遠流日記

登山・滝見・バイク等、趣味日記  ★沢パートナー大募集!★

庭洞山

肩~腕の鈍痛に苛まれ、本降りの雨中で作業が嫌になった。肩を休ませるためと気晴らしに、近場に花見に向かう。

この時期であれば、本社ヶ丸のとある花がとても気になるところだが、そこまで行っている余裕も気力もない。今日の目的は、ジガバチソウだけに絞る。本社ヶ丸から東に延びる稜線から派生する支尾根上のマイナーピークも加えて。

国道20号線黒野田橋の旧区画から出発。

雨天装備は万全。雨具、長靴という仕事着そのままの出で立ちに傘を加える。

中央線を横切る。左に折れて、東京方面へ歩道を進む。

複数サンショウが生えているが、畑の一角であり、栽培されているのだろう。

ヒメシャラの花。花は久しぶりに見ますね。

作業小屋に上がって、林道へ。

中央線沿いなので、結構歩く人はいるのではないかとは思う。

植林で余り面白みは無さそうだが、どうだろうか。

シャクジョウソウを幾つか見る。

勾配はそこそこだが、歩きやすく九十九になっているので、長靴で問題なし。

送電線や電波設備?など通過して。自然林も混じる道。

まずは、ピークハントの目的の庭洞山(1000.5m)に到着。

朱塗りの三等三角点、点名『黒野田』。下の地名由来ですか。

一応、やっつけだが、林道まで歩き、過去歩いた軌跡を繋げる。

ここからは勾配が緩みスイスイ進める。

アワブキが林道合流直前にあった。

やや東に鶴ヶ鳥屋山へ続く登山道が続く。過去にはあそこから登ったのだな。よし、目的は達成。

あの時見た大きなブナは、まだあるだろうか。

さて、ただの往復にならずにどう戻るか。地図を眺めると、西のカラ沢沿いの林道途中に建物があるようだ。他に思いつきもないので、ダイレクトに最短で小尾根を下る。

シカが警戒音を出す。うるさい。登りの尾根よりも植物がない。つまらない・・・。そろそろ、沢音が聞こえてくると、堰堤が左下に見えてくる。着地はやや急だが、長靴でも問題なし。

緩めの斜面で崩しつつ。振り返って一枚。

先も堰堤が連打されている。堰堤の段差は5m以上あり、両岸ともに地面は緩くやや急なのは変わらず。傘を差しながらなので、片手が塞がる。注意しながら右→左→右と3回堰堤をやり過ごして林道直近に出る。

カラ沢出合。本流を眺める。上流はどこも堰堤で面白くはないだろう。

林道に上がると、ウツギが雨に濡れるのを見る。林道はそれほど荒れてはいないが、車が入っている様子はない。

地図にある建物の場所。広場になっている。恐らく、林業の資材置き場か基地になっていたのだろう。

暫く下ると、資材置き場。十分管理されていそうだ。

さて、林道沿いや斜面を探索しながら戻ることにする。

ササバギンランでしょうか。何だか、パリッとした印象なので違うのか?

イチヤクソウは花は無いが、少しだけ。

多分、センブリのはず。

そして、お目当て。

ジガバチソウ。全部で10株程度を見つけた。

面白い花だ。

スズムシソウもだが、不思議な魅力がありますね。

緑の強いもの。

赤が強いもの。

今日はこれで満足だ。車に戻って間もなく、雨が止む。

もう少し時間がある時、本社ヶ丸を絡めて計画したいと思う。