何度か冷気で起きたが、十分に休めた。
焚火を試みるが、小枝が燃えるだけで、10分ほどで消えてしまう。
下のみだが、冷たい装備を着るのは苦痛。
源頭の雰囲気の沢を上がっていく。
ぬめりは当然強くなっていく。
しっかり濡れる場所もあるではないか・・・。巻けるけれど、水流の方が楽なので。
泊まった場所以外にも幕営適地があるか見たが、見当たらず、あそこで良かった。
伏流になると、水の復活は2回程度。たっぷり汲んで下山に備える。
乾いた岩は、ラバーが良い働きをするので楽々。
かなり上がってきた。右手を見ると、オジカ沢ノ頭?
紅葉ととても映える!当然、左の本峰の稜線も。
ウツボグサか? 花は殆ど無いので、貴重だ。
ここで、カメラレンズが曇ってしまい、困惑する。
藪は薄くて、笹などが少し被さる程度で苦労はしない。
無事に肩の小屋手前に詰め上げて、小屋で着替えて休憩する。
人は割と少ないので、一角でお店を広げて、濡れものは乾燥。
コーラをK君からご馳走になる。間違いない旨さ♪
カメラレンズも湿気が抜けたようで、撮影できるようになって安心!
歩いてきた西側の絶景を楽しむ。
俎嵓(まないたぐら)や川棚ノ頭は意外に高く、高度が60m程度しか変わらない。
万太郎谷を俯瞰。
遠くの山は何だろうか。
紅葉は、遠くからの方が楽しむには良い。
万太郎山まで歩いて下山とすると6時間程度要するようなので、谷川岳を経て茂倉岳から下山する方が1時間くらいは早そうであり、楽ができるのでそちらで。
南面も展望は良い!
一投足にトマノ耳へ。
人が多いので、撮影してゆるりと先へ進む。
西黒尾根。登りに来ることがあるかな?
向かう先、オキノ耳。湯檜曾川から上がってくる険しい尾根も素敵。
茂倉岳への稜線も紅葉も、今日は最高!
花は咲き残りが僅か。
谷川岳はこれで制覇。
写真を撮るのと、景色に見とれてしまい、ペースは遅い。
被写体となる赤い実。
そして、紅葉。賑わうオキノ耳の頂上。
振り返ると・・・、全く足が進まない景色♪
途中に遭難碑。一ノ倉沢付近は特に険しいし、流石死者トップの山。
左の岩にクライマーがいるのを発見した。
一ノ倉沢の幻の大滝もいつか行ければいいなぁ・・・。
振り返る。異形の東の尾根と岩峰が目を惹く。
東西、尾根を挟んで対照的だ。
日差しがきついが、紅葉とのセットはたまらない。
一ノ倉岳。笹が茂る。穏やかな山頂。避難小屋があった。
中芝新道、そういえば、旧道通った時に分岐見たな。こんなところに出るのか。
北の山。八海山など。
池塘っぽいところ。草紅葉も楽しむ。
相変わらず、写真撮りまくり!
K君は鈍足の私より先へ。
笹の海。万太郎谷と歩いた稜線が感慨深い。
茂倉岳。北の山も一望。
武能岳は今回は見逃してやる・・・。(行く気無い)
ここから茂倉新道でがっつり下りが始まる。
こちらもね、変わらず紅葉と展望で中々ペースは上がらない訳ですよ。
カメラ、レンズが復活してくれていて良かった!!この光景を収められる。
茂倉小屋は、大工さんが仕事していた。
紅葉に、秋の花を存分に・・・。
トンボが飛び交う。万太郎山のギザギザ、覚えた。
まだ幾つも登りたい沢がある。
矢場ノ頭。尾根の肩。
ここで、先の茂倉小屋の仕事をしている方とK君が話すのを聞く。
中々大変なようで・・・。この方には、今の仕事は合っていないようですね・・・。
ここから、樹林となり、展望も見えなくなるので、ペースが上がる。
途中の巨木。
整備は良好だが、滑る地面や木を縫うような場所もあったりする。
下部はブナ林となり、悪くない。
暑さはそれほどではないので、問題なく登山口へ到着。
手前は泥沼化していたが、沢靴なので、かまわず突っ切った。
ここから、車が通れる道を行く。
振り返る。蓬沢から降りてくる車が結構いた。
さて、ここで荷物をデポ。K君に任せ、車を取りに行く。
2㎞もないので、大した距離ではない。
途中で靴も綺麗に、水浴びもして、少々すっきりできた。
駐車地点に戻ると、治山か?仕事関係者が集まっていたのが少々気まずい・・・。
さっさとK君の待つデポ地点まで車で移動して、着替え。
その後は、K君に調べてもらった店に行き、夕食。
運転してくれるとのご厚意に甘えて、日本酒を飲ませてもらう♪
本当に感謝!!
初日はどうなることかと思ったが、沢の内容も十分であり、二日目は素晴らしい稜線歩きができて充足感が大きい沢登りとなった。
沢納めまで、あと2回は行きたい・・・。
万太郎谷本谷 谷川岳(トマの耳・オキノ耳)・一ノ倉岳・茂倉岳・矢場の頭 / Argonさんの茂倉岳・谷川岳・一ノ倉岳の活動データ | YAMAP / ヤマップ