遠流日記

登山・滝見・バイク等、趣味日記  ★沢パートナー大募集!★

粟倉山

身延にある栗倉山。身延山の北にひっそりと佇む。

去年、下山から栗倉山も絡めて登ろうとしたが、タイムアップで断念した。

今回、差越から登る。

道中、落石が夥しい数で急勾配の道だが、舗装されているだけありがたい。どかして走るほどではなかった。

さあ、待望の差越集落へ。

墓標や桜が入口にある。里山でよく見かける景色で、じんわり訴えかけてくる。

家屋は管理されてはいるようだが、人気はなく静かだ。家屋は2件?

沢は渡らないが、この橋を渡るのはちょっと躊躇する。帰ってから調べてみると、夏秋に続く道があったらしい。これも辿りたい!

すぐに道路は突き当たりで、沢沿いを歩いていく。

フデリンドウか?やけに大きな感じがするが。

一部は山斜面からの押し出しで埋没しているが、まだ健在な場所が殆どだ。

その後、道型に従い、山の斜面へ。この登る手前、水田が過去にはあったらしいが、その面影はない。開墾された畑という雰囲気はある。

目印あるが、ほぼ道は失われる。湯呑みが転がっていたので、掛けておいた。

適当に辿って、峠へ。

北を見る。登ってきた道型がはっきりと分かる。

これはフデリンドウで間違いない。1週間後には開花しているだろう。

見覚えのある差越峠。去年と変わらずだ。その時、身延山からここまで歩きにくく、粟倉山まで届かなかったが、さてこの北はどうか。

植林が東に出てきて、とても歩きやすい。境界の杭もあり。

送電線の鉄塔が途中に現れる。

東側の展望。

西側の展望。

風の通り道になっており、埃っぽくて敵わない。

危険個所とは無縁で、粟倉山の頂上を見る。

頂上に到着。三等三角点、点名『福居(1)』。身延山東北東尾根上に(2)があるので、また同じ時期に登ってみたい。

特に山頂標識などは見当たらず。北尾根へは目印が続いている。これを採ると、夏秋に行く時間が無くなってしまうので、北西尾根を辿る。

芽吹きの緑が美しい。

こちらも歩きやすい。目印が豊富。矢印に導かれ・・・。

アンテナが2つ。どこから電力を供給していたか・・・?差越に向かう最短の尾根経由らしかった。問題ない道があるのだろうが、急なのは間違いないので、その先の緩めの尾根で下ることにした。

稜線伝いには行かず、トラバース道がある。

尾根に乗って、正面身延山を見つつ下る。目印もあるので、問題ない尾根だろう。

この界隈ならではで堅い地面に小石などが乗り、ペースは上がらない。鉄塔に出る。

左は三等三角点『本建』に続いている尾根だろうか。笊ヶ岳辺りが見えるはずだが、今日は駄目。

目印はあるが、歩きにくさが解消されることはない。

道路が眼下に見えてくると植林と竹が出てくる。何となくの踏跡を辿って・・・。

巡視路にもなっているので、整備されていたようだ。落ち葉の深さは、踝の上だが。

ここから歩いて5分ほどで集落入口へ戻る。途中、廃屋が1つ。

集落入口の墓標付近を見る。縄や幣の様子からは、定期的に手を入れられているようだ。手前には蕨が出ていたが、そこは心情としても採ることはできない。先日の南部もそうだが、山菜採り自体、地主がいるだろうから控えた方がいいだろう。

夏秋に続いて向かう!