個人的に、山梨県内で最も好きな桜。
雨上がりを狙って・・・。
雨でピークは一気に過ぎたかと懸念していたが、杞憂のようだ。
今年も見事に咲いている。
PLが効きすぎたか・・・?
しだれ具合が特に好きだ。
思わずため息が漏れる。
富士山も今日は良く見える。
いつまでも居られてしまうが・・・。お暇する。
ちらほらと花もいた。ムラサキケマンもいたけれど、撮影条件が極めて悪かった。
また撮ってしまう・・・。
駐車場所からも・・・。
また来年!!
過去の記憶を頼りに、山の中をほっつき歩き、コバイモに会いに行った。
恐らく、皆が目にするであろう場所にある株は、既にこの状態だった。
さて・・・、ここでおめおめと引き下がるわけにはいかない。
注意深く探索にかかる。
こちらも既に萎れている・・・。
何と、並んで咲いているのを発見!
見上げるように・・・。
なるほど、花弁は完全につるんとしている訳ではないのだな。
しかし、コシノと違い、ふんわりと優しい雰囲気だ。
ちょっと、遅いかな・・・。
まだ若い株も発見!
葉が暗紫色をしているのが特徴か。
この株はベスト。ちょうど見頃だった。
まだこれからという咲いていない株も発見した。
これまでと思い、切り上げたが、まだいてくれた♪
予想以上に広範囲に分布しているようで、把握していれば、2週間は花を楽しむ猶予はあるだろうと思う。
ここにもいずれ年をまたいで来ることがあろう。
その時まで、どうかひっそりと生きていてほしい。
花見と未踏ピークハントを組み合わせて山に入ることにした。
予定では・・・。
このような周回で設定。コンパスを利用して4時間程度で周回できるだろうと踏んだ。
所用があり、14時30分頃には下山を完了していないとならない。
身延山の北北東に位置する妙見寺付近から予定通りにスタート。
妙見寺の下の駐車場に停めさせていただく。誰も来ないと思いきや何台もの車が上がってきて驚いた。法事か祭事かイベントがあるのかと思ったが、定かではない。
管理は十分にされている模様だが、解説は古そうだ。
寺には人が多くいそうで、こんな場所から南へ山に入る私は不審者そのものに違いないだろうから、見咎められぬよう早めに取りついた。
植林なので適当に行けるに違いない。問題はヒルが出てこないかだが。
100mも高度を上げると、ミツマタが群生している場所があった。既に見頃は過ぎて白みが強くなっている。
フデリンドウは幾つか見たが、まだ開花まで日柄が必要だった。
山額からの道に乗ったらしい。境界見出票もあって道型が分かる。
山の神でしょうか。祠が途中にあった。
この分なら問題なく行程をこなせるだろうと思う。
古い林業用ケーブルは複数。
花粉症で苦しむかと思ったが、症状が不思議と殆ど出ていない。しかし、暑い。
平成の時代なので、まだ新しいなと思ってしまうが、既に四半世紀が経過している。
登山用というより林業用という印象だが、目印は所々にあり、道は分かりやすい。
炭焼窯でしょうか。ここには立派な木が幾つか。伐採されなかったようだ。
平坦に近い場所で、再度鬱蒼とした植林になっていく。
・・・、つ、つまらん・・・。何の面白みもない植林にうんざり。
踏跡を黙々と辿ると、途中に・・・。
ニリンソウが咲いていた!
ピンクがかった花も。これには思わず歓声を上げる。
この殺伐とした植林の下には何も無いだろうと思っていたので、余計に驚いた。
その後、適当に踏跡っぽいところを上がっていたが、何か変だぞ・・・。
頭の中での位置と実際の登山アプリでの位置に開きがあり、登り過ぎてしまった。
それでも適当な場所でトラバースして沢型渡れるでしょ・・・、と思って少し上まで上がるが、恐ろしい角度な上に地面の状態もいまいちで復帰が難しくなってしまった。
もうこうなれば、先に身延山を踏んでから逆コースで北上しようと予定変更。
ここ数ヶ月間、ハイキングの域を出ないことばかりやっているので、勘が鈍っているのかもしれない。
150mくらい登りが多くなるので、一気にこなして、境界尾根に乗る。
まぁ平和な尾根だこと。どんどん進めるのだが・・・。
カタクリの葉がおびただしいほど出てきており、踏まないように注意する必要あり。
この尾根にはこんなにいるのか!と驚きを禁じ得ない。
西よりの斜面にもちらほらといて、かなりの株数いるのを見つつ、こちらの設備へ。
電波塔?
柵の中には、フキとバイケイソウ。中々見ない組み合わせだ。
ヒメニラらしきひょろい草はいるが、花が見られない。
奥ノ院をかすめて、山頂を一応踏みに行く。
霞んでいるが、一応南アルプスの一部は見える。
興味は今は手前だが。富士見山周辺も主稜線に限らず、行きたいルートがあるのだ。
ここまでなら、足腰弱くなってもロープウェイ利用ならば何とか来られるだろう。
奥ノ院。以前はほぼ素通り。今回も主目的ではないので同じように通過。
もう一つの展望地へ。
日曜日で当然だが人がたくさんだ。
この後、とある釣鐘状の花探索で30分ほど道草を食らう。甲斐あって、かなり把握できたと思う。面白いほど発見できて一瞬で時間が過ぎ去る。にわかの域をまだまだ出ない私としては上出来と言えるだろう。
また100mほど登り返さなくてはならないが、トラバースも交えて境界尾根に再度合流。
カタクリに注意し、足早に北上していく。
異種の木が仲良く?いや押し合い? ちょっと面白い。
ずっと植林かと思ったが、そうではなかった。
914m高点辺りから、ぐっと歩きにくくなる。うっかりしており、914m高点から北東尾根の状態を観察しそびれた・・・。この尾根上にある神社記号が気になったのだが。
木の根が張り出しているのでこの辺はまだまだ楽。
意外に気が抜けない地面の状態と角度だ。
転倒したら致命傷となりうる場所が多数ある。
ここも余りよく伝わらないけれど、一番痩せて注意が必要な場所。
それでも、ストック畳むほどではないが。
と思っていたら、一ヶ所だけ両手フリーにしたい畳む箇所があった!
ザレというか小さめの石が浮いており、何とも言えない傾斜が重なる。四輪駆動に完全に切り替えるか悩む。結果、スピードが出せない。
710m程度で尾根を乗り換える箇所など、地図読みもできないと緊張感が高い。
639m高点からの下りは等高線が詰んでいるので身構えたが、そこは全く問題なかった。
峠直近には、山ノ神、祠でもあったかのような台座があった。
峠の様子。差越からの道と妙見寺からの道が合わさる場所。
黒い太い導水管があるが、途中で外れていた。よくこんな所を通したよ。
当初の予定では、粟倉山を踏んで尾根で下山するつもりだったが、既に14時を過ぎている。明らかにそれでは14時30分に間に合わないので、ここで下山。
横着してルートを外したこと、花見と写真に夢中になったこと、境界尾根の状況を甘く見たこと・・・、3点が重なってのこと。どれも自分が招いたこと・・・。
さて、下山路は最初から心もとない踏跡のトラバース。件のホースがあるのでルートと分かる。右に石碑があったが、風化が進んで全く読み取れなかった。
尾根に完全に乗れば穏やかになる。
振り返って・・・。そこをトラバースするのは暗くて嫌な感じがする。
尾根上ではなく、南の沢型に向かって目印は付いていたが、道が何かあるのか?
それには騙されず?尾根を行く。
基本は黒ホースが視界に見えており、それに従って歩きやすいところを行けば良い。道型は掘れて昔はかなりの往来があったと思わせる。今は落ち葉が堆積して、脛付近まで埋まるような箇所も・・・。
末端で祠を発見。ここから右手に道路が見える。
沢を跨いでそちらへ進み、最後は階段でガードレールの隙間へ楽に合流できた。
こちらが妙見寺。年配の方が先にいらして、入れ違いで眺める。
桜にミツマタが咲いている。
どうやら紫陽花も良いらしい。
季節柄ということもあるが、とても雰囲気が良い場所だ。手入れも行き届いているよう。荒れ寺を幾らか想像していたが、古刹というのが良いか。
少し下の駐車スペースには花桃。過不足が無いと思わせる配植。
数植えれば賑やか、華やかにはなるが、このまとまりの良さはセンスが良いなと思う。
カヤランでもいないかなと思ったが、そこまで都合は良くおられなかった。
代わりに、下にはヒトリシズカを見る。
これで今日は満足だ。
予定通りとはいかなかったものの、4時間を目一杯使って楽しむことができた。
次回来ることがあれば、身延山~粟倉山間の914m高点の北東尾根(神社記号の探索)を登り、三等三角点『福居(2)』を下りに採ると充実しそうだ。
加えて、差越と夏秋の集落が今どうなっているのか是非とも探訪したくなった。
身延山 / Argonさんの身延山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
今日もカタクリを愛でに。
先日の場所を再訪。
カタクリの花言葉は、『初恋』・『嫉妬』・『寂しさに耐える』・『気まぐれ』・『私は特別』だそうだ。
紫の花は、その中で前2つらしい。後3つは白いカタクリを指してのことらしい。
さて・・・、そんなのも意識しながら。
ダークトーンで写す。
手前のカタクリの背後 - 穏やかならざる気持ちを抱く様子を想像して・・・。
つまりは『嫉妬』を表現しようとした。
欲を言えば、手前のカタクリにもう少し光が強く当たっていたらとか、主題の花弁の淵がやや傷んでいたらとか・・・。そうしたら、より分かりやすかったか。
明るく写すと、初恋っぽい印象もあるか?
そんな、うんちくとか小賢しさとか、さておき・・・。
見事な咲きっぷりに現を抜かす!というのが正直なところだ。
流石にピークを過ぎた感があるが、それが儚さ、美しさというもの。
桜に通じるものがあるなと思う。
湖畔に咲く桜も見頃と言ってよい。
歩いたことのないルートで白山周辺をまずは散策。
道路沿いから、目当ての一つのヒカゲツツジが見えている。
既に散っている花もある。早いのか遅いのか、どうも読めない。
人物像を右手に見送り登っていく。
白花のイワカガミはまだ早い。
来週ともなれば、開花しているものも多そうな様子。
今日はどこでも見たが、つぼみまでの状態。
ウグイスカグラは割と多い模様。
シュンランはもう終盤かな・・・?
一応、3回目の訪問の八王子山。
西へ下っていくと、ヒカゲツツジをまた発見。
まだこれから・・・、なのかな。
幾つも分岐・道があるので、適当に東に戻ることにする。
最早、ここは公園という感じだ。
食べられるのか・・・? こちらの方が珍しい。
ヤブツバキはほぼ終わり。
小さいイカリソウはあるが、早い様子だった。
展望地を更に東へ。
下って車道に出る前にカタクリが少しだけ。
どこか寂し気だ。
近くにあったアセビは勢いが良かった。
道路を挟んで、更に進む。
イカリソウが複数出迎えてくれた。
花付きが良く賑やかなものも幾つか。
スミレは車道沿いでも見ていたが、余り多くは無いような。
二度目の対面。お邪魔します。
芽吹きは序盤でまだ彩りがない中で、ツツジは目立つ。
ウグイスカグラも多かった。スイカみたいな色彩!
クロモジも割と見た。
花の集合体で、その一つをクローズアップ。じっくり見ると新たな発見があるもので。
これが楊枝に利用されているとは。
さて、金子峠に到着。ここから東は未踏で、ようやくという感じか。
大気の透明度は良くない。淀んだような何とも言えない怠い春と感じる。
宗教法人の施設のような建物を横目に数分登ると岩が出てくる。
八王子山の西を彷彿とさせる場所だ。
それも過ぎると、雑木林だが、アカマツが多め。
見える範囲は広くなったものの、どんよりとした印象だ。
そして、淡雪山。地味な一ピーク。
さっさと先へ。何か面白い植物でもいないかなと思ったが・・・。
特に無く、次のピーク、興因寺山まで来てしまった。
三等三角点、点名『相川』。南を流れる川の名前が由来のようだ。
やや南には達筆標識があった。
チョウが日向で暖まっているのを見ながらコーヒーで一息入れる。
送電線があっていまいち居心地は良くないので、本当に一息だけで先へ行く。
巡視路を少し辿り、その後は稜線伝いに進むと道路に出た。
振り返って一枚。
脚気石稲荷神社まで進むことにする。
30mほど車道があり、そこから先歩きやすい道型が付いている。
855m高点まで行けば、左手に家屋が見えて道路に飛び出す。
桜の写真を一枚。
家の改修か作業されている方がいらした。他は空き家だったり既に廃屋の様相を呈している。
神社着。これで、多少ではあるが、歩いた場所がつながった。
沢の水は濁っており綺麗な感じが無い。
キブシはたわわに実る。
北斜面であれば、カタクリでもあるかもと思ったが、見当はずれ。
それより、古い石仏に興味が沸く。
風化が進み、辛うじて寛政の時代と読み取れるような。
ルリタテハでしょうか。とても警戒されており、半端な羽の開きで構えられた。
里の春を感じながら戻る。
昭和池。遠く山が見える。あれは鳳凰山か?
農業用のため池なのでしょうか。
一応、車が通れる道が続いていた。
下は暑さを感じ、春のむせかえる土の匂い。
良い状態のフキノトウ。
また料理に使うか。絶対に誰も採取しないものを3つ頂戴する。
この石垣、良く積んだね・・・。それは武田氏のお膝元というような場所だから、昔から開墾して水田作るの苦労したんだろう。
そういえば、ここは『花子とアン』ロケ地だったというのを、途中の掲示を見て思い出した。一度も映像は見ていないけれど・・・。
キケマンが誇らしげに咲いているを2ヶ所で見た。
古いものなのは間違いないが、何のために造られたのか。
郵便ポストは役目を終えたらしい。
ここで生活しようという人は、昔からいる方か、移住者か。
ウリカエデは美しい。風が多少あって撮影が・・・。
あれはコブシ?スイセンは我が物顔で咲き誇る。
つくしを見ると、改めて春なんだなぁと実感が湧く。
千代田湖畔の桜を一枚最後に撮って周回完了。
青空はもう少し欲しかったな。
八王子山(白山)・淡雪山・興因寺山 / Argonさんの淡雪山・白山(山梨県)・興因寺山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
花見ではすっかりお気に入りになった山域へ。
カナヘビと目が合った。こんにちは。お邪魔します・・・。
タチツボスミレでしょうか。幾つも見られた。
ぼちぼち進んで、目当ての場所へ到着。
今日の目当てはカタクリ。
うーん、やっぱり早くて咲いていないか・・・。葉は非常にたくさんいるのだが・・・。
お! 咲いている株を発見!
まだいた!
上からも見下ろされていた。
下の株も見下ろすように・・・。
曇天だったので、ダメかなとも思ったが、ラッキー♪
上の方では、まだ葉を出したての株もあった。
なるほど、こういう風に葉を出すのか・・・。
手の平以上の葉を出したものも多数。今後が楽しみ。
他には・・・。
ヒメニラ。生憎と花を見つけられたのは1株だけ。
2㎜程度の花で非常に小さい。
ニリンソウは探しても花芽を見る程度。まだまだ早かった。
イチリンソウも葉だけで、花なんかまだまだ先の様子。
乾燥気味な場所には、イチヤクソウ。2年前まで、これが何だか分からなかった。
すぐ近くに、ツチグリもいた。
キブシは見頃。たっくさん。
チョウジザクラは早いよう。ハチがせっせと蜜を集めていた。
ヒトリシズカは序盤。これから本番。
最後に・・・。この枯れたのは何でしょうか!?
満足した。
ここのカタクリの分布は高低差が大きい。一面一斉開花!という場所ではないので、2週後くらいでもいいかもしれない。
休みのタイミングがうまくいかず、中々桜を見にけなかったが、やっと!!
人が以外に多くて、タイミングを見計らっての撮影。
年々訪れる人が増えているように感じるのは気のせいか。
平日にも関わらず、中々の人だった。
首都圏に比べればガラガラと言ってもいいのだろうか。
生憎の曇天で映えない。
少し写真を撮って・・・。
この分では晴天を待つ前に散ってしまうかも。ライトアップの夜桜がいいだろうか。
近場へ移動。
好きな場所の一つ。
今日はこちらもバスも入るし混んでいた・・・。
あれ? もう盛りは過ぎた模様。
光が欲しい・・・。青空が欲しい・・・。
それとなく写真を撮る・・・。
ちょこんと乗った花が儚げ。
ふむふむ・・・。
何とか見頃にギリギリ間に合ったという感じ。
雨が降らないだけましだった。
現在騒がれている某知事が退場すれば、リニア開業に進展はありそうだなー。
南アルプスをぶち抜いていくのが合理的だけど、影響は最低限にしてもらいたいな。
やってみるまで分からないような気もするけど・・・。