白山はほぼ見頃だったヒカゲツツジ。同じく有名な坪山も、未踏区間と絡めて楽しむことにした。
鶴峠の駐車余地に何とか停めて、自転車で下って飯尾まで。
道中、桜が満開で思わず止まる。
神社前に架かる橋手前に自転車を停めて歩き始める。
山里の春の景色然としている。
東側も中々趣あり。
スミレはたくさん足元に見られる。タチツボスミレでしょうな。
5分ほどで分岐を右に採り、植林地帯へ。
沢床が不思議な白みを帯びている。
ヒトリシズカは咲き始めだが多い。ミヤマシキミは僅か。
山桜。元は畑があったような場所。
植林を抜けると、ミツバツツジが多くなった。
ミヤマウズラがいた。多くない。
先行者をパスしていくと･･･。
いた！イワウチワ。
イワカガミに葉は似る。花は日に背を向けて咲くことが多いようだ。
その後もちらほら。雪国で見るばかりで、山梨県で見るのは初めて。
ヒカゲツツジも多くなってきた。見頃はやや過ぎたようだ。
展望と上手く撮るのは難しい･･･。
イワカガミも群生していたが、開花時期には早いですね。
最後は急登だが、せいぜい50mほど高度を上げるだけ。
坪山、到着。三等三角点、点名『坪谷』。
登りの最中、10人近くをパスしてきたが、山頂では4人だけで、思ったより少ない。
東から南にかけて展望が良い。ふむ･･･。左の写真の三頭山が盟主らしい存在感。右の写真、笹尾根と権現岳東尾根がそれぞれ伸びる。
山頂のヒカゲツツジが最も旬だった。これには満足した。
さて、予定通りに東へ。
廃業した松姫鉱泉の標識。往年は如何に。千円で寛げるのならいいなー。
ヒカゲツツジが始めに少しいたが、それもなくなるので、足元を見ながら。
ミヤマウズラがちょっとだけ。去年は咲いた模様。
アカマツ地帯。スミレが多いが、花は咲いていない。
ツルリンドウ、ツクバネソウが少し。
林業の跡が残る。阿寺沢川方向にも道があったようだ。
約1170m高点が最高点で、地味な登り下りをして、西原峠へと向かう。
稜線への道もあるが、西原峠へ行きたいので、トラバース道へ。
倒木や落ち葉やらで歩きにくさはあるが、不明瞭な感じではない。
倒木をくぐると、林道・作業道に出た。振り返って一枚。左のスロープ状を降りてきたところ。
100mも進めば、立派な林道に出た。写真左は北、右は南を見ている。
林道を南歩くこと5分ほど。
西原峠。この先、三ツ森まで未踏なので、また来ることがあるだろう。
小休止していると、カナヘビに出会う。この陽気は、さぞ日光浴が気持ちよいだろう。
付近、カタクリの葉が出ていたが、ここに咲いていたのは1株だけ。植林と笹に負けないでほしい。
戻って、約1120m高点ピークへ向かう。林道は巻いているが、僅かな登りだ。
春霞に富士山。見られて良かった。
ピークを越えて北～東斜面にもカタクリが多い。西は植林だが、東は広葉樹のためか。
葉はとても多いものの、花は10株咲いていたかどうか。しかし、これは良い。
林道に合流、そして、外れて佐野山へ。
1234m、佐野山。三等三角点、点名『竹ノ沢』。地味。展望も無し。
南に延びる尾根の道はどうだろうか。
佐野峠に下る途中、立派な巨木あり。カラマツ混じりで、林床にはツクバネソウあり。
下った先、佐野峠。
トラバースの南への道は、利用を控えるようにあった。林道歩きはつまらないので、高点座標がとってある小ピークも通過する。
1260m高点。何か刺さっている。
左奥が奈良倉山か。その先、1238m高点は古い標柱あり。
ダンコウバイが多いので、林道歩きもこなせる。
やっと林道歩きから解放。古いコーラ瓶があった。
ひと登りで、奈良倉山。
二等三角点、点名『佐野峠』。1348.9mと本日最高点。
ここでも富士山をまだ見られた。右手に三ツ峠を奥に、大峰の尾根を手前に。
小休止して、鶴峠へ。
足元にカタクリの葉が見えるので、目を凝らしてみると･･･。
開花しているのがいた！
葉は多いが、ここでも花は少なめ。
他に、キクザキイチゲっぽい葉も多かったが、花芽は上がってこず、これからのよう。
ハシリドコロも多かったな。
スミレは結構見た。
植林になると、スミレ以外には花は無し。
林道を交えながら･･･。
鶴峠が近くなると、奥秩父主稜線が見える場所があった。
整備されているが、登山者には興味が薄いだろう。
そして、周回完了！花見ハイクとしては、満足。
写真ばかり撮っていて予定より時間が押してしまったが、まだ西原にあるびりゅう館が開いているので、蕎麦を食べに向かう。
平日にもかかわらず、40人くらいいたのではないか。時間をいただきますと言われたが、10分そこそこで提供された。田舎蕎麦。刺身蒟蒻が柚子味噌でまた美味しかった♪
坪山・佐野山・奈良倉山 / Argonさんの奈良倉山・坪山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
