遠流日記

登山・滝見・バイク等、趣味日記  ★沢パートナー大募集!★

山梨百名山 〜身延山(1153m)〜

花見と登山のコラボレーションで有意義な休日を。
言わずと知れた、日蓮宗の総本山・身延山へ。
三門の辺りで、どういうルートで回ろうか考えつつウロウロしてから、出発しました。
もちろん、私のことですから、ロープウェイを使ってサクッとピークを踏もうなどとは、微塵も思っていません。
三門をくぐり、早速、階段が長々続きます。

菩提梯と言われるこの階段は、小学生の遠足か社会見学かそんなイベントで登った記憶が微かにあります。
287段あるそうです。
前を歩いておられた方は、大分悪戦苦闘していましたが、私も登山で少しは脚力・体力が以前よりついたのかな?
息が上がるものの、一息に登り切りました。
そうすると、すぐ左手に五重塔が。

こんな朱塗りのだったっけ・・・?
正面の本堂を右に向かって歩くと、祖師堂の桜が目に飛び込んできます。

絶好の花見日和です♪
女坂の方にある、しだれ桜も見応え十分!

境内の桜を楽しんで、いよいよ、ハイキングといきます。
ロープウェイ駅の方へ向かって行くと、分岐の案内がありました。

大雑把な案内図だなぁ・・・。
しかも、参道が舗装路では、興醒めです。
まぁ、今日は登山靴でもないし、気楽に。
すぐに暑くなって、Tシャツ1枚で歩きます。
十如坊、丈六堂、大光坊とどんどん進み、ここから、未舗装の参道に変わります。
ふと、気が付いたのですが、私は重度の花粉症ですが、この立派な杉林の中、全く症状がありません。
まだ花粉が飛散していないのか、薬が効いているのか。
去年は確か、鼻を垂らしながら登った時期があったはず。

この法明坊辺りから、ライディングシューズで歩くのが大変だと思いました。
やはり、ある程度、靴底は硬い方が足の疲労感が違うみたいです。
トレイルランニング用の靴がこんなところではいいかもしれません。
目印の〜丁目の石碑も途中から、違うタイプになっているし、あとどれくらい登れば着くのか分からなくなりました。
沢が左に見え、さらに進むと、ようやく富士山が見え、送電線が現れ、いよいよかという雰囲気です。
その通り、すぐに展望台に出ました。

若干、富士川の水蒸気で霞んでいますが、それでも十分の景色です。
駿河湾も見えるような感じですが、今日は見えず。
名木の杉がここにも沢山。
最後の、奥之院思親閣へ向かい、手を合わせてきました。
建物の左へ進み、展望台へと。 そこが、一応、山頂らしく。

山梨百名山、89番目、身延山、制覇!!
ロープウェイでの方が、既に到着していましたが、空いていました。

拡大できます。
ここからは、右の白根三山、中央の塩見岳、左の悪沢岳が白くなっています。
森林限界が多い3000m超級の山々は、別格ですね。
そして、笊ヶ岳が存在感がありました。
大笊、小笊とあるはずなのですが、私には、よく分からず・・・。
今年は、雪が少ないとは言え、流石に2500m以上もあるような山々に今登るのは、それなりの覚悟が私には必要です。
4月が終わるまでには、絶対に鳳凰山くらいは行きたいのですが。
ベンチに腰掛け、ゆっくり景色を楽しんで、ロープウェイ駅の方へ行くと、そこからも富士山が見えました。
盛況だったので、さっさと西ルートで下山します。
こっちは、最初から舗装路か!
足に物を言わせ、どんどん下ります。
追分感井坊では、分岐となりました。

ここからも、七面山の登山口へ行けるのですか。
七面山へは、敬慎院泊まりでなくてはと思いますが、どうにも、テント以外では、億劫なのですよね。
日帰りで簡単に登って帰れるのですが、それでいいものか悩みどころです。
それは、おいおい考えることにして・・・。(←先送り)

既に、チョウも冬眠打破したらしく、盛んに飛び回って吸蜜していました。
下りてくるにしたがい、暑さが反比例・・・。
千本杉の標柱があるところでなくても、杉の巨木がそこら辺にあります。

手入れも行き届いているようですし、立派ですね〜。
東ルートと違って、指標もありますし。
ですが、ここら辺までは、まだ桜は咲いていません。
殆ど治山用の舗装路が参道なのですが、ショートカットできる所もあります。
松樹庵を通過して、どんどん下っていくと、道の端にヘビが日光浴していました。

ヤマカガシです。有毒ですが、大人しい性格。
別に珍しくもありませんが、この写真の左中央に、小さい固体もいたので、思わずシャッターを。
大きい固体は60cm、小さい固体は10cmくらいですか。共食いはしないのか・・・。
爬虫類も冬眠から覚めていて、すっかり、春だなぁ〜と、しみじみ。
そして、妙石坊まで下りてきました。

この辺りまで来ると、桜はしっかり開花していました。
人生相談もしているらしいです、ここは。
右にある橋を渡って、日蓮大聖人御廟所を見て、あとは適当に道なりに戻るだけ。

途中でも、見事に咲いた桜を見ることができ、もう満足☆
ここまで来ると、人が沢山いました。
結局、参道では、誰とも会いませんでした。
これから年を重ねても、継続して自分の足で山歩きをしていきたいという思いを強くしました。

  • 本日の行程

三門(6:50) → 東ルート入り口(7:25) → 大光坊(8:00) → 法明坊(8:30) → 身延山山頂(9:05) → 追分感井坊(9:30) → 松樹庵(10:10) → 妙石坊(10:25) → 三門(10:40着)