遠流日記

登山・滝見・バイク等、趣味日記  ★沢パートナー大募集!★

湯檜曾川本谷 2日目

今回は時間的な余裕もあって、本当に寛いで過ごせた。

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さて、懸念の天気は悪くない。向かう先は青空も見える。遡行してきた方面はガスだが。

テントの外に置いた装備は露でしっかり濡れている。

初めから濡れた装備を身に着けてのスタートなのが、寒くやや不快だが。

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昨日と変わって、水流はそこそこあるものの、既に源頭に近いような雰囲気がある。

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滝も小さい。でも綺麗。

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昨日も一部で見たが、岩の色が緑がかって綺麗だ。

石が無くなったら、こんな岩盤の滑が出現しないだろうか。

 

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滝はあるが、小さめ。上半身は殆ど濡れずに済む。

 

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 ここも良い滑。小規模ながら癒される。

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水線正面突破はちょっと辛い。

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稜線が見えてきた。何とか天気がもってほしい。後ろを振り返ると、雲海が広がり上がってくるよう。

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岩峰も脇に、前に見えてきて、景観も好みだ。

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源頭の色が濃くなってくる。

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苦労はしない滝で楽しく遡行できる。

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この辺で、滝と呼べる滝は最後。

水流は少なくなり、いよいよ笹が沢にかぶり始める。

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途中様子を見たが、沢型には笹が覆い被さり、そこを進むしかない。

露で上半身も濡れながら登ることになった。

水流は突然枯れて、ここでしっかり水を汲む。美味しい水だ。

藪漕ぎは初級レベルで10分程度で池塘の草地に出る。

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待っていました。この景色と展望、天気を!!

登山道に合流して、すぐ先の朝日岳に向かう。

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去年に続き、今年も来ました。

今回は雲海が素敵だ。流れを見ながら、濡れた装備とテントなどを少し乾かす。

先客がいらして、どうやら宝川温泉からの人だったようだ。

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一応、メインのピークも見ることが出来て良かった。

今回、一つの候補に、1日で稜線に抜けて、2日目に馬蹄形の続きをやって西黒尾根で下山する案もあったが、無理だった。

今日は宿のチェックインが17時までと、門限があるのだ。

それでも、時間の余裕はまだある。このまま白毛門経由でさっさと下ってしまうのは勿体ないので、ジャンクションピークから先の未踏区間を拡張しにかかかる。

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池塘を見ながらジャンクションピークへ・・・。改めて気持ちがいい稜線だ。

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朝日岳を振り返ると、紅葉も進んでいて、素敵だった。

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申し訳なさそうに、標識もあった。

折角、沢で上げた標高を落としていくことにはなるが、展望は裏切らなかった。

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紅葉と、大烏帽子山から先の稜線は、たまらない!!

雲海が逆でなくて良かった。

残雪期でもいいから、あの稜線も、ぜひ歩いてみたいものだ。

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登川の領域もまた行きたいな。

こうして下山する最中にも、沢登りって良いなと改めて思う。

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今回、一番の紅葉!!見事!!

残念ながら、200m程度高度を下げると、ガスの中に突入。

花を見ながら下山だ。

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何でしょうか? 他にはウメバチソウがとても多かった。

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避難小屋とJRの施設を眼下に。そこが清水峠。

雪が降ったら快適なスキー場みたいな場所だ。

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避難小屋の北には鳥居と社があった。

昨日、無事に通過させていただき、本当にありがとうございました。

すぐ先のJR見張小屋は立派だ。

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戦闘機らしきこれは何のために?

ここからは登り。巡視路が幾つかあるが、まぁ分かる。

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見通し悪いので、花をやっぱり見る。ウツボグサは久しぶりに見るなぁ。

登りは疲れるが、今回はだいぶ余裕があった。

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途中の小ピーク。余り山頂という感じはない。

小さな池塘も僅かにあったが、さっさと通過。

大源太山の分岐を見送り、間も無く七ツ小屋山。

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三等三角点。点名はそのまま、『七ツ小屋』。

ガスの中で、ギリギリ境界にいる。

休憩がてら待っていたら、西~北は見えた。

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大源太山は、去年からとても気になっている山だ。沢登りでも良い沢があるし、ぜひ行きたい。

軽食も取れたことだし、あとはやっつけの下山。

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フウロは珍しかった。2つだけ見ることが出来た。

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ウメバチソウは相変わらず沢山。写真を撮るのも忘れる程の勢力だった。

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蓬峠ヒュッテ。営業していた。テントも可能なのでしょうか。

荒天時には、非常に心強い場所だと思う。

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敗退の分岐。茂倉岳から先へ行きたかった・・・。力及ばずです。

遡行して、ここまで来られただけでも感謝なのですが、ちょっぴり残念な気持ちはあった。

あとは新道で、ひたすら下山。

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途中の、こんな景色には思わず見入ってしまった。

左が抱返り沢で、右は大倉沢だと思うのですが。

どちらも何という凄い沢なのでしょう。滝ばっかり!!

いつか行ける日が来るのだろうか。行く気でないと、いつまでも行けないから・・・、そう、何とか3年以内が目標・・・?

途中の見えた武能沢だと思うけれど、こちらも遡行したら楽しいのではないかと思う。

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いよいよ、湯檜曾川に下りた。昨日と、水量の差たるや歴然ですね。

自然相手には、一人の人間など取るに足らない存在だと、つくづく思った。

まったりとその後も下って、駐車場へ戻った。

着替えて、テントやらマットやら広げてお店広げる。

毎回、沢の最後は、この装備の呪いを解除する作業が必要なのだ。

フミン質だか、タンニンだか、とにかく、沢の洗礼(呪い)を受けていると、放置すると大変なことになってしまうと予想されるから、この作業は一連の流れ。

一段落して、お楽しみの宿へ向かう♪

 

  • コースタイム

二俣(6:00) → 朝日岳(8:30-8:50) → ジャンクションピーク(9:10) → 清水峠(10:20) → 七ツ小屋山(11:10-11:25) → 蓬峠(12:05) → 避難小屋(12:50) → 巡視小屋(14:25) → 白毛門駐車場(15:25)

 

湯檜曽川本谷 朝日岳 七ッ小屋山 / Argonさんの七ッ小屋山朝日岳(群馬県)の活動データ | YAMAP / ヤマップ