遠流日記

登山・滝見・バイク等、趣味日記  ★沢パートナー大募集!★

ヒナタオソロシ沢 日光沢 鬼怒沼山 物見山(毘沙門山)

結局、地図を見て考えていると、鬼怒滝のやや下流辺りへ、ヒナタオソロシ沢の登山道からトラバースすれば危険が無さそう。堰堤から鬼怒滝までに見所もあるまい。

ヒナタオソロシ沢の滝も見られて、一石二鳥。

朝食もばっちり食べて、滝見と紅葉を楽しみにいざ出発!

同じ道だが、今日の青空は一味違う。

この沢を登ってもいいが、それにはどうにも水量が乏しく惹かれない。

鬼怒川を渡る。

振り返る。何と、鮮やかな・・・。

ヒナタオソロシ沢、出合の滝。

昨日とは条件も異なり、撮影もまた楽しい。

滝の右にロープが垂れているが、完全に体重を預けることになるので、無視して上流の支流から巻いた。

滝上は二俣。どちらも甲乙つけがたい。

こちらは、右の滝。虹も架かり思わず見とれる。

右の沢の滝も、落差はもっとあり負けていない。

中間の尾根を歩きながら、どちらが美味しそうか眺める。

左に吸い寄せられ・・・、こんな光景が。

上部の滝前に立つ前に、既に大興奮!!

PLフィルターを付けるが、どうにもコントロールが上手くいかない。

直下から見上げる。絶景以外の何物でもない!

滝好きとして、今年も幾つもの滝を見てきたが、これは秋の魅力を全て兼ね備えていると思う。

上流の滝記号、ガクッと水量減る様子であり、右に向けてトラバース。

右手は、岩壁から幅広く滝となっていた!!

右の沢に降りて、上を目指す。

この辺まで水はあったのだが、その上、伏流してしまい、その上は水が無い・・・。

上の滝記号の場所も恐らくは枯滝と予想され、写真の滝を超えたのも無駄な労力。

適当に小尾根を上がって、登山道に合流。

出た先は、オロオソロシ沢の滝展望台のすぐ脇だった。

滝の方は、見ごたえはそこそこあり、直近よりもいいかも。

さて、ここから再度登山道を外れてトラバース。

藪は容易に回避でき、楽々進める。

途中の沢。これも楽々進める。

私は垈場を見ながら、シカには見られながら、尚もトラバース。

鬼怒滝手前の支流に当たり、これを下降。

下降には心配のない単調な沢。一ヶ所、滝のような細い支流があるのみ。

問題なく、出合へ。

すぐ上で、鬼怒滝が落ちているのが見えた!

10mくらいか。

水流攻めれば、直登は普通にできそうに見える。

左から巻きに入る。紅葉は素晴らしい!

滝下に下りて・・・。こちらは、上段。

右からそのまま登ろうとするが、ぬめりが非常にきつく、左に切り替えた。

ヒナタオソロシの滝が余りにインパクトが強くて、ちょっと霞んでしまうが、それでも十分に楽しめる滝だった。

倒木が多い滝。

滑がしばらく続く。危険は全く感じない。

二俣を左へ入る。苔生していて中々。

ここには、焚火跡があった。

落ち葉で覆われる。水流の中にも緑が濃い苔があって目を惹く。

写真を撮りながら、まったりと登っていく。

3m程の小滝。

上の二俣。右に入る。

水流はだいぶ少なくなっている。

鮮やかな落ち葉。下を見ていても楽しい。

階段のような枯れそうな滝。

少し狭くなり、ゴルジュというほどでもないが、そんな雰囲気。

3mほど。これも適当に左から越えた。

したたる程度の流れになってくる。

これは大きく、15mくらいあるか。

直登も可能な様子だが、いかんせん黒光りしてぬめり満点なので、右から巻いていく。

滝上で休憩。装備もネオプレンを解除することにした。

しかし、脱ぐと寒いもので・・・。

相変わらず、暫くは滴り落ちるくらいの水流。

そして、源頭の雰囲気。笹も見えてきて、どうかしら・・・。

所々で笹藪が被ったり、倒木が面倒だったりするが、特別問題なし。

鬼怒沼山付近になると、雪が見られる。

鬼怒沼山と2135mピークの鞍部に出る。

古いテープも見られた。

出発が遅いので、さっさと鬼怒沼山へ登り上げる。

笹は腰くらいで、それ程うるさく無いので楽々頂上へ。

三等三角点、点名『鬼怒沼』。

地味な山頂。これも割と好き。

展望は木の隙間から僅かなので、さっさと下る。

ここからは登山道もあり、更に楽。

向かう先の景色。鬼怒沼山と同高度のピーク。

途中は、霧氷があった。溶けずに残っているのが嬉しい。

日陰でなければ、雪もなく、どんどん進める。

東電管理の小屋。

その先が、鬼怒沼

左は物見山。右奥は、燧ヶ岳?

少し進み過ぎてしまったようだが、物見山も踏みに行く。

ぬかるみあるが、登山道なので、問題あるはずもなく。

軽快に進んで、右から回り込むように山頂へ至る。

写真の左奥が最高点のようだ。

鬼怒沼を俯瞰できるような場所だが、拝めず。

ここは、残雪期か無雪期も沢経由で、いずれ再訪するだろう。

じっとしていると、寒くなってくるので、早々に鬼怒沼へ戻る。

物見山を見る。

木道は完備。

風に揺れる草が心地よい空間を作り出している。

この場所を独占!!何という贅沢なのでしょう。

一般的に、こんな時間には居ないでしょうが。

ゆっくりと食事しながら楽しんだ。

名残惜しいが、これにて沼は終了。

グリーンシーズンはどんな景色が広がるのか。

ここからは、ペースアップして下山にかかる。

巨木が気になる区間も。

苔生す沢型を横切る。ここは、思わずゆっくりになってしまう。

トラバースが多い道。太い綱がフィックスされている。

沢が近くなると、紅葉がまた美しい。

オロオソロシの滝展望台から。

本当に、あそこにいたのかどうか・・・。あんなに連瀑だったかしら。

すっかり日が暮れそうな雰囲気で、紅葉もしっとり。

日光澤温泉の入浴もできない時間であり、女夫渕まで2ピッチで歩き通した。

ヘッデン利用無しで、問題なく下山完了!

辺境の温泉、紅葉、滝と、自分が大好きなセットを存分に楽しめた2日間だった♪

鬼怒沼山・物見山(昆沙門山) / Argonさんの鬼怒沼山物見山(昆沙門山)の活動データ | YAMAP / ヤマップ