遠流日記

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幸助山

性懲りもなく、再度富士山周辺を探索して、幸助山というマイナーピークも踏む!

もう、どこにあのランが咲いているか皆目見当がつかないのであるが・・・。

パラパラと雨が落ちたが、富士山が見える場所があった。

これは何の花だろうか・・・。

さて、適当にそれらしき植生の場所から歩き始める。

こんな感じの場所だと思うのだけれど・・・。

いたのは散ってしまったキソチドリ。幾つも見たが、咲いているのは全くいない。ヒトツバキソチドリ?葉だけのものも多く見た。

そして、ミヤマウズラ。葉はとても多いが、花をつけているのは少ない。

車が来て声を掛けられる。もしや同じ花目的!?と一瞬期待するが、キノコ観察の方であった。そういえば、意外に車の通行があって、皆何をしているのか?

幸助山の北にある1742mピークに登り上げる。途中までは良い植生だったが、植林になってしまった。たまに、ミヤマウズラかヒメミヤマウズラか葉は見る。

1742m高点から幸助山方面を見る。水滴が付いた植物で服も浸水・・・。

ここから先、キノコ多数。

少し先で、タマゴタケを発見。

赤が目立つこのキノコ、帰ってきて調べると、バライロウラベニイロガワリという強烈な名前!

美味しそう! これは知っているぞ、クサハツだ。食用にならないけど・・・。

植林の作業路跡らしいな。歩きやすいが、無駄にジグザグ・・・。再度、自然林っぽい中を行く。

コリコリして美味しそうな風に見える。コゲエノヘラタケというらしい。まずいらしい・・・。

コスリコギタケというらしい。

フジウスタケらしい。臼状で傘が一般的なものとは逆で面白い。

気になったキノコはいずれも食用不適。

こんな所にも、ヨツバムグラのような花が咲いていた。それに、ここにもキソチドリが幾つか見られた。散っているけれど・・・。主役は、やはりこちらだ。

ヒメミヤマウズラ。

ミヤマウズラとは、花弁内に毛がないことで見分けるのだそう。

葉が完全に苔に埋没していて花穂だけ伸びているもの、黄色い葉であるにもかかわらず花を咲かせている株も散見された。中々に興味深い。

そして、幸助山直下へ。

倒木多数で草原になっている。バライチゴがいるので注意を更に要す上、水滴が服に付いて不快極まりない。

頂上には、手製標識があった。同じ設置者の標識を、付近の山でも見ている。

展望も多少得られるはずだが、当然今日は見られない。全く疲れていないが小休止。

ジンヨウイチヤクソウは山頂周辺多かった。これは、どちらかと言えば、自然林より植林地帯の方が居心地がいいのかたくさんある。他には、ハナイカリも多かったか。

幸助山の火口付近は倒木が多いので、時計回りに進む。

改めて倒木が酷い。富士山おろしでなぎ倒されるのだろう。

草原の縁には、アオスズランかな。草原には、ヨツバヒヨドリが多い。

林道へ合流する間にも、観察しながら下る。

植林になったようで、自然林を求めて倒木地帯を突っ切ろうとしていると、不思議な植物を発見。

オオルリソウのようだ。キュウリグサホタルカズラを合わせたような?

この後、結局、倒木とバライチゴにうんざりして、さっさと下ってしまった・・・。

左から出てきた。地図では法面吹付のようになっているが、元作業路が使えて、全く問題なし。

林道沿いを観察しながら戻る。

お! ルイヨウショウマの実。こんなに群生している場所があるのか。

チョウに大人気のアザミ。

側溝脇に、キリンソウを割と見た。ヤマカガシもいて面食らった。

高度を落とすと、笹薮と植林で全く見るものが無い・・・。

今日も不完全燃焼で周回を終えたが、周辺の林床を探る。

一株だけ咲いているキソチドリを見つけた!

傷みは結構きている。ギリギリ・・・。

一番上だけフレッシュに見えたが、やはり傷み始めていた。

今日は幸運と思うことにしよう。これを見るには、盆前が良さそうだ。

他には、タケシマランが幾つも。既に実は落ちた後のようだった。

時期を変えれば、色々楽しめそうな様子!