遠流日記

登山・滝見・バイク等、趣味日記  ★沢パートナー大募集!★

山梨百名山 〜乾徳山(2031m)〜

5時に起きた時、既に曇っていましたので二度寝してから、出発。
真上の空はこんなに青いのに・・・。

ま、天気予報でも曇りって言ってたし、それ程期待していませんが。
アルコールが残っているのか、シュラフから出るのが苦痛でしたが、何とか7時過ぎには歩き始めることができました。
林道から取り付き、ゆっくり登ります。
すぐに暑くなり、上着を脱ぎ、調子が出てきます。
水溜りの銀晶水を通過し、錦晶水へ。

雪が現れてきますが、去年と同じくらい。
冷え込みが緩いせいか、上の方も殆ど凍っていません。
しばし登って、国師ヶ原へ。

いよいよピークが見えます。
この調子だと、日陰は歩きにくく凍っているんだろうなぁ・・・。
カヤトの原を登っていくと、上のほうが燃えた跡があり、随分すっきりしていました。
こんな所も、下草刈りとかヤブの処理をするんでしょうか。
または、山火事で燃えたのか・・・?

扇平から樹林帯に入る直前に振り返った景色です。
生憎の曇天で、富士山は全く見えず。
甲武信岳の方も、雲がかかって寒そう。
予想通り、しばらく登ると、ピカピカに凍って転びそうになります。
アイゼンを大人しく付けて、岩を気にしながら進み、1つ目の鎖場直下へ。
この辺から、邪魔になって、外しました。
鎖の使い方にも慣れたものです。

この直下の鎖もサクッとこなして、山頂へ。

乾徳山、3度目の登頂です。
風もあって、雪が微かに舞ってきて、寒い・・・。

左奥に国師岳、右に黒金山を。拡大できます。
どうも、この黒金山は、南から見ると、林道も山腹を走っていたり山肌が見えている所があって見栄えが悪いですね。
西沢渓谷から歩くと、とてもいい雰囲気なのですけど。
さて、今回は、下山道と言われるルートで下ります。
ちょっと北に進んで、巻いて下るわけです。
予想以上に、北面だけあり、雪が多いです。
トレースがあるので、埋まることはありませんが、40cmは降雪しています。
ふと、振り返ると、富士の頭だけが僅かに見えました!

レンズを交換しているうちに、あっという間に雲隠れ。

引いた写真を撮る時には既にその姿は無く。
ところで、北から見る山頂は中々厳しさがあります。
国師ヶ原から見る山容とは全然違いますね。
そして、分岐へ。

雪が無くなったら、ここら辺の主軸から反れたところまで踏破しつくしたいものです。
急な樹林帯は、もうアイゼンなしではストレスが溜まるので、すぐに付け下ります。
凍結箇所を抜け、アイゼンを外し緩くなった道を南東にサクサク進んでいくと、何やら動く気配が。

シカが、ざっと7匹。
暖冬で深い雪もなくなり、淘汰されずにこのまま増え続けそうな・・・。
シカと対面した後、すぐに高原ヒュッテに着きました。

入り口のガラスが割れていますが、中は結構快適そうです。

こちらが、中の様子。
これなら、マットと、シュラフだけでいけるか。
利用する機会はなさそうですけど。
お湯を沸かして、小休止をしてから、1分で国師ヶ原へ出ます。
ここからは、登ってきた道を辿り下山完了となりました。

  • 本日の行程

登山口(7:40) → 銀晶水(7:55) → 錦晶水(8:40) → 国師ヶ原(8:50) → 扇平(9:15) → 乾徳山(10:25) → 分岐(10:50) → 高原ヒュッテ(11:50) → 登山口(12:30着)