なので分かるはず。
最後の尾根も、そのまま右寄りの来た道とちょっと違う所が歩きたくなり、西向きの尾根を下って林道に出て戻った。
意外と天気がもってくれて、雨にやられずに済んだ。
そして、この山域のどこかにあるカタクリにも癒された。
群生しているのだが、余り目立たないし、林道も封鎖されているし、知る人は少ないと思う。
今シーズンも色々な花に会いたいと思う。
- コースタイム
金毘羅神社(13:20-13:25) → 貉山(13:55) → 滝戸山(14:25-14:30) → 林道(14:55) → 貉山直下下山口(15:20) → 金毘羅神社(15:40着)