霧訪山。
霧が訪れる山、何とも素敵な名前ではないですか?
そして、どういう読み方かと思って調べて興味をずっと惹いていた山だ。
『きりとうさん』
ようやく、この度登ることができる。
下西条の山ノ神自然園の駐車地から出発する。
誰もいない。雨が降ってもいいように今日も傘を持つ。
すぐ近くの矢沢川を渡る。
女神様の水とのこと。帰りにいただこう。
ここには、ミズバショウもあるのですね。
これは中々立派な鳥居と石段。
雄床山神社とある。
岩には、しめ縄。御神岩でしょうか。
たまらずの池。静謐。
水は、まぁ、池というだけあり、それなりかな?
分岐は左へ。小川を渡って、終点。そこまで軽トラであれば入れそうだ。
ここが登山口か。
安曇幹線の標柱が気になる…。これ、間違いなく送電線の巡視路も兼ねているはず。
注意書き通り、植物や環境には配慮致します。
アカマツが混在する広葉樹で、悪くない。
9月から山歩きも何度かこなしてきたので、多少早めのペースでもいける。
案の定、これですね。地図を見れば、あと5回はこんな所を通過するのか。
展望台と標識があったが、特別見通しは微妙であった。
紅葉は、黄色メインだ。尾根の左側が特に良い。
足取り軽く、殆ど一息に主稜線に乗る。
ブナの分岐とある。登ってきた道は素敵だが、反対側は植林ですね。
男坂をどんどん上る。勾配はそこそこ。ここでご年配の方と会う。
今日会ったのは、この方のみ。
直下は、紅葉も楽しめた。
随分と賑やかな山頂の様子に、少し面喰う。
二等三角点で状態は良い。点名もそのまま『霧訪山』。
参拝。会地社というそう。
私は、神様に詳しくはないので、もう少し勉強していきたい。
注釈も理解が深まるだろうなぁ。
展望あって油断していたら、いつの間にか、ガスの中・・・。
この状況は、正に霧訪山ではないだろうか!
寒くなってダウンと合羽を着て散策。
全く知らなかったが、オキナグサが保護されているようで、その時期が良かったのか。
でも、代わりにナデシコが出迎えてくれて嬉しい。
霧雨に一時なったので、夢が叶うという鐘を打って、下山路を確認していると、再び展望が。
穂高と槍!!
一番左は何でしょうか?常念?
北アルプスは、根雪になりそうな様子ですね。
さて、向かう先の様子。送電線がどうしても気になってしまうが・・・。
奥は霧ヶ峰や車山だろうか。
紅葉が良い。岐阜は晴れているようだ。
戻って、先のブナの分岐から先を行く。
途中の鮮やかな紅葉には、思わず歩を止める。
幾つも登山口、コースがあるのですね。
大芝山も、是非一緒に行きたいので、そちらへ。
たきあらしの峰とある。
展望は、送電線からで微妙・・・。
それにしてもクリが多い。クマが出ないと良いのだが・・・。
途中、見通しのききそうな場所が気になって、僅かに逸れる。
地図上の岩記号があり、戻る時に気づいたが、危険のせいかロープが張られていた。
まぁ、場違いな程大仰な・・・。
ありました、クリタケ。美味しそうで、熟期もばっちりなだけに、残念!
大芝山は、たきあらしの峰の送電線で見たように、ただの尾根上の冴えないピーク。
この程度は許容内だ。
洞ノ峰とある。
ここも地味なピークかと思ったが、一部は展望があった。
思いのほか、天気がもっている。
こんな景色を見ると、高山にも行きたくなってしまう。
ここからは、作業路なのか登山道なのか分からない道を行く。
尾根を下った方が楽なので、適当に。
テープで囲われている所もあって、何の意図なのか。
今回、一番の紅葉を見つける。
来て良かった。
夏草の生えた少し藪っぽい道を振り返って・・・。
その後、何と狂い咲きのツツジがあった。サクラは聞いていたが、これも?
振り返って。ススキと先ほどのツツジの季節感に惑うところだ。
全く明瞭ではない箇所もあったが、適当に下っていく。
こちらは少し控えめかな。ここからは舗装路歩き。
巡視路の標識はあるが、登山道としては実に分かりにくいと思う。
間も無く、駐車地点へ戻り、女神様の水を汲んで、良さそうなベーカリーへ食料調達へと向かう。
- コースタイム
自然園入口(12:00) → 登山口(12:15) → ブナの分岐(12:50) → 霧訪山(13:00-13:15) → たきあらしの峰(13:40) → 大芝山(13:50) → 洞ノ峰(14:05) → 自然園入口(14:50)
霧訪山・大芝山 / Argonさんの大芝山(長野県)・霧訪山の活動データ | YAMAP / ヤマップ