遠流日記

登山・滝見・バイク等、趣味日記  ★沢パートナー大募集!★

北アルプス 燕岳(2763m)

風邪が未だ完全に治らず・・・。
出遅れながらも、予定通り、どうしても行きたかった燕岳へ。
中房温泉下の駐車場へ着いたのは、もう11時過ぎです。
誰も、私がこれから日帰りで行こうなんて思わないでしょうね。

第一駐車場に置いて、出発です。
ここに来るまでも、紅葉が綺麗でしたが、歩いて眺めていると改めて素晴らしい・・・。
5分程度で、中房温泉へ。
折角遠くまで来たので、温泉付近を眺めながら、ウロウロしてしまいました。
乗越へ続く、沢沿いのルートの方も見に行ったり。
え、さっさと、登れって・・・?
この燕岳・合戦尾根は、北アルプスの急登として有名らしいのですが、高々標高差は1300mくらいもの。
なるようにしかならんだろう、と開き直って、登山開始。

登山届を書いてと。
登山道でも、黄色くなったカラマツや、紅葉が本当に綺麗♪

何気なく撮ったこの写真、結構好きです。
いつの間にか、風邪で体調があまりよくないのに、軽快に飛ばして登っていました。
ベンチが要所にありますが、近すぎるので、一度も休むことなく第二ベンチを通過。
しばらくすると、大天井岳が、カラマツの奥に見え始めます。

ん〜、1週間程前に前穂高から見た時には、全然雪なんか見えなかったのに、こちら側はこんなになっていたのか。
いよいよ、雪山・冬山シーズン到来の兆しが完全に見えます。
富士見ベンチまでくると、なるほど、富士山が遠望できました。
そして、合戦小屋へ。

荷揚げの終着はここでしたか。
他にも休んでいる人が何グループか。
私も小休止を入れてから、再びガンガン登り始めます。
少しばかり登れば、富士山が綺麗に見えて感激。

あんなに遠いのに、すっきり見えるなんて。
どんどん登っていくと、尾根の上から突き上げる槍ヶ岳も!
歩は進めつつも、キョロキョロ。

合戦の頭は、三等三角点がありました。
この辺りから、若干、登山道にも雪が見られ始めました。
アイゼンを付けるほどではなく、問題はありませんが、足場は選ばなければなりません。

まぁ、軽アイゼンを最近手に入れ、持ってきてあるので、特に不安は感じてもいませんが。
10本爪を先に買ってあるっていうのも、私らしく、ちぐはぐな?
冬のルートと思われる尾根通しの方には、ロープが張ってありました。
そのトラバースを終えると、稜線に出て、左手に立派な燕山荘。

そして、素晴らしい景色が広がっていました♪
それぞれの峰々の上部には、雪が付いており、下の方は紅葉で。
槍の北面は、既にそこそこ雪がありますよ。

やっぱり北鎌尾根で征服したいな〜、なんて思いながら。
稜線は、風がやや強いので、アウターを着て進みます。
雪の上も歩かねばなりませんが、総じて問題になりません。
有名なイルカ岩もすぐ分かりました。

非難されるべきなのでしょうが、無理を押して来た甲斐がありました♪
写真を撮りまくり、山頂を目指して・・・。
山頂直下は、足場が切ってあり、何だかなぁ〜。

軽食を取りながら、悦に入って眺めて休憩。
東燕岳方面も、やっぱり綺麗☆

あと2時間早く出発できたなら、周遊コースを採ることができたのに・・・。
無雪期ならば、1日で餓鬼岳小屋まで十分に行けるみたいです。
名残惜しいですが、既に14時なので、下山にかからなければ・・・。
燕山荘の分岐で、振り返って、燕岳の美しさを焼きつけました。

登りで追い抜いてきた泊まりの人達を羨ましく思いながら、駆け下るようにして戻りました。
めでたし、めでたし☆

  • コースタイム

第一駐車場(11:10発) → 中房温泉(11:25) → 第一ベンチ(11:45) → 第二ベンチ(12:00) → 第三ベンチ(12:15) → 富士見ベンチ(12:35) → 合戦小屋(12:50) → 合戦の頭(13:05) → 燕山荘(13:30) → 燕岳(13:45-14:05) → 燕山荘(14:15) → 合戦の頭(14:25) → 合戦小屋(14:30) → 富士見ベンチ(14:45)→ 第三ベンチ(15:55) → 第二ベンチ(15:05) → 第一ベンチ(15:15) → 第一駐車場(15:40着)