前回の続き、植物関連で気になっていた場所へ。
三ツ峠北部、清八峠界隈。何度も訪問している場所ではあるが、3つの植物をあわよくば見られればいいなと思う。
最短で攻められる三ツ峠登山口から出発。林道を歩く。
ノイバラは盛りを過ぎつつある。
エゴノキは、花付きが良く見頃。これは、庭木に欲しいものだ。
イボタノキなのか?風があって撮影困難。
送電線に向かう巡視路では作業中。
モノレール。下から眺めると壮観。丁寧に案内して下さり、問題なく通過。
林道終点でも作業していたので、ショートカットして山道へ入った。
そこが、大幡八丁峠。
整備された登山道で緩いので、サクサク。自然林だが、特に気になる植物はない。
植林を左に見送り、清八山へ。
シモツケは多い。元気だ。
振り返る。黒岳が大きい。あの辺もまた歩いてみたい。
清八山、着。三ツ峠方面は雲の中。当然、富士山も見えず。
この辺から、目当ての植物がいるはずなので、見落とさぬようにゆっくりと歩く。
ニガナもたくさん。元気。
サラサドウダンは終盤。地面に落ちている花の方が多い。
ウスユキソウはちょこっと。
コアジイも結構いる。
岩場も通過するが、ギボウシの類の大きな似た葉は見るものの、肝心の花が見つからない。結局、いつの間にか、本社ヶ丸まで来てしまった。頂上には先客がいるようなので、周囲を探索。
北側の急になっている場所に、ハコネコメツツジがいた。上手く撮りたいが、危険でこれ以上不可。
マイズルソウはとても小さい。葉は多いのだが、咲いていたのはこれだけ。
ツツジはやや旬を過ぎるか。道中も割と見た。
目当てが全くの空振りで、頂上で何とも言えない気分を味わう・・・。ひとまず、軽食を取り帰路も再度注意深く観察していく。すると・・・。
いた!オノエラン。だが、遅すぎた・・・。5株ほどを見るが、どれも花の旬は過ぎて見られたものじゃない。
そして、2つ目の目的も見つける。
こちらは、ウチョウラン。まだ蕾。
何株も見つけるが、どれもこれが最も進んだ状態だった。同時に見ようと思っていたが、そう上手くはいかないか・・・。
行きでは、マイズルソウでしょと思って気に留めなかったが、ジンバイソウが群生していた。花にはまだ早かった。ウチョウランと同時期ならば楽しめるのかな。周囲を見ていたら・・・。
ジンバイソウの中に、オノエランを発見! 紅一点ならぬ白一点で目を惹いた。
これも旬は過ぎるが、何とか許容内。
もう一株、日影に発見し、これもギリギリ。一矢報いた感じで、満足した♪
清八山を通過して、分岐。
一度歩いているはずだが、全く記憶にない。
それも10年前なのか・・・。それは記憶が薄れるか。
ヤマオダマキが一輪だけ花を咲かせていた。涼し気な様子が好きだ。
今日は直進。
アップダウンは少ないので、安穏と歩いていたら、八丁山は通過してしまった。
八丁山を振り返る。自然林は右、植林は左。
植林の辺りには、イチヤクソウの葉が見えていたが、花は無い。
八丁峠手前で左に折れて、送電線。
下で見たモノレール軌道がこれか。登山者に配慮した自動案内音声が流れて驚いた。
また植林になったので、ぼやぼやと進む。
おや、ミヤマウズラもいるのですか。近くにはイチヤクソウも。ちょっと意外。1498mまで登った甲斐があったか。
1498m。林道目掛けて南東尾根を下る。
ほぼ歩かれていないが、一応、植林なのだ。獣道は錯綜しているが、尾根上には余り見られない。問題なく林道に降り立ち、周回完了。
結局、今回はやや消化不良という感あり。というより、欲張り過ぎた。
目的の3つの植物(オノエラン、ウチョウラン、ミヤマハンショウヅル)の内、1つだけだった。ミヤマハンショウヅルは全く発見できず。時期が遅かったのかもしれない。まぁ、ジンバイソウがいることが分かったので、そのうちまた来よう・・・。