遠流日記

登山・滝見・バイク等、趣味日記  ★沢パートナー大募集!★

山梨百名山 〜倉岳山(990m) 二十六夜山(972m)〜

花粉症が酷くなる前に、ここらで低山を歩いておきたい!
ということで、今回は、かなり歩くことになりますが、山梨百名山の2つと対峙します。


甲武信岳で見た日の出が忘れられず、日の昇る前に出発です。
移動の途中で、結局、見ることになってしまったのですけど。
バイクで移動していますが、氷点下でないので、むしろ暖かくさえ感じます。
上野原・秋山にある、雛鶴トンネル(旧道)に登山口があります。
この旧道、路肩は崩落していますし、倒木、落石とフルコースで通行止めになっていました。
荒れ具合から察するに、もう改修したり整備したりする気もないかと・・・。
バリケードにバイクを停め、10分程舗装路を歩いていくと、いよいよです。

一旦、南に登り、送電線のある所を通過し、ジグザグに登っていきます。
ヒノキの大木が倒れていて、酷い!!
山の斜面を見る限り、また崩れること必至だな・・・。
体もほぐれてきた頃、雛鶴峠の分岐へ到着です。

北の倉岳山方面を目指して!
ここからは、尾根歩きで、多少アップダウンはありますが、ちょろいものです(笑)
と、いい気になっていたのが仇となり、違う尾根を少し下ってしまいました(汗)
やたらに急な下りだし、雰囲気が違うし・・・。
耳をすませてみれば、沢の流れも向かう方面から聞こえたので、ルートを誤ったのが確定しました。
20分くらいタイムと体力ロスをして、勉強させてもらいました・・・。
引き返して見てみると、何でこっちに下ったんだ!?と疑問に思うようなポイントでした。
周囲の状況は、しっかり見ないと・・・。初歩的なミスに意気消沈。
ゴルフ場を左手に見下ろしつつ、進んでいくと、丁字分岐に突き当たりました。
ん?確か、高畑山に出るはずなんだけど・・・。
左に高畑山の指標があるので、従って、ちょっと進めば、そこが高畑山でした。
先程、間違えただけに、一安心です。

富嶽12景だっけ?その内の一つらしいですが、木が伸びたのか大して感慨も沸かず・・・。
小休止を取り、今度は倉岳山へと進みます。
暑い!!ここ1週間で、別次元の暖かさのように感じます。
所々で、大月〜上野原方面が眺望がいい所があったのに、癒されつつ、順調に歩を進めます。
アップダウンを2,3繰り返し、倉岳山へ到着しました。

山梨百名山、31番目、倉岳山、制覇!!
こちらは、南北の展望がいい♪

ここも富嶽何とからしいですが、高畑山とは違い、まぁまぁかな。
これで、富嶽の12の内8かな?踏破しましたが、何の達成感もありませんね・・・。
どういう基準で選出されたのか、知りませんし!
また、小休止を取り、立野峠の四差路を経由して浜沢へと下ります。
そんなに急でもなく、普通に下れます。
・・・、が、何だか、膝に違和感が・・・。
とりあえず、膝を気遣いながら、ペースを落として進むことにします。
浜沢までは、途中から沢沿いの登山道となり、水の流れが耳に小気味よく響きます♪
この水も飲料水で利用されているのかな?
沢沿い歩きをしばらく続けると、学校付近に出てきました。
膝の痛みは、そんなにでもないので、予定通り、二十六夜山にも登ろうと。
県道を少し歩き、すぐに二十六夜山の登山案内を発見できました。

キャンプ場の中?を進み、別荘?の集まる道を登っていきます。
舗装路のくせに、何ていう急勾配なんだよ・・・。
舗装終点で、昼食を取ることにして、コンロでお湯を沸かして、いつも通りにラーメンで腹を満たしました。
膝が回復しないかと、休憩も長めに取って、ダラダラとくつろいでしまいました。
それにしても、暖かくなったなぁ〜。上着を羽織ることもありません。
さて、気を取り直して、出発!!
東屋を通過し、かなりの急登が断続的に続きました。
尾根まで登れば、そこからは楽なものです。
落ち葉の下が凍結しており、滑るところは時々あるものの、アイゼンを付けるという程でもなかったです。
赤鞍ヶ岳方面と二十六夜山方面の分岐を、ある程度歩けば、三叉路の分岐となります。
まずは、二十六夜碑を見に行きます。

明治22年のものだそうです。
情報では、数年前に、台座から転んでしまったそうですが、台座には納まっていませんが、一応、立ててはあります。
また、登ることがあれば、月待ちにあやかろうかな・・・。
旧正月と7月26日の月の出るのを待って拝めば、幸運が訪れるらしいです。
名物碑はチェックしたので、山頂を目指し少しだけ進めば、到着しました。

山梨百名山、32番目、二十六夜山、制覇!!
三等三角点はありますが、展望は全然無いです。
1人の登山者とすれ違いで到着し、しばし休憩。
静かな山頂だなぁ〜。
む〜、足が何だか悪化している気が・・・(汗)
ここからは、ステッキを取り出し、頼って下ることにしました。
先程の赤鞍ヶ岳方面の分岐を進んで、棚ノ入山へと向かいます。
一部、荒れていて、本当に合っているのか!?と思いますが、大丈夫だったようで、指標に従って進みます。
しばらく歩いていると、猟友会の方と逢い、イノシシの大物が3匹いるので、囲んでいるのだとこと。
皆様、ライフルを携えていらっしゃいます!
棚ノ入山の付近まで、続いて歩きました。
この棚ノ入山までが、中々に曲者で、結構登る!!
ですが、左側は植林された低木ばかりなので、眺めがいい♪
道志と秋山の間ってこんなにも、自然が豊かだったんだ、と感心。
植林がちょっと残念ですが。
流石、遮るものが無いので、風が強いです・・・。ぬるいわ!

棚ノ入山の山頂には、この分岐標識があるだけです。
赤鞍ヶ岳って随分書いてあるけど、何か特別な山なのかな・・・。
イノシシに鉢合わせしないことを祈りつつ、雛鶴峠へと進んでいきます。
が!、ここから、藪が煩い!!
顔にピシピシ枝があたり、スズタケの笹の葉がうっそうと茂っていたりと。
私の資料では、このルートはかなり整備された、と書いてあるのに。
以前は、どれだけ酷かったんでしょうか・・・(汗)
歩く人が余りいないってことでしょうかね。
も〜、ここからが、病みました。
膝はやはり悪化して痛くなってきて、下りの方が苦痛です・・・。
ペースは著しくダウンし、急降下したり、ちょっと登り返したりしながら、尾根をひたすら進みます。
やはり、無理があったか・・・、と反省。
今日は長い間歩いているせいか、既に日没寸前のような気分でした。
そして、やっと、8時間半掛けて一周して、雛鶴峠に到着しました。
知った場所まで来たので、精神的に楽になり、一安心しました。
その後も、足を気遣いながら、やっとの思いでバイクの所まで戻ってこられました。


膝の痛みは、今までにない部分の痛みで、やはり歩き過ぎなのかな・・・。
無理して、膝を壊してしまったら、元も子もないので、次からは加減しながら、ということで。

  • 本日の行程  *時刻は出発時刻

バイク(6:50) → 登山口(7:05) → 雛鶴峠(7:20) → 高畑山(8:40) → 倉岳山(9:45) → 県道・二十六夜山案内板(10:40) → 昼食・休憩40分程度 → 二十六夜山(12:50) → 棚ノ入山(14:30) → 雛鶴峠(16:00) → バイク(16:30着)