花粉症が酷くなる前に、ここらで低山を歩いておきたい!
ということで、今回は、かなり歩くことになりますが、山梨百名山の2つと対峙します。
甲武信岳で見た日の出が忘れられず、日の昇る前に出発です。
移動の途中で、結局、見ることになってしまったのですけど。
バイクで移動していますが、氷点下でないので、むしろ暖かくさえ感じます。
上野原・秋山にある、雛鶴トンネル(旧道)に登山口があります。
この旧道、路肩は崩落していますし、倒木、落石とフルコースで通行止めになっていました。
荒れ具合から察するに、もう改修したり整備したりする気もないかと・・・。
バリケードにバイクを停め、10分程舗装路を歩いていくと、いよいよです。
一旦、南に登り、送電線のある所を通過し、ジグザグに登っていきます。
ヒノキの大木が倒れていて、酷い!!
山の斜面を見る限り、また崩れること必至だな・・・。
体もほぐれてきた頃、雛鶴峠の分岐へ到着です。
北の倉岳山方面を目指して!
ここからは、尾根歩きで、多少アップダウンはありますが、ちょろいものです(笑)
と、いい気になっていたのが仇となり、違う尾根を少し下ってしまいました(汗)
やたらに急な下りだし、雰囲気が違うし・・・。
耳をすませてみれば、沢の流れも向かう方面から聞こえたので、ルートを誤ったのが確定しました。
20分くらいタイムと体力ロスをして、勉強させてもらいました・・・。
引き返して見てみると、何でこっちに下ったんだ!?と疑問に思うようなポイントでした。
周囲の状況は、しっかり見ないと・・・。初歩的なミスに意気消沈。
ゴルフ場を左手に見下ろしつつ、進んでいくと、丁字分岐に突き当たりました。
ん?確か、高畑山に出るはずなんだけど・・・。
左に高畑山の指標があるので、従って、ちょっと進めば、そこが高畑山でした。
先程、間違えただけに、一安心です。
富嶽12景だっけ?その内の一つらしいですが、木が伸びたのか大して感慨も沸かず・・・。
小休止を取り、今度は倉岳山へと進みます。
暑い!!ここ1週間で、別次元の暖かさのように感じます。
所々で、大月〜上野原方面が眺望がいい所があったのに、癒されつつ、順調に歩を進めます。
アップダウンを2,3繰り返し、倉岳山へ到着しました。
山梨百名山、31番目、倉岳山、制覇!!
こちらは、南北の展望がいい♪
ここも富嶽何とからしいですが、高畑山とは違い、まぁまぁかな。
これで、富嶽の12の内8かな?踏破しましたが、何の達成感もありませんね・・・。
どういう基準で選出されたのか、知りませんし!
また、小休止を取り、立野峠の四差路を経由して浜沢へと下ります。
そんなに急でもなく、普通に下れます。
・・・、が、何だか、膝に違和感が・・・。
とりあえず、膝を気遣いながら、ペースを落として進むことにします。
浜沢までは、途中から沢沿いの登山道となり、水の流れが耳に小気味よく響きます♪
この水も飲料水で利用されているのかな?
沢沿い歩きをしばらく続けると、学校付近に出てきました。
膝の痛みは、そんなにでもないので、予定通り、二十六夜山にも登ろうと。
県道を少し歩き、すぐに二十六夜山の登山案内を発見できました。
キャンプ場の中?を進み、別荘?の集まる道を登っていきます。
舗装路のくせに、何ていう急勾配なんだよ・・・。
舗装終点で、昼食を取ることにして、コンロでお湯を沸かして、いつも通りにラーメンで腹を満たしました。
膝が回復しないかと、休憩も長めに取って、ダラダラとくつろいでしまいました。
それにしても、暖かくなったなぁ〜。上着を羽織ることもありません。
さて、気を取り直して、出発!!
東屋を通過し、かなりの急登が断続的に続きました。
尾根まで登れば、そこからは楽なものです。
落ち葉の下が凍結しており、滑るところは時々あるものの、アイゼンを付けるという程でもなかったです。
赤鞍ヶ岳方面と二十六夜山方面の分岐を、ある程度歩けば、三叉路の分岐となります。
まずは、二十六夜碑を見に行きます。
明治22年のものだそうです。
情報では、数年前に、台座から転んでしまったそうですが、台座には納まっていませんが、一応、立ててはあります。
また、登ることがあれば、月待ちにあやかろうかな・・・。
旧正月と7月26日の月の出るのを待って拝めば、幸運が訪れるらしいです。
名物碑はチェックしたので、山頂を目指し少しだけ進めば、到着しました。
山梨百名山、32番目、二十六夜山、制覇!!
三等三角点はありますが、展望は全然無いです。
1人の登山者とすれ違いで到着し、しばし休憩。
静かな山頂だなぁ〜。
む〜、足が何だか悪化している気が・・・(汗)
ここからは、ステッキを取り出し、頼って下ることにしました。
先程の赤鞍ヶ岳方面の分岐を進んで、棚ノ入山へと向かいます。
一部、荒れていて、本当に合っているのか!?と思いますが、大丈夫だったようで、指標に従って進みます。
しばらく歩いていると、猟友会の方と逢い、イノシシの大物が3匹いるので、囲んでいるのだとこと。
皆様、ライフルを携えていらっしゃいます!
棚ノ入山の付近まで、続いて歩きました。
この棚ノ入山までが、中々に曲者で、結構登る!!
ですが、左側は植林された低木ばかりなので、眺めがいい♪
道志と秋山の間ってこんなにも、自然が豊かだったんだ、と感心。
植林がちょっと残念ですが。
流石、遮るものが無いので、風が強いです・・・。ぬるいわ!
棚ノ入山の山頂には、この分岐標識があるだけです。
赤鞍ヶ岳って随分書いてあるけど、何か特別な山なのかな・・・。
イノシシに鉢合わせしないことを祈りつつ、雛鶴峠へと進んでいきます。
が!、ここから、藪が煩い!!
顔にピシピシ枝があたり、スズタケの笹の葉がうっそうと茂っていたりと。
私の資料では、このルートはかなり整備された、と書いてあるのに。
以前は、どれだけ酷かったんでしょうか・・・(汗)
歩く人が余りいないってことでしょうかね。
も〜、ここからが、病みました。
膝はやはり悪化して痛くなってきて、下りの方が苦痛です・・・。
ペースは著しくダウンし、急降下したり、ちょっと登り返したりしながら、尾根をひたすら進みます。
やはり、無理があったか・・・、と反省。
今日は長い間歩いているせいか、既に日没寸前のような気分でした。
そして、やっと、8時間半掛けて一周して、雛鶴峠に到着しました。
知った場所まで来たので、精神的に楽になり、一安心しました。
その後も、足を気遣いながら、やっとの思いでバイクの所まで戻ってこられました。
膝の痛みは、今までにない部分の痛みで、やはり歩き過ぎなのかな・・・。
無理して、膝を壊してしまったら、元も子もないので、次からは加減しながら、ということで。
- 本日の行程 *時刻は出発時刻
バイク(6:50) → 登山口(7:05) → 雛鶴峠(7:20) → 高畑山(8:40) → 倉岳山(9:45) → 県道・二十六夜山案内板(10:40) → 昼食・休憩40分程度 → 二十六夜山(12:50) → 棚ノ入山(14:30) → 雛鶴峠(16:00) → バイク(16:30着)