バスは始発でも9時40分と遅いため、何度寝したか分からない。
雨は強く降り続き、しばらくは小屋前の渡渉が出来なかった。
10時を過ぎた頃、水位も減り、渡渉可能となり出発。
杉を巡る歩道を歩いていく。幾つか渡渉ポイントはあるが、注意は必要だが渡渉可能ではあった。
白谷雲水峡を下っていく。吊り橋は進入禁止になっていた。
飛竜落としの滝は、中々の水量だ。
下流の支流滝もよろしい。
そして、ツツジが咲いていた。花崗岩にへばりつくようにしているのは健気だ。
ゆったりとバス停まで来た。これから向かう人も多いようだ。
時間があるので、再度周囲を歩いて写真を撮る。
バスに乗り、宮之浦へ向かい、レンタカーを借りる。
まずは、温泉。選んだのは、楠川温泉。アルカリ性単純泉で冷泉に近い。
設備は簡素だが、悪くない。お値段300円と良心的。
3泊4日の後の温泉はひとしおだ。
すっきりしたところで、腹ごしらえ。
安房にある、屋久どんというお店で食べた。下山したら絶対ここには行きたかったのだ。
うどんの出汁のきいた汁を丼にかけて食べると、とても美味しかった♪ 満足。
何しろ、3日間、棒ラーメンと行動食のドライフーズばかりだったから。
その後は、滝見を開始。
最初に、トローキの滝。ほぼ河口に位置する滝で落差はそれほどない。
背景の山はモッチョム岳なのかな。橋は余計だが、悪くない景色だ。
千尋の滝へと移動していくと、標識に竜神の滝と・・・。
竜神の滝は、直瀑で豪快。おまけとしてではなく、これだけのために行っても十分価値がある。
さて、千尋の滝。滝もだが、花崗岩の岸壁も見ごたえ十分。
近付くこともアングルを変えて移動することもできないのは、ちょっと残念だった。
更に、滝めぐり。
名瀑百選に名を連ねる、大川の滝。
青空も顔を出して滝に陽を当てて綺麗。
駐車スペースも人でごったがえしていたが、粘って滝周辺に誰もいなくなる時間帯までいた。
何枚も写真を撮ったし、本当に堪能できた。百選にあって恥じない名瀑だった。
花山歩道も興味があったので、どんな状況か車で上がったが、路面状況が芳しくなく傷をつけそうで途中でやめた。
大川の滝の上にも滝記号が地図上ではあるが、いまいち確認が出来なかった。
その後、西部林道方面へ。
日も傾いて黄金色に輝く海が綺麗だ。
太陽が完全に落ちた後の余韻まで楽しんだ。
西部林道は結構長い。
そのまま抜けて、Aコープで食料とビールを調達し、枕状溶岩のある海岸でひっそりテントを張った。
