遠流日記

登山・滝見・バイク等、趣味日記

野呂川シレイ沢 鳳凰山(観音・薬師) 辻山 大崖頭山

10月らしからぬ高い気温。

これならば、標高の高い南アルプスの沢も十分に範疇となる。

今回は単独、野呂川支流のシレイ沢へ。

何よりも起床が毎度ながら辛い・・・。

夜叉神峠駐車場に着いたのは、本当にギリギリだった。

バイクでなければ、身支度整えるのも時間がかかり、バスに確実に間に合わなかったと思う。

広河原までの料金と変わらず、940円。

バス料金回収の方から、シレイ沢はまだ水量が多いと聞く。さて・・・。

シレイ橋で下車。私の他、2人パーティがいらした。

先行して出発。

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以前見たシレイ沢の入口はガレにチョロチョロと少ない水が落ちている地味な印象だったが、これは期待できる。

嬉しくなって、水流を飛沫を浴びながら登っていく。

下から見えていた赤い堰堤は左から越える。

まずは、一つ目の滝。これは一段上から。

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左壁を行ける。簡単。

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続いて、そこそこの落差の滝。

上は10mはありそうだ。

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巻きかなと思ったが、近づいてみると、右壁が登れそうであったため、取り付く。

Ⅲ程度で快適に登れる。

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さて、一段上に上がり、そのまま水流右、傾斜の落ちた抜け口を目指す。

ヌメっていたら冷や冷やするが、イドログリップがしっかり効く。

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お次の滝は小さく、5mあるか。右を登れる。

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これは登れるか微妙で、左岸から巻いた。落差は10m程度か。

巻きの上には岩屋があった。

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左から小さな支流あり。穏やかな様相。

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お次は5~6mくらいの滝。左壁が登れた。

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また小さな支流が左から。写真で見ると倒木多い・・・。

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これも登れて右壁を行く。

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記憶曖昧だが、右を適当に登った気がする。

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さて、中々立派な滝。20mくらいあるか。

瀑風が降り注いで少し寒い。青空が遠く見えているのが幸いだ。

写真、下段は適当に登り、上段へ。

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盛夏であれば水流突破もできるのかも。

この巻きで失敗。

左からそのまま巻こうとしたが、踏跡あるが、どうもいまいち。

スイッチして左岸から巻いていく。

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巻きの途中から。結構な高さがあるなぁ。

その上では、立派な支流が滝となって落ちていた。

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思わず見入ってしまう。

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上まで見に行きたいが・・・。

既に写真も結構撮って時間的にどうなのだろうか、と思い割愛。

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小さい滝はサクッと越えられる。

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水流左も行けそうだが、寒いので右を登る。

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そこそこ高くて、ちょっと登れそうにないですね。

どちらだか忘れてしまったが、適当に巻けたので、記憶に残らないのだろう。

確か左岸だったか。

2条の滝を登り、上では右から支流が。

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水流は少ないが、紅葉が良い感じだ。

倒木が気になるが、そのまま適当に進むと・・・。

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下段の滝は、水流右から。手が上の比較的いいホールドに届き、乗り越せる。

上段はというと。

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独立した立派な滝だ。20mくらいありそうだ。

下を登っていくが、どうも上は良くない・・・。

水流左をシャワーで行けそうな気もしたが、かなり厳しいので、上は大人しく左から巻き。

いよいよ、白眉と言うべき、スラブ滝と右に崩壊した花崗岩が見えてくる。

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見事な景観だ。白さが特に素晴らしい。

イドログリップも素晴らしく、フリクション抜群で、ヌメリも分かりやすく、それ以外はどこでも歩ける。

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ここで滝を見ながら小休止。

これは登れないな。ソロソロ上がって、右の穴に大ランジできるか?

そのまま右岸から巻く。左岸より多分楽なのではないか。

落ち口から対岸を見るが、展望無しですね。

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事前情報通りに、倒木は多いようです。

許容できるが、無ければさぞや美しいだろう。

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滑が綺麗なのだが、倒木も多いので残念だ。

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二俣。

右俣へ入る。見えている滝は水流右を飛沫を浴びながら登る。

お次は中々立派な滝。

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柱状節理っぽい感じがして、威圧感あり。

右岸から巻いたはず。

 

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もう詰めの様相を醸している。

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右の湧水地帯が苔むしており、中々よろしい。

水流はだいぶ少なくなってきた。それでも滝が。

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直登を試みる。ピトンに腐ったスリングが途中にあった。

無事に登れる。そのすぐ上も同じような滝。

水流にクラックが走っていた。はじめ、右のバンドを登って行こうとしたが、そこもどうかと思い、水流ラインへ。

ジャムを効かせつつ登れたが、慣れていないこともあり、一番悪かった。

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紅葉はまずまずか。カラマツはもう一つ。

風化した花崗岩の砂が足にこたえる。

この後、水も枯れてしまう。

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沢型には矮小な木があるのみで、歩行に支障がない。

そのまま詰めていく。

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と、いよいよハイマツのお出ましだ。

ここまで藪らしいものが無かったので、面食らう。

藪漕ぎ上等と行くが、まさか10m程度で登山道へ出てしまうとは・・・。

時間もまだまだあるので、薬師岳はおいて・・・。

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はいはい、観音岳ですね。

何度か踏んでいるので、展望が無くても許せますね。

ここで食事取りながら小休止。

展望も無く、地蔵岳は8月に踏んだので、今更という感じで、進むのはここまで。

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 さて、薬師岳へ出発。

歩きやすく、すぐに到着。

登山道は薬師岳山頂とされている箇所は通っていないので、寄り道。

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 山頂南東の岩上から南面を見ている。

頂上にある最高点である花崗岩にも登ろうと、最も確実な北面から取り付く。

南にも1箇所ラインがあるが、クライムダウンがちょっと怖い。

リップのホールドはとてもいいのだが、叩くと空洞ができているか、脆さ確実な音だった。

右足を乗せて、両腕全体で伸びあがった状態まで。

ノーハンドで岩上に立つのは、ホールド崩壊の危険を許容できずに止めた。

丁度、2人組が東面のダブルカンテにクライミングシューズでトライされるところだった。

下から5m程度あり、推定2段は確実にありそうなラインだ。

楽しんで、砂払へ。

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落葉している?カラマツは青空が無いのか、くすんで見えてしまう。

薬師岳小屋と砂払。

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砂払もしっかり最高点の岩の上に立った。

ガスガスですね・・・。

南御室小屋では、少し水を飲ませてもらった。美味しい。

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足元に落ちているナナカマドの紅葉した葉が美しい。

ここから先の樹林帯も結構好きだ。

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辻山への標識も立派なものがあった。

時間も体力もまだ十分あるので、大した労力ではないので向かうことにした。

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三角点には岩に山名が書かれた岩があった。

以前は三角点が赤っぽかったように記憶しているが・・・。

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僅かに進んだ展望地。三角点側を見ている写真。

分かっていたが、今日の展望が無いことを確認した。

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苺平に出て、付近にあった達筆標識。良いね!!

こんな字がさらりと書ける方は素敵。

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何の菌、キノコでしょうか。

杖立峠の金属標識から、大崖頭山を目指す。

どうやら、山名事典では三角点より北西のピークが山頂のようだ。

山頂は樹林でテープ一つはおろか何もない。

そのまま踏跡がある尾根地形を進む。テープが散見されるようになった。

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鞍部付近。土の堀返しがそこら中にあり、クマかイノシシだったら困るなぁ。

ここから三角点まではテープが連打されていた。

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結構踏む人がいるようだ。展望は予想通り無い。

南向きの尾根で登山道復帰かと思ったが、沢地形がとても歩きやすく、そこを下って復帰した。

こちらからの方が楽そうだ。

今日はこれで目的は達成したので、惰性で下るのみ。

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ガスで幻想的な風景。この景色は大好きだ。

途中一箇所、街の展望が多少あった。

下の方はガスが消えて少し暑さを感じるようになる。

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夜叉神峠小屋前。

北岳様、拝めず、残念!

今後来るとしたら、赤抜沢の下山でだろうか。

最後まで足の調子よく下っていく。

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途中、観音岳から3回も同じ方々を抜くことになり、申し訳なかった。

無事に降り立つ。

今日はバイクなので、汚れ物もそのままで合羽を羽織り楽々帰宅だ。

温泉、外食無しであれば、バイクは最高!

ここ何度か長時間山行が連続したので、今回は10時間に満たず、楽に感じられた。

 

 

-コースタイム

シレイ橋(6:20発) → 支流40m滝(8:15) → スラブ滝30m直下(9:05) → 二俣(9:35) → クラック水流滝(10:20) → 稜線登山道(11:20) → 観音岳(11:30-11:45) → 薬師岳(12:10-12:20) → 砂払(12:40) → 南御室小屋(13:05) → 辻山(13:30) → 苺平(13:40) → 大崖頭山(14:25) → 大崖頭山三角点(14:40) → 夜叉神小屋(15:25) → 夜叉神峠登山口(15:55着)