遠流日記

登山・滝見・バイク等、趣味日記  ★沢パートナー大募集!★

蝶ヶ岳〜燕岳

9月の笠ヶ岳の際もそうだったが、今回の駐車混雑状況は更に上回る。
帰りに温泉に入ってゆっくりしたいのでTTで来てしまったが、この混雑具合が分かっていたらセローで来る選択肢しかない。
最奥では転回もままならない状況だったが、どうにかして下に駐車し、6時頃には出発することができた。
無論、人も多い…。この際、仕方がない。

稜線に早く乗りたい気持ちが急いて、足取りもそれに倣う。
力水で合計4Lの水を汲んでいくが、なぜか重さを感じない。運動不足もここまで来ると麻痺するのか…。
去年10月の餓鬼岳〜燕岳で、水に泣く痛い目を見ているのでたっぷり汲んだ。
上の方に来ると、日陰に申し訳程度に雪が残っていた。どうやら昨日降ったらしい。
稜線が近くなる大滝山分岐で、素晴らしい展望をいただく。

富士山も遠望できた。ここでこれだけ素晴らしいのだから、稜線からの景色を想像するとたまらない。

向かう常念岳が圧倒的。
間もなく蝶ヶ岳ヒュッテに出て、南にわずかに登れば蝶ヶ岳山頂。
三角点は戻って更に北に進んだところにあるのだが。

稜線に乗った今、展望は恣だ。

穂高に…。

御嶽山乗鞍岳と…。

そして、槍ヶ岳
このような峰々を好条件で望める幸せ。

あの稜線は縦走してこそ。

樹林帯に入れば綿毛が輝いていた。ナナカマドも綺麗。

上の写真ではまだ下り切っていないが、400mの登りも苦痛ではない。

夏場であれば雲が上に上がっているであろう時間帯だが、富士山まで未だすっきり見える。

そして、常念岳の頂上へ立つ。大混雑なので、さっさと静かなところまで下ってゆっくりする。

立山や剱が遠望できる。

また、以前はそれ程気に留めなかった大天井岳も中々の見栄え。
表銀座の要とあって、槍ヶ岳に次ぐ貫禄だ。
今日は常念小屋に幕営予定だったが、時間にだいぶ余裕があり、大天井ヒュッテまで進もうか迷った。
しかしながら、夕刻到着でテントを張るだけのスペースが残されているか疑問だったので、予定通り常念小屋で幕営

15時程度におもむろに設営。
外に出て散々景色を楽しんで、持ってきた酒類で日が沈む前に酔っぱらう。
日が沈み夕食を取って再度飲みなおす。
星を眺め、山々のシルエットと月明かりで幻想的な夜。
三脚を持ってこなかったため、バルブ撮影ができず後悔。
しっかりと脳裏に焼き付けて、眠りに落ちる。

  • コースタイム

三股駐車場(6:10) → 登山相談所(6:25) → 力水(6:45) → まめうち平(7:35) → 大滝山分岐(9:15) → 蝶ヶ岳山頂(9:25) → 蝶ヶ岳三角点(10:10) → 常念岳(13:10〜14:00) → 常念小屋(14:50着)