遠流日記

登山・滝見・バイク等、趣味日記  ★沢パートナー大募集!★

現実逃避旅行 6日目

気持ちよく眠れましたが、起きるとレインスーツ無しでは、寒くて移動ができません。
とうとう今日で、北海道を離れなければならないので、ちょっと気分は沈み気味です。
軽食を取り、最後の1日を楽しもうと移動です。
最後のあがき、帰る方向と逆に行きます(笑)

■羽尻岬

走りやすいダートですが、オフロード車でないと、行くのが億劫な場所です。

エゾカンゾウ?エゾキスゲ?が咲き乱れ、原野に彩りを添え、更には、波音とともに、遠くから船笛も響き・・・。
岬の先端までは、20分程度は歩きます。
厚岸湾と大黒島を臨みます。
海沿いの遊歩道を歩き、結構な時間を過ごしてしまいました。
これ以上東に向かうのは無謀なので、再び釧路方面に向かいます。
道の駅・しらぬか恋問で、豚丼を食べたかったのですが、やはり、時間が早くて営業していませんでした。
セイコーマートで、軽食を買い、移動していきます。
国道38号線から、道道1038号線と進み、次のスポットへ。

■昆布刈石展望台

海岸沿いの高台ダートで、気持ちがいい♪

すぐ脇は急斜面になっており、あと5m海側に近づいたら、海へダイブしてしまいます。
国道336号線が延長されたら、この素敵なダートも無くなってしまうのでしょうね。
さっき買った食糧で、景色を眺めながら、ブランチです♪
少し進むと、滝の看板があったので、行ってみました。

■黄金滝


大分、岩が削られてツルツルになっています。
舐めの滝ですね。
そのまま、海へと流れ込んでいます。
鉄分が多いのか、茶色っぽい岩の部分が多かったです。
ダートを突っ切ると、国道336号線の始点となります。
中途半端に、腹に入れてしまい、空腹感が強かったので、大樹町で、昼食に。

★龍月


クーポンもあるので、寄ってみました。牛トロ丼です。
ちょっと、外から見ると、暗い感じだったので、営業開始時間ピッタリに行ったのもあり、やっていなんじゃないかと一瞬思いました。
道の駅で食べたものとは違い、凍ってはいません。
半熟の目玉焼きが、まろやかさを演出し、美味しいですよ♪
そろそろ、時間を気にしながら、移動しなければなりません。
天気も芳しくないですが、国道を順調に進みます。

フンベの滝


上は池や湖のようになっているのでしょうか?
岩壁から、滝が流れ落ちてきます。
この辺りは、黄金道路と呼ばれ、その開拓の歴史の苦難が窺えます。
波が道路を濡らすくらい、海岸に近いのですから!
時間も予想通りなので、目黒で、寄り道してみます。

豊似湖

猿留川林道を軽快に走り、秘湖へ。

5分ばかり歩いて、湖が拝めます。
湖畔を周回できるのですが、ヒグマが怖いです・・・。
また、神木クラスの、シナノキの大木があります。
湯沼でも感じましたが、こんな森の中は、歩いたことがないので、ワクワクしますよ。
もう、結構、秘湖回っているな〜、私も。
国道に戻り、望洋台で一息入れます。

■黄金道路


改めて、すごい道路だ・・・。
三国峠ほど強烈ではありませんが、山の斜面・絶壁と海岸の浸食に挟まれ、大変なところです。
そして、本日、最後になるであろう、ポイントへ。

襟裳岬

一昨年、通行止めで行くことができなかった、襟裳岬
是非、今回は行きたかったのです!

日高山脈が海に沈んでいくのが分かりますね〜。
それにしても・・・、黄金道路では、トンネルやシェルターで気になりませんでしたが、風が強い!!
自殺場所としても、知られる岬ですが、こういう岬好きだぁ〜♪
岩肌が多い分、羽尻岬よりも、荒涼とした雰囲気。
ハマナスのピンクの花が健気に潮風に耐え咲いていたのが、印象的でした。
岬先端から、風の館を見ると・・・。

よく、あんなところに造ったな・・・。
北海道最古の、一等灯台があるというのも、また来る価値がありますね。
日本の灯台50選にも入っているそうです。
長居してしまい、間に合うか不安になってきました・・・。
少しペースを上げて走り、標識を見ると、『苫小牧180km』と。
はぁ〜!?リミットの出航90分前まで、3時間ちょっとしかないよ!?
単純計算で、60km/hrで移動すれば間に合いますが、いかに北海道でも、これは、キツイ。
途中から、雨も激しく打ち、たまりません。
今回、初使用だったゴアテックスのレインスーツが心強い!
一度も休憩せずに、ひたすら国道235号線を飛ばします。
飛ばすと言っても、他の車の流れに乗って走っているだけですが。(セローでは十分速い)
耐えに耐えて、日高自動車道の無料区間を利用し、厚真に何とか時間前に到着できました。
しかし、フェリー乗り場までの道が、雨で大洪水です!
フロントのアクスルに届くほどの深い水溜りが、道路一面になっているところがありました。
よく間に合ったもんだ・・・。
コンビニに寄る時間もないかと思うほどだったのですが、時間もまだ大丈夫そうなので、また片道10kmほどは走って食料を買い込んでこられました。
北海道、最後の最後で、忘れられない経験となりました。



  • 6日目の走行距離  516km