台風が月曜日に来なければ、徳本峠と霞沢岳を計画していたのだが、どうやらダメらしい。
南西から天気は崩れるので、日帰りでそこそこ楽しめる候補は…。
なるべく条件を満たしそうな高妻山・乙妻山を選んだ。
しかし、深夜移動するつもりが寝坊して、出発は3時を大きく回った頃。
駐車場は盛況だが、6時着でも停められた。
牧場を抜ける辺りで、日が差してきていい雰囲気だ。
東山魁夷の絵画にあるような光景に目を見張る。
沢沿いを登る登山道。
滑滝には鎖が付いている。
若干の渋滞があるので、紅葉を十分楽しむ。
不動滝付近は開けている上、紅葉も見事だ。
振り向けば朝霞をまとった景色がある。
さくさく進んで稜線へ出る。
一不動、避難小屋は大混雑。早々に高妻山へ向かう。
飯綱山が大きい。
五地蔵山への稜線も快適だ。
二釈迦、三文殊、四普賢、五地蔵と祠が要所にある。
その五地蔵山からの景色も見事。妙高山が特に目を惹く。
上の写真は黒姫山と古池。
スノーハイクに適していそうだ。
稜線はここで西へ曲がっていく。
若干のアップダウンはあるが、戸隠・北アルプス・妙高山・火打山と展望に飽くことは無い。
戸隠も縦走したいものだ。
妙高山〜焼山まですっきりと見える。紅葉も素敵。
六弥勒、七薬師、八観音、九勢至と来て、十阿弥陀の僅かに先が高妻山の頂上。
幸いしばらく独占。
今年、白馬以北にも行きたかった…。
日帰りではどうしても行程に無理がある。
独占時間は5分程。乙妻山へ向かう。
十一阿閦(あしゅく)を過ぎ、北から見る高妻山はだいぶ違った印象だ。
十二大日は夏までであれば池塘になっているのだろう。
そして、十三虚空蔵、乙妻山。
展望は見事だ。雨飾山が良く見えるようになった。
そして、更に先は微かに踏跡がある。
いずれ堂津岳をジャンクションピークとして縦走が可能になるのだろうか。
色々と興味が湧く。
天気が良いのはありがたいが、暑さでジリジリと水分を削られる。
乙妻山まで来ないのは勿体無い。急な部分も少しあるが、道の質も大して変わらない。
独占時間を十分楽しんで、引き帰す。
高妻山周辺の混雑は言うに及ばず、下山に使った弥勒尾根分岐まで、ペースが上がらず時間を要した。
弥勒尾根は紅葉が特に素晴らしい。
下りで先のコースを使うのは、すれ違いや滑落の面からも若干の不安があり、このコースが開かれたことは容易に納得できる。
大きなブナがあり、これも紅葉したらさぞ見事だろう。
最後は沢を渡って牧場へ。
のどかな場所をゆっくり歩く。
連休・好天ということもあり、キャンプ場や牧場は盛況なようだ。
いい紅葉狩り登山ができた。
- コースタイム
駐車場(6:25) → 不動登山道入口(6:50) → 不動滝(7:25) → 不動避難小屋(7:40) → 五地蔵山(8:20) → 高妻山(9:40) → 乙妻山(10:15〜10:35) → 高妻山(11:30) → 弥勒尾根分岐(12:20) → 牧場(13:25) → 駐車場(13:50)