遠流日記

登山・滝見・バイク等、趣味日記  ★沢パートナー大募集!★

柳沢ノ頭 高芝山 ハンゼノ頭 鈴庫山 藤谷ノ頭

ボルダリングにも行きたかったが、いかんせん天気が…。

久しぶりに沢歩きで気ままにリハビリしたいと思い、伝丈沢右俣にある大滝と金峰山を回ろうと思った。

が!!琴川ダムのゲートでまさかの通行止!!

何という不運…。何とかリカバーできないかと地図を見て考える。時間も既に遅いし、前回と同じく伝丈沢の下流ルートからだと車のガス欠になる危険があるし、諦めるしか無かった。

私の時間と、ガソリン代、そして気持ちを返して…。などと身勝手に思う。

下界は暑いからどうかと悩む。三富のバスがいい感じなら、白沢峠から三窪高原の稜線を繋げようと思った。しかし、それも微妙な時間。

ならばと、柳沢峠へ向かうことにした。

今までいつでも行ける感覚でいたため、残していた区間だった。

道中トンネル開通もあり、各段に走りやすくなっていた。

前置きがとても長くなった。

柳沢峠の駐車場から歩き始める。

数分、一般車は通れない林道を歩いて山道へ。

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土を踏む感覚が懐かしく感じるような。

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ヤマボウシが丁度見頃。

薄日で、僅かに風を感じるので、意外に涼しい。

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さて、ここはまず高芝山へ下る。

一度登っている山だが、時間の余裕は十分と踏んだ。

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スズタケは枯れている。整備は良好で林道へ降り立つ。

最後が少し遠回りしているので、帰りは考えよう。

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向かう先が見えて嬉しい。

尾根の取り付きは明瞭。

踏跡もあって歩き難さは全く無いが、薄いので若干の見極めは必要。

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山頂直下はこんな感じだが、勾配がきつくなる。

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この辺には、ギンリョウソウがたくさんあった。

とても興味深い植物で、ゴキブリに種を運んでもらうらしい!

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去年は木にかかっていた山頂標識は割れて地面に落ちていた。

往路を戻る。

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巻いたピークも回収。東峰という感じは余りしないが。

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こんな苔と木々の様子にとても癒される。

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美味しそうですね。今年もキノコの知識を得たいと思う。

適当に歩いていたら、林道が見えたので、好奇心でそちらに下りた。

まぁ、これは距離や時間的には失敗で…。

美味しい水を汲んで、喉を潤したのは良かったかな。

林道歩きはルートが分かるので、ショートカットも兼ねて沢を登ってみる。

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良さそうだったのはここだけで、上部はまぁ推して知るべし。

再度林道に上がって、尾根に直登を仕掛ける。

ちょっと藪っぽかったが、少し短縮。

登山道に合流して、分岐を先へ。

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柳沢ノ頭。二等三角点。点名は柳沢峠。

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ツツジも展望も残念な感じ。

三窪高原と言えば、レンゲツツジなのだけれども、10日くらいは遅いようだ。

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いつの時代の遺物でしょうか。撤去したいと思うのは私だけではないはず。

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東屋は割と立派な大きさ。トイレらしき建物は半壊し、利用は不可能な状態。

小休止を挟みつつ、ルート取りを考える。

ここから、まずは・・・。

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ハンゼノ頭。東屋から登り数分。広々している。

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展望は良いらしい。今日は状態いまいち。

ツツジも花が9割以上散った後。

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戻って保護された区画内にアヤメを発見。蝶が吸密していた。

鈴庫山は主稜線から外れているが、大した距離ではないので楽々。

遊歩道の延長といった道で、光ケーブルの注意書きが沢山。

直下は少し急だけれど、それも極僅か。

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余り期待していなかったが、展望は良いし、来て良かったと思う。

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今回一番の展望になった。1600mと切りが良いのも、僅かに気分を上げる。

気持ちがいいので、ゆっくり食事を取りつつ景色を楽しんだ。

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1m程度の石碑があって、それには『山神宮』とあるようだ。

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抉れ方が少ないので、来る人が余りいないのだろうか。

階段状が長く感じる。

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ツツジでは一番状態が良かったもの。これでも嬉しい。

電波塔にトラバースするような道を分岐で選択。

途中に、ふと右手に建物が目に入った。

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別荘みたいな山小屋。収容人数も十分なレベル。

利用されることがあるのだろうか。

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何の実でしょうか。

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無線中継所を眺める。が、まぁ面白みはない。

その後も歩きやすい道。

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休憩所を通過。展望は残念な感じ。おそらく写真の山が鈴庫山。

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続いて、四等三角点。点名、三窪高原。

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こんな様子。特徴無し。

防火帯らしくなってきて、見覚えがあるような気がする。

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藤谷ノ頭。前回は観察不足だったせいで、この御料局三角点を見逃した。

こんな発見が少し嬉しい。

それも束の間。

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眼下に広がっていたのは草原ではなく、ソーラーパネル

3年前もこうなってはいないと記憶している。

調べると、写真左下は、2018年以降に増設されているようだ。林業衰退から深静峡の失敗、今はソーラーという流れでしょうか。

時代の趨勢を感じるところで複雑な気分。

左右をソーラーと林道に挟まれて歩くのは気分が下がる。

所有者の土地で、無関係の私が口をはさむべきことではないのは加えておきたい。

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板橋峠に下りる。この先はいつか。次回ここを訪問する時は、白沢峠まで歩いていることだろう。

ここで実質終了となるが、逆に憂鬱な林道歩きが始まる。

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ここでまた休憩。林道歩きの一番嫌な所は、ゴミが捨てられているのを見ることだ。

今日もガッツリ清掃ハイクになるとは…。ここであっという間にゴミ袋満タン。

植物に代わりに癒してもらう。

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ヤマオダマキ

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オオバアサガラ。

終盤。

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ゲートに到着。一般車に開放されることはないのだろう。

ここから5分もすればスタート地点の駐車場へ。

今回は、どの程度体力が落ちているのかも分からない緩い内容だった。

次こそは!!

 

  • コースタイム

柳沢峠駐車場(10:25発) → 林道合流(11:00) → 高芝山(11:30) → 高芝山東峰(11:45) → 柳沢ノ頭(12:30) → ハンゼノ頭(12:45) → 鈴庫山(13:10-13-30) → 無線中継所(14:00) → 四等三角点・三窪高原(14:20) → 藤谷ノ頭(14:30) → 板橋峠(14:45) → 中継所分岐(15:15-15-30) → 柳沢峠駐車場(16:00着)

 

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