先日、歩き残してしまった京戸山からカヤノキビラノ頭の区間にけりをつけるために、半日程度で楽しめるコースを設定。
前回降りてきた県道212号線、日影上部から出発。林道入口付近の余地に駐車。
前回下ってきた尾根取付までは重複する。入ってすぐの作業小屋。
余り気にしていなかったが、登りで見ていると道がある。
地図通りに道があった。荒れてはいるものの十分に利用できる。左の堰堤を見る。
ここも、沢を渡った先に道が続いているのが分かる。
渡ってすぐに尾根に乗り上げる。道はまだ続いているが、尾根に目印を見る。
このペイントが下からでも見えた。境界見出標があり、この尾根は安全かな。
途中、林業用の遺物あり。ケーブルも散見された。
すっかり紅葉は終わってしまったかと思われたが、僅かに見られた。しかし、上を見ると雨のがやや不安。
植林と雑木林が混在する。
振り返る。右のピークが岩崎山前山と言われるものだろうか。この辺までは、かなり歩き易くて拍子抜け。
やや急な区間もあったが僅か。また尾根っぽく歩き易い。
いよいよ稜線が見えてきた。近くに見えるな。岩がある場所もあったが、問題なし。
立派なブナがいた。嬉しいね。獣道が錯綜しているので、歩き易そうなところを選んで登っていく。
1439m高点直下はのっぺり。倒木もこの程度であっさりしたものだった。
問題なく稜線に出て、やっつけの京戸山へ向かう。
この右への道は結構荒れてきているな。前回下った時も荒れ気味だと思ったところだ。
京戸山、着。日本山名事典では、この一帯を京戸山というそうだから、このピークを京戸山としていいものなのかどうか?
さて、天気が気になるところだが、既に終わった感もあるような気になっている。カヤノキビラノ頭へ東進。
向かう稜線。右は植林が続く。
巨木というほどではないかもしれないが、大きな木がある。
ここは、1248.2m三角点のある尾根が合流する場所。その尾根の歩き易そうなこと・・・、御坂町の立沢からこの尾根経由、摺針峠から星に下山するコース取りも良かったかと思う様子だった。1487m高点がその辺りで、今回の最高点。その後、すっきりとではないが、展望が若干見える場所がある。
手前は釈迦ヶ岳、奥は王岳でしょうか?
樹林の間から。勝沼、塩山、山梨市辺りか。
直進しそうな尾根分岐があるが、目印がしっかり付いていた。
あれが、カヤノキビラノ頭か。下りに加えて落ち葉で足元が良くは無いが、歩行に支障が出るほどではない。
尾根上、ブナが並んでるところがあった。
ここは小規模崩壊。全く問題なし。
順調に、カヤノキビラノ頭に到着。ベンチもあって小休止。
としていたが、雨が落ちてくるのを認めたため、早々に下山にかかる。今回の下山は、カヤノキビラノ頭の北尾根だ。境界にもなっているし、問題なく登りよりむしろ楽に下れるだろう・・・、この時はそう思っていた。序盤だけ急。
振り返る。落ち葉で歩きにくいが、地面を確認しながらこなす。
穏やかになって歩き易い。
途中、尾根の右の崩壊地から展望。景色より雨がちょっと気になる。幸いにも僅か。
暫く下ると、左下にガードレールが見えて、そこに林道があると分かる。なるほど、尾根の右から延長されたものだな。
この尾根は全く植林ではないようだな、よしよしと思っていたら・・・。
その先、林道が尾根を寸断し、法面の吹付でばっちり尾根が固められていた。
法面上から、笹子雁ヶ腹摺山が良く見えたのは良かったのだが・・・。
まぁ、こんな尾根末端はよくあることだと思って、尾根の両側を降りられないかと見るものの、広範囲にやられていて、弱点が無い!少し登り返し、高さが低いと思われるところへ下ってみるが、それでも3mほどの高さ。通常であれば木を掴んで飛び降りられるが、右手が使えないのでは危険と判断。その後も2ヶ所で降りられないか、先も含めて眺めてみるが、そんなところは見つからない。あの林道の様子からすると、途中で分岐する尾根を下ったとて、同じような状況に陥る可能性もある。仕方がないので、カヤノキビラノ頭まで登り返して、東の笹子峠へ向かうことにする。300mもない程度の登り返しで、まだマシか・・・。下りの最中、全く境界見出標が無いことが疑問だったが、たまに古い伐採跡があったので特に気にすることもなかったが、こういうことか!いつもより遅いが、一般道ならペースアップすれば3時間もあれば戻れるだろうが、雨は気になる・・・。休まず登り返して、カヤノキビラノ頭の少し東の展望で一息。
東の方が天気が持ちそうなのは幸い。右の本社ヶ丸は、既に完全に雨の中だろう。
うーん、1000m未満をチョイスしていれば良かったかも・・・。
岩場が少しあるが、歩き易い。ペースを維持できる。
登山道上、目印が煩いほどに見られた。過去に歩いているが、こんな道だったかな。
中尾根ノ頭。標柱は傷んでいる。背景は歩いてきた方面。雨も落ちてこなくなった。
笹子峠直前は、つづらで高度を落とす。直線的でないのは、今日は助かる。
笹子峠。何度か来ているが、殆ど記憶にない。さて、ここからは初めての道。北西へ。
下り始めてすぐにこの赤い鳥居が目に入った。天神祠とある。何とか下山できそうなのを感謝する。
笹子峠を振り返る。峠の格というのもなんだが、峠らしさ満点!!
散る寸前の紅葉が労ってくれた。
こちらは・・・。分からない。
県道に出た。甲州街道、歩道があるので、それを行く。
道路に出そうになるが、標識があって問題なし
林道を横切る。苦々しく思う。この延長によって尾根が寸断されてこんな遠回りをする羽目になった。
振り返る。趣は無いな。
この石積みも、後に組まれたものだろう。
沢を渡って振り返る。
もう一度渡る、この橋は老朽化が酷い!!重い人だったら橋が落ちるかもしれない・・・。一人ずつ渡るようにと注意書きがあったが、複数で渡る人いるの・・・?というレベル。
その後の整備具合とのギャップが何とも言えない。自害沢天明水とあったが、普通の沢水ですよね・・・。
右肩がこんなではなければ、沢にもう少し行きたかったな・・・。
黄色の紅葉で慰められる。
県道にまた出る。ここには甲州峠唄と左の解説があったが、メロディーどんなものなのでしょうか。
桃の木茶屋跡の碑。そういえば、上に馬頭観世音の古い標柱が転がっていたが、そちらは見つからなかった。地域の歴史も知れば、また楽しみが広がりそうだ。何とか雨にやられずに帰ってこられて良かった。
京戸山・カヤノキビラノ頭・中尾根ノ頭 / Argonさんの活動データ | YAMAP / ヤマップ