とても良く寝た。2時に一度起きたが、4時半まで更に寝た。
まだまだ体は休息を欲しているようだが、そろそろ出発しないと…。
結局、撤収は5時過ぎとなり出発。
一応、水も3L汲んで…。
涼しい内にサクサク進む。振り返って一枚。
アルプス展望台では、すっかり日が高くなっている。
既に出発している人を追い抜いて行く。
白山本峰は、ご覧の通りのガスの中なのも後押しして、マイナーピークの大倉山を空身で踏みに行く。
多分、この平瀬道で白山に行くことはきっと無いだろうから…。
皆、登ってくる人は怪訝な目を向けてくる。
避難小屋から僅かに下。標高にして400mを下げた。
見ると近いようで、やはり地図は嘘をつかない。かなり遠かった…。
何だか踏跡はあるのだが、三角点を見つけられなかった。
さて、登り返し。
ああ、遠い…。ガスが無くなって、改めて遠さを実感。
昨日歩いてきた別山も遠い。
日差しがきつくて吸い取られる。花は元気そうで羨ましい。
まずまずのペースで登り返しを済ませて、室堂へ向かう。
室堂は沢山の人。別当出合から3時間そこそこで来られるのだから当たり前かな。
この写真を撮るにも結構粘って人が入らないようにするのに苦労する。
振り返って一枚。いい眺め。
そして、白山本峰、御前峰に立つ。
言うまでも無く、ここでも人は多い。
写真だけ今回も粘って収めていく。
向かう先のピークの大汝峰(左)と剣ヶ峰(右)。
剣ヶ峰へは、紺屋ヶ池から適当に薄めの踏跡をたどって適当に登る。
その前に、湿ったテントと寝袋なども広げて、目立たぬような色の服で空身で向かう。
御前峰から柱が立っているのが見えたのがこれだった。
向かう先を観察して、再度荷物を詰め込み、池巡りを開始する。
一部の池の色は鮮やかで綺麗だ。
御嶽山を彷彿とさせ、しっかり目に焼き付ける。
ペースはとても緩い。
中宮道へ行く前に、大汝峰は踏まねば。
暑さは相変わらずで、高度にして100m近く登るので、少し骨が折れる。
ここにも立派な社がある。
下る途中はこの日の中で素晴らしい景色の一つ。
池に日が当たるととても綺麗な色だ。俯瞰すると色がより綺麗に見えた。
再度、重い荷物を背負って中宮道・北縦走路を目指す。
ヒルバオ雪渓を眼下に下って行く。
この雪渓近くは沢山の花がある。
何と、まだチングルマやコザクラも見られて嬉しかった!
アオノツガザクラが非常に広範囲に群生していたのも印象的。
若干、今までより刈払いが甘い道となるが、まあ、迷うような様子ではなく、これまで通りに歩ける。
振り返って一枚。
今回は特に感じていることだが、近いように見えて非常に遠くて時間がかかっている。
コースタイムも辛いように感じるのは、私の体調がまだ良くないからか?
池塘のポイントでも、また休憩。
今日は多分避難小屋に殆ど人などいないだろうから、遅くても何も気にせずゆっくりできる。
ガスは西側が酷く、景色が無い。三方崩山辺りの東側はまだ見える。
地獄覗は期待していたが、これでは何も見えない。
今日の様子だと、いくら待ったところで展望など無いだろう。
火の御子峰の様子を少しでも探れればと思ったのだが。
何しろ、あの藪山スペシャリストのDJF氏でさえ撤退を余儀なくされているのだから。
そもそも私にはまだまだそんなレベルには達していないので、お手軽な直近にある間名古の頭を目指す。
このピークは登山道が山腹を巻いている。始めは南西尾根から取りついたが、意外に藪が濃くて撤退。
最も地図上で楽そうな北側の尾根に取りつくのが簡単だろうと判断した。
が、最初からかなりの笹薮にひるむ。少し戻って山名標識のあった直登できそうな尾根も探ったがこちらはもっと無理。
やはり、北側の尾根から正面突破を決める。
最初はまだいいが、半分も行かないうちに、背丈を優に超える笹薮に手を焼く。
稜線西側は日当たりも悪いので薄いかと思いきや、こちらも中々に手強い。
再度稜線をまたぐと沢型が見つかり、これを利用して笹をくぐるようにして高度を稼いで、鞍部らしき所に出た。
そこから最高点目指して再度藪漕ぎ。
笹が殆どだが、ハイマツも交じって中々大変。
おそらくこの写真のやや右が間名古の頭なのだが、三角点や人工物を探しても全く見つからない。
GPSでも確認したが明らかに山頂付近をウロウロしているはずなのだが駄目だった。
DFJ氏、MLQ氏が登ったのも、既に9年と7年以上前。
DJF氏が登った時には人工物もあったようなのだが…。私が見たのは沢型にあった折れたストックだけ。
大倉山に続いて、あまり後味は良くないが、仕方が無い。力不足だ。
帰ってきてDJF氏の記録を確認したが、全く私も同じルートをとったようだ。
あの氏でさえ、いくらか手を焼いたようなので、少しほっとした。
かなりの時間を費やしたので、水をがぶ飲みしてBCAA補給して先へ進む。
三俣峠。あまり峠らしくない峠。
ここからもピークの東側を相変わらず巻いたり登ったりしていく。
ようやく、最後の下りに入ってジグザグに下り、ゴマ平ヒュッテ・避難小屋に到着。
誰も先客はおらず、小屋の中にテントを張る。非常に快適!
水場まで50mで楽々だ。
二階の窓が開くので、そこで景色を見ながら食事を取って酒を飲む。
到着も日没までそんなに余裕が無かったので、この日もさっさと寝ることにした。
- コースタイム
南竜野営場(5:05) → アルプス展望台(5:50) → 中瀬道分岐(6:30) → 大倉山(7:15〜7:30) → 中瀬道分岐(8:35) → 室堂(8:50) → 御前峰(9:30) → 剣ヶ峰(10:05) → 大汝峰(11:15) → 北阿弥陀ヶ原(13:45) → 地獄覗(14:25) → 間名古の頭(15:55 *往復に50分程度) → 三俣峠(16:20) → ゴマ平ヒュッテ(17:10)