遠流日記

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篠井山 御堂(廃道)

篠井山の御堂から登る道、長らく気になっていた。この廃道と花探索でこの時期満を持して行くことにした。最大限楽しむために、道の状況は調べず臨む。

標識あり。ここからの道は利用しないように注意書きがあるが、無論承知の上だ。マムシヒルに注意とある。ヒル対策には、アルコール消毒液を携帯する。

植林の作業路を兼ねている道のようだ。

早速、エビネを発見!新芽が上がってきている。南部には、ナツエビネもあるそうだが、これはどうだろうか。

ネットが張られている。過去は、茶畑かミツマタ畑だったのかも。今は灌木が育ち、ネット際は藪っぽい。山頂まではここから3kmもあれば行けるそうなので、距離的には楽勝かと思う。

標柱はしっかりしている。プラ案内板は文字が殆ど消えている。

その近く、三角点があるので、無論向かう。ネットは傷んでいる所があるので、そこから中に入ってアプローチ。

四等三角点、点名『御堂』。植林下の特徴もない場所。目印が無ければ発見しにくい。

付近、ミツマタがまだ咲いていた。

スミレはどれか・・・。ヒメハギはこんな所にあるとは驚き。キランソウはまぁ妥当。

植林の中、目を凝らして歩くと、カヤランが落ちていた。家の梅などにも這わせたいものだが、そう上手くはいかないのだろう。ホトトギスらしき葉はとても多かった。

作業路分岐っぽいのはあるが、概ね分かりやすい。

トウゲシバと、ムラサキマムシグサか? たまに見かけたが、普通に歩いていれば見られるレベル。

ここで、馬込から南へ伸びている尾根と合流。ここの標識は転がっていた。

少し上で、南東のちょっとした展望あり。

ユリワサビっぽいが、自信がない。前に何度も見ているような生育環境ではないように感じられる。

尾根らしくなった。左は植林、右は自然林。ミツバツツジが出てきて、殺風景な中で彩を添える。ここまで、ヤマビルを警戒していたが、全く遭遇せず、この上も遭わないだろうと踏む。

暫くは歩き易い尾根道が続く。

半分は過ぎたらしい。
急な登りを僅かに挟むと、南東に展望あり。

どこを見ているのかさっぱり。

1060m高点の稜線にも目印が見えるが、トラバースにも目印がある。さてどうするか。地図からだと、尾根伝いに行けそうな感じもするが、この山域で出くわす硬いザレた地面だった場合は、1150~1250mがほぼ崖で通過困難が予想される。ここは、トラバース道を辿る。イワカガミが咲いていないものの葉を多く見る。

ロープがあるが、目印の間隔が遠く道も緩く崩れていて分かりにくい。注意深く観察していると、どうやら沢に降りるようだ。

降りる前にロープ、出合に標識があった。

沢の様子。沢は手強そうだ。

ハナネコノメとツルシロカネソウが多かった!

ミツバコンロンソウが少し。ヤマエンゴサクはとても多い。ハナネコノメとともに咲いていたのが印象的だ。

とても気持ちの良い場所で、日差しがあったら数時間過ごせる。

幾つも出るヤマシャクヤクまで見つけた。

目立つ目印を追って沢を登ったが、どうやらここはルートではないらしい。

木に「道」とペイントがあったが、踏跡はよく分からない。

人為的なケルンらしきものを見て・・・。

沢を横切り、向かいの尾根に乗ってみる。これが正しいのかどうかはさっぱり分からない。獣道なのか登山道だったのか不明なレベル。他にも割と深い谷が食い込み、どれを登っていいのか分からないが、上に行けば何とかなるでしょうと。

登った小尾根にはロープがあったので、これが正解?もっと下から登れば楽だったのかもしれない。ここは、バリエーション慣れしていない人だとビビる痩せ尾根。ただ、全体通して、適度な緩さを持つ地面で浮石に乗って谷に真っ逆さま!というような状況にはなりにくい。

アセビが目立つようになってきて、標識が転がっていた。やはり、ルートはここらしかった。尾根が急そうな場所はトラバース。目印は元々あるのが朽ちてただ落ちたのか、稜線から飛んできてここに落ちたのか不明。

やっぱり正解だったらしく、ロープで尾根は塞がれていた。

だいぶ明瞭な尾根で緊張感は無くなった。

1250m辺りで北東尾根が交わる場所に標識あり。確かに、下りだとそちらに引き込まれるかもしれず、ここに設置するのは理にかなっている。

もう神社のピークが目前。福岡の会が付けた標識が転がっていたり、同じ標識も見たりしながら。

神社のやや南に出た。

無事に来られました。ありがとうございました。

16年前にも来たことがあるが、余り記憶にはない。先に満願寺跡の標識があり、行ってみる。

東が切り開かれていた。切られた巨木があり、平坦。山岳信仰らしい場所と感じる。

明治時代の神仏分離政策で廃寺となり下ろされたらしい。

そして、南の山頂へ。

記帳箱と展望盤は見たように思う。

登る直前、山頂は雲の中を出たり入ったりしていたが、展望が得られて嬉しい。

さて、下山は南尾根でというのもありだが、帰宅時間を考えると、ちょっと時間が足りない。大人しく元の道を戻る。

登りでは見なかったロープがあった。稜線でない所も割と通る模様。

ヤマシャクヤクをまた発見。あと2週もすれば花が見られるかも!? どうせならと、核心部だが探索して違う尾根や斜面を見て回ることにした。

イワカガミ、もう少し・・・。

やや際どい下降などもしながら楽しむ。植生がこんなに豊かと思わなかった。思う存分楽しんだ。時期を変えて行くと、谷には興味深い植物がいるかもしれない。

帰りはガスの中・・・。汗冷えもして、肌寒い。

桜もまた愛でて・・・。

カヤランがまた落ちていないかと下を眺めながら下ったが、登りで見た以上は見つからなかった。

今回、ヤマビル被害はなかったが、帰宅して洗濯したら出てきたので、いることは間違いない。シカは全くおらず、カモシカには一頭遭遇した。楮根川は手強そうな沢だが、見事な滝もあるそうだし、再訪したいところだ。

最後に、どこかの小貝母。こんな大変な場所に来るより、思親山や県境尾根で見る方が遥かに安全確実ということは明記しておく。

 

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