遠流日記

登山・滝見・バイク等、趣味日記  ★沢パートナー大募集!★

西穂高岳(2909m) 2日目

朝食も、昨日同様に、たらふく食べて、光栄にも先発で出発♪
皆さん、遅い出発で・・・。
今日は、最初からアイゼンを付けて出発。
昨日のトレースは、すっかり無くなりましたが、足下の踏み固まったトレースを探りながら、丸山へと。
風は、稜線に出ると強いものの、目だし帽をつければ、大した寒さではありません。
顔以外、全く寒くないんです。
ラッセルすると、直ぐに汗が出て、ゴーグルが曇って内側が凍り、使い物にならなくなり・・・。
丸山を登り、独標にテントが見えてビビる!!
よくも、あんなところに・・・。
一箇所、危険な所があり、Kさんの判断で、ロープを出して下降。
その後も、風雪にさらされながら、割と順調にピラミッドピークに。

まぁ、こんなに視界が悪くなることもありますが、時々、青空が見えたりもします。
しばらく登って、振り返れば、素晴らしい眺め♪

よく、あんな所歩いてきたなぁ・・・。
更に、上がると、その稜線の容貌がよく分かります。

これが、北アルプスの冬の景色なのか、と感嘆。
この辺りまで来ると、割と危険な所も無く、緩めの登りが続き、西穂高岳の山頂へ。

エビのしっぽが、発達していますね〜。
奥穂高岳なんかが一瞬、その片鱗を見せてくれましたが、その後はさっぱり。
チャンスを物にできて良かったです。
そして、今回のメンバー写真を、後続パーティに撮ってもらい、下山。

下山中に、まつ毛が、目だし帽に凍りつき、痛いの何の・・・。
寒さよりも、これが一番嫌でした。
丸山からの下山では、ルートファインディングに注意しながら。
私では、やはり、役不足で、他のメンバーの方々に指示してもらいました。
稜線を去ると、一気に風が無くなり、まつ毛の凍結も解除。

そして、西穂山荘と、テントが見えてきて一安心。
山荘内で、軽食を取って、一息ついて、ロープウェーで無事下山完了。
温泉に寄って、渋滞に捕まることもなく、帰宅。

今回、やっと、冬山に登った!という登山ができました。
これまでも、一応、冬山・雪山には登っていましたが、そんなのは、軽登山にも思われる感があります。
このような状況下でも、的確な判断力と技術を身につけていくことが、レベルアップすることなのでしょう。
私のような経験も技術も無い初級者がやるには、まだまだ先が長いみたいです。
山岳会に入って、本当に良かったと思った山行でした☆