遠流日記

登山・滝見・バイク等、趣味日記  ★沢パートナー大募集!★

籾糠山 猿ヶ馬場山 帰雲山

数年に一度の残雪期、白山周辺の登山へ。

前回は3年前。藪と暑さに苦しみ、笈ヶ岳まで届かず、お粗末な結果だった。

今年は残雪豊富であるし、1週は早いので、だいぶ楽だろうと思う。候補は複数あるが、最近まともに歩いておらず、余裕を持たせ、日本300名山に入っている、猿ヶ馬場山を攻略することにした。ただの往復では、余りに面白みに欠けるので、籾糠山も含めて周回。白川郷は駐車が厳しそう。冬季封鎖中の国道360号線のゲート前なら過去に滝見の際に問題ないと記憶しているので、そこを起点に設定した。

1時過ぎに到着して仮眠を取り、4時過ぎに出発!

入口の様子。尾根というか斜面を見ると、社の裏に踏跡があるので、これを登る。急な斜面を適当に登り、尾根へ。

藪が序盤あるが、だいぶ優しい。ブナも散見されるようになってきて、尾根らしくなってきた。沢型を歩く方が良さそうな感じもしたが、そのまま構わず登る。薄暗さもあり、足の様子をうかがいながらゆっくりと。

イワナシ。まだ早かった・・・。

900m手前で雪がまぁまぁ出てきて助かる。940m付近、これは林道跡のようで、西にはゲートっぽいのがあって、かんじきが残置されていた。

そこからの展望。北縦走路?

ここからは境界見出票やペイントが尾根上にあった。だが、雪が無くなり残念。

ブナが立派なものが幾つか。いいなぁ。安定した残雪の量になって安心。

日が高くなってきたが、踏み抜きは稜線上どうか・・・。やっと1200mを超える。

一部でマンサク。ちょっとした癒し。

今回、唯一のごく短距離の痩せた雪稜。つぼ足で歩いているので、アイゼン付けるかどうか迷うところ。

三等三角点、点名『保谷』。当然ながら標石は雪の中だ。

稜線上を律儀に進むより、沢地形を組み合わせながら省エネで。

着生する植物を見ながら・・・。天生峠から籾糠山のルートではフガクスズムシソウがいるそうなので、この時期はどんな様子なのか気になる。

流石に、下りの日陰はアイゼンがないと滑落の危険があり装着。

平和。

沢型と尾根どちらがいいかなと迷うが、尾根を進むことにした。ブナがやっぱり良い!

1552m高点手間から、だいぶ景色が違う。

振り返る。あれは・・・? よきかな。

1552m高点から向かう先。日差しがきつくなってきたが、まだ暑さはそれほどではない。照り返しは厳しいので、フェイスガードとサングラスは必須。

巨木が多くて、青空と雪にも映える!

いよいよ、第一ターゲットの籾糠山をとらえた。頂上まで60mほどが雪壁のようになっているので、気合を入れて・・・。

下で見るとそんな斜度ではなく、危険は感じない。下りでは僅かに感じるかも。

東の台地が気になるね。遠く、中央アルプスでしょうか?

背後も絶景だ。さっぱり山名が分からない。

直下は雪壁になっていたが、問題なくアイゼンを利かせて登り、籾糠山に立つ。右手には猿ヶ馬場山。三等三角点、点名『籾糠山』があるが、これも雪に埋没。

登りで暑くなってしまったので、早々に先へ。こちらも木がまばらだが、雪面の状態は程よく緩んでいる程度で問題なし。

少し視線を上の写真から西に向けると、隣の稜線に移動した方が省エネに見える。しかし、また御前山に来たらここまで繋げたくなりそうなので、少し先の1818mジャンクションっぽいピークまで向かうことにする。

地味にトラバースしつつ・・・。ここも木が素敵。

振り返る。左のピークが籾糠山。

向かう先、一部は雪が落ちてきている。

藪が出る前の良いタイミング。土や藪は踏まずに済む。

奥の稜線、御前山や栗ヶ岳も行きたくなる。

1818m付近から、別山の東辺りを見ているのかな。1818mは意外に展望がいまいちなので、先へさっさと進む

猿ヶ馬場山が左奥、右下に先に通った籾糠山。

ちょこちょこ見えていたが、白山本峰の白さたるや、名に相応しい。

雪が崩れてきて雪壁になっているような場所もあるが、適当に回避できる。

そして、猿ヶ馬場山。だだっ広い。雪が無かったら笹に覆われるのだろうか。ここから踏跡が現れる。後は、帰雲山を踏んで適当に下山する。すれ違いで人にも会う。踏跡につられそうになるが、その前に・・・。

三等三角点、点名『猿ヶ馬場』に行かねば。ここがそこ。北を見ている。

木陰で小休止。今日は余り食料・水分共に減らないので、無理やり詰め込む感じ。

木々の逞しさを白山のフレームとして・・・。貫禄は負けていないと思う。

適当にこの辺で踏跡に合流した。振り返って一枚。

相変わらず、木々が見事で見入ってしまう。自分でもよくも飽きないなと思う。

トラバース地点でも、歩みが止まりがち。

帰雲山の登りから振り返って・・・。さらば、猿ヶ馬場山。

帰雲山の様子。手製の標識がだいぶ上に取り付けられていた。

この辺から先、熊棚が多い。

あれは、猿ヶ山だろうか。以前も見て立派な山容だなと改めて思う。

北縦走路を遠くに見て、三等三角点『大牧』を目指す。

この辺でも登ってくる人とすれ違う。踏跡は三角点には行くものはないが、自分には関係ない。

予想外に、『大牧』には手複数のテープが付けられていた。カラマツも見られ、若干植生が違うようにも思う。流石に、標石はここも出ることは無かった。

さて、後はやっつけの下山。少し少なくなったものの、まだまだ残雪が十分に使える。

やや急な斜面・尾根を下って、沢地形。そこからすぐで1100m、林道に出る。

こんなに明瞭とは。取付きは、目印が風に揺れていた。

フキノトウ、ネコヤナギなど見る。春らしさを感じる。

林道を歩くより、沢地形を歩いて雪の上で涼みたい。それも作業路らしき道に当たると終わる。ここで、アイゼンも外す。

帰ってきて分かったが、東にあった三等三角点には点名『大沼山』とあり、踏めば良かったかも・・・。最後は藪でやられるのがオチになりそうだけれど。

廃林道っぽい道を下るのみだが・・・。そこには多くの花!

まずは、ショウジョウバカマ。葉が多いが、咲いているのはそこまでではない印象。

下にもいる。

イワナシは開花しているのを見られた! 登りで見られなかったので、嬉しさはひとしお。ただし、とても僅か。

いやいや、いいものですな。

更に下っていくと・・・。

セリバオウレン! ショウジョウバカマと一緒に見られるなんて!

丁度ここは旬であり、散り始めから咲き始めまで。

ミヤマカタバミに、エンレイソウも出てきた。

それに、キクザキイチゲ! この何と鮮やかな紫。日陰には上品な紫の花。この春に見られず諦めていたので、一番嬉しかった。

セリバオウレンの花畑は、木漏れ日の中、幻想的な雰囲気を醸す。これ程咲いているとは、つゆほども思わず。レンズは広角・汎用レンズしか持ってこなかったのを後悔。

いよいよ、白川郷へ。

何と元気なエンゴサク。ここまで勢いを感じるものがあるのか。他にもニリンソウやスミレも見た。

萩町の合掌造り集落を見る。桜が満開に近い。よきかな。

観光客、とりわけ外国人が多い。肌感覚で確実に半分以上は国外から。

熊が出没したらしく、少し迂回して展望地へ。

見覚えある景色。今日は通りに人が多い。いつからか分からないが、マイカーではここに来られなくなっていた。3年前の早めの時間帯は幸運だったのかも。

ここからも車道歩きでやれやれだが、花見しながらで車もほぼおらずストレスが無い。

カタクリは、そこら中で見る。藪の中でも咲いているものも。

キクザキイチゲもちらほらと。既に陰って花を閉じてしまった株も多かった。カタクリキクザキイチゲの共演場所も見たので、再訪したい。

後半、特にゆっくり、観光気分で終了した。毎年、この時期に行きたいな。

籾糠山・猿ヶ馬場山・帰雲山 / Argonさんの猿ヶ馬場山(岐阜県)籾糠山帰雲山の活動データ | YAMAP / ヤマップ