4時頃に起床して、棒ラーメンで朝食。野菜が恋しい。
初日の疲労具合からすると、逆に回復している印象。
意外と天気は悪くないように感じる。下り坂には変わりないので、さっさと出発。
藪漕ぎで付いた笹やら枝やらゴミを少し持ち込んでしまったので、床上と床下を備え付けの箒で掃いて掃除。
快適なゴマ平ヒュッテを後にする。ありがとうございました。
今日の天気からすると、水は昨日汲んでおいた残りの1.5Lで十分だろう。
水場は素通りし、ここから登りがしばらく続く。
一気に暑くなる。
刈払いは概ね良好であり、歩きやすくはあるが、露で既にズボンの裾は浸水。
トラバース気味に進んだりしながら、下っていく。
地図に記載のある水場は川というレベル。シンノ谷か。
下流には滝記号もあり興味もあるが、今日は先を急ぎたい。
登りとなるが、荷物も軽くなったせいもあり、足の具合も良くペースもまずまず。
間名古の頭へと続く稜線か。
向かう先は、まだ雲にやられていない。白山は当然のように展望は無い。
風がいくらかあるが、涼しくて心地が良い。
途中、地図にはないが、明瞭な踏跡がありすぐに池がある。
比較的大き目の池塘。悪くない。
振り返ると、白山方面の南西側から雲が迫ってくる。
この辺がガスに巻かれるのも時間の問題かもしれない。
まずは妙法山。鍋が柱に掛かっていた。三等三角点がある。
小休止を入れて先へ進む。一気に100m程高度を下げる。
もうせん平。霧雨になったりしてくる。地蔵様があった。
野谷荘司山に向かう途中にこれがあった。
この辺では最早、東側の風が吹き、展望もまるで駄目。
大粒の雨も混じったりするので、合羽を着る。
が、まれにガスが無くなり、鳩谷ダムが眼下に見えたりして一喜一憂。
しかし、登りでは蒸し暑くたまらない。花にこういう時は特に慰められる。
野谷荘司山へ。二等三角点。展望はどうにもいまいちで歩いてきた稜線も見えない。
小休止しながら、下山路を考える。
予定では、このまま東へ進み大窪へ下山する予定であったが、時間の余裕はかなりある。
更に北へ進み三方岩岳を経て白川郷へ下山するコースに決めた。
赤頭山(1602m)はどうするか悩んだが、まだ展望の多少期待できそうな北側の様子が気になることや、150m程度の昇降が億劫で割愛した。
馬刈荘司山はただの通過点で山という感じは全くしない。ガスに巻かれていたせいかもしれないが。
ふと邪魔をしていたガスが引き、三方岩岳が見える。飛騨岩が見事。
あの辺りはまだガスにやられていないようだ。先へどんどん進む。
その後も時々展望があったり無かったり。
もう間もなくで三方岩岳だ。
三方岩岳は頂上より北西へ進んだところが広々していた。
何年か前に登った笈ヶ岳、そして大笠山など見事な展望が迎えてくれた。
それも束の間であり、再度展望が無くなる。
いつかは、国見山・仙人窟岳も踏んで縦走せねばなるまい。地図を見ていても興味は尽きない。
風がやや強く、休憩していると寒くなってくる。展望もなくなったので、名残り惜しいが下山にかかる。
途中でこの日誰にも会わないと思っていたが、単独の方に会う。
三方岩岳を目指しているそうだ。着いた時、また景色があればいいのだが。
このコースは、最近、地籍調査をやったようで、色々とテープなどが気になった。
殆ど展望もないため、黙々と歩きブナ林まで下ってしまう。中々いいところだ。
1214.1mの三角点も寄り道。小雨で展望は…。ヘリポートのような場所だ。
車道へは出ずに、そのまま山道を下って行く。
どうやら、2015年4月より白山スーパー林道は白山白川郷ホワイトロードと名称を変えたようだ。
過去に、冬季封鎖で開通直前のウォーキングイベントで滝を見に行ったのが懐かしく感じる。
ブナもあるので、ブナハリタケはあったのだが、旬はまだ先のようで雨で状態が良くなかった。
いよいよ終盤、白谷に降りてくる。
てっきり皆、料金所手前やホワイトロードから三方岩岳を目指すので道も荒れているかと思ったが、整備具合も悪くなかった。
そして料金所へ。下山届を出す。
ここからは毎度お馴染み、だるい車道歩きだ。
霧雨が降るが、合羽では暑く、ここからは脱いで傘を差して歩くことにした。
退屈なので、色々見ながら…。ダムの放水は水がどこでも空気を含んで白くなるんだななどと眺める。
559.9mの三角点。地図では車道の西になっているが、実際は東にある。
合掌造り集落っぽいのも見える。
今回は登山メインで観光気分ではないので、またの機会にする。
バスターミナルはもうすぐ、時間も持て余しており、デイリーヤマザキで大休止。
名古屋行の高速バスを予約しておいたので、一安心。
これに乗れない場合は…。タクシーでとんでもない金額が叩きだされるか、当日中には帰れないかもしれない。
郡上八幡で高速バスを降りて、郡上八幡駅まで歩く。
ここでも余裕があるのでかき氷を食べる。幸せな気分。
城下町、風情ある町並み。
駅もノスタルジックな様子を残しており素敵だった。長良川鉄道で、美濃白鳥駅へ向かう。
一両で緩い感じがまたたまらない。
車の回収も成功。簡単に着替えて、まずは腹ごしらえ。
10000kcal以上消費したので、一般的な二人前程度食べる。
そして、温泉。少し離れているが、湯の平温泉へ行く。
ここでは広い露天風呂が貸切状態で、一人でゆっくり楽しめた。
スキーシーズンは激混みなのだろう。本当にいい温泉だった。
2時間近く滞在してしまったが、疲れは取れた。
帰りは高速代を少々節約して諏訪南インターで降りて下道で帰宅。
今回は私としてはかなりのロングコース(65km程度)となった。
縦走かくあるべきと感じる。
強者は1泊2日、またはトレランで1日で抜けてしまう人もいるようだが、それだとマイナーピークが踏めないので、これで丁度いいと思う。
よくこれだけの道を拓いたよと思うようなところも多々あった。
次は残雪期に、登り残しのピークを攻めに行こうと思う。
他のピークは踏めても、火の御子峰は…、ちょっと射程圏内には入らないか。
- コースタイム
ゴマ平ヒュッテ(5:10) → シンノ谷(6:00) → 池塘(6:55) → 妙法山(7:15) → もうせん平(8:15) → ?三角点(8:30) → 野谷荘司山(8:55) → 馬刈荘司山(9:15) → 三方岩岳(9:55〜10:15) → 1214.1m三角点(11:10) → ホワイトロード料金所(11:55) → デイリーヤマザキ(13:00〜13:40) → 白川郷バスターミナル(13:55着)