遠流日記

登山・滝見・バイク等、趣味日記

水無川本谷

R君と丹沢、水無川本谷へ。
林道は中々注意が必要だが、まぁ何とか。

河原にある戸沢キャンプ場には車は3台しかなくて、静か。
はじめから沢装備で歩き始める。

しばらく登山道を歩いて、源次郎沢にあるこの堰堤で右に沢を渡って登っていく。

この上にも一つ堰堤がある。そこには立派な鎖が右岸に設置されており、危険なく入渓する。
風があってひんやりするが、日差しはきつい。

小さい滝で早速遊ぶ。3m程度で準備運動。

F1、10m。左には鎖もあるが、ここは頼らず、水線ギリギリ左を飛沫を浴びながら登る。
R君先行で。真ん中もいけそうな様子。

セドの沢を右に分けて、続いてF2、5m。
これにも左に鎖がついているが、これも頼らず濡れながら登る。
右には残置スリングが乾いた壁に付いていたが、いかにも簡単そうだ。

小さい滝を越えると上には…。


物凄い立派なボルダーがある。
ハングしており、クラックは走っているが、ホールド乏しくガバなど見当たらない。
非常に古いピトンが幾つも刺さっているが、人工ででも登るのか。
向かって左はまだ可能性感じるけど、右は浅過ぎて歯が立たさそう。

小さい滝で癒されながら進む。

F3、8m。合羽をここで着て、右を直登。難しくない。Ⅲ〜せいぜいⅢ+な印象。

この辺がF4と思われる。歩いて通過できる。


続いてF5、9m。水線突破で来ているので、風で冷やされて瀑風で寒く日向で温まって…。
これは右の少な目の水流をシャワーで登り、安定した段で落ち着く。
左抜けできるか落ち口を突破できるか探るが、とてもじゃないが寒い上にホールドが分からず抜けられない。
この段から右上を見ると穴が丁度あいており、ザックを下してここを這い上がる。
太い人は上がれないが、これは絶妙なラインと思う。
R君は私のシャワー具合を見てか、右の鎖沿いを登る。

すぐ上には書策新道の標識がある。まぁ、廃道寸前の登山道でどこを通っているのか分からない。

2段6m滝を歩いて通過。
沖ノ源次郎沢を左に、木ノ又日沢を右に分けて続いてF6が迫る。

左から登れるか探る。落ち口までは簡単。
落ち口は左手ガストンでそこまでのガバではない。
それよりも水圧が強くて、右足ハイステップを決めたとしても、流されそうになるので危険と判断して撤退。
ウェットスーツでもあれば水流真っ向勝負して右の岩にホールドを求めることもできたかもしれない。
R君は右から探るがこちらもあと一歩を登ったらクライムダウンできない様相だったらしい。
大人しく、残置スリングが豊富なCS部分を登る。が、意外と悪い!

綺麗な滝前で少し休憩。岩で手を温める。

F7は無い。金冷シ沢を左に分けて本谷を進む。これがF7の代わりということにしておこう。
この辺から脆い岩質が顕著になってくる。

そして、F8、30mが現れる。段違いに高い。

一見してボロい。ガバらしきホールドも触ると崩壊するし、一抱えもあるような岩ももしかしたら剥がれるかもしれない。

こんなの登っても楽しくないので、右からさっさと巻く。
上段にトラバースもできるかもしれないが、魅かれるものもなく、そのままロープ沿いを結構上まで登る。
ルンゼを跨ぐところにはロープがある。確かに嫌な所。


植物には癒された。ここで茶色いウサギも見た。
滝の落ち口も偵察に行く。
街や海が見えた。そして大滝の上部の2段もそんなに良くなさそうだった。

1230m付近で二俣となり、右にはF9が右に見える。看板も消失しそうな様子。
これが最後と思い、一応直登できるが冷やかしてみるが、ヌメるわボロいわで左右共に駄目。
多分登れるけど、登ったところで…。という感じ。

水流も殆どなくなり、振り返ると更に景色が素晴らしい様子となる。
壊れた堰堤跡は最早残骸の針金っぽいものしか無かった。
チクチクする植物(多分、フジアザミ)に注意しながら詰めて、藪漕ぎらしいものも殆どなく登山道に出る。


すぐに展望がいい所に出て写真を撮りまくる。
江ノ島も確認できた。
塔ノ岳ピークを踏みに行く。

流石、神奈川。立派な山頂。

三ノ塔、大山。千葉の方は少し透明度が悪い。
ここでゆっくり昼食。普段ならば暑いのだろうが、今日は合羽を着たままでも快適。
蛭ヶ岳はいまいちガス。富士山も裾野が少し見えてそこに存在するのが分かる程度。
山梨の山ばかりだと海が新鮮に見えて、思った以上に良かった。

下山は新大日方面経由で下山する。標高を落としたせいか、富士山が確認できた。

アザミが元気。いい被写体だが腕が…。外来種らしい。

営業していないような静かさ。
政次郎ノ頭で戸沢へ下山。地図では行者ヶ岳はまだ先だが、このピークをそれとしているものもあるようだ。

下山はガスもあるけど、展望とフジアザミを楽しみながら下る。

下は植林となっている。よく手入れされている。

下部、バンガローみたいなのが見えて沢を渡って終了。
結構、キャンパーで多くなっていた。
荷物を整理して着替えて、駐車料金300円を入れて帰る。
R君に運転してもらい、『魚啓』で夕食は日本酒を飲んでしまう!ありがとうございます♪
水無川本谷、初級向けの沢に間違い無いので、F6だけが水線突破できなかったのが悔やまれる。
直登のルートには気付かなかっただけかもしれないが、残置ピトンは殆ど無く、巻きに近いライン(←これじゃダメでしょ…。)にあるようだった。
鎖もあるので必要無いのかな。
今回、沢靴を『忍者』イドログリップの初使用だったが、恐ろしいくらい乾いた岩はグリップする。
どちらかというと、沢足袋に近く柔らかめ。下山の心配は全く無いので、こちらがメインになりそうだ。

  • コースタイム

戸沢(10:15発) → F1(10:50) → F3(11:35) → F5(11:50) → 金冷シ沢(13:00) → F8・30m(13:20) → 稜線(14:15) → 塔ノ岳(14:30〜15:20) → 新大日(15:50) → 政次郎ノ頭(16:05) → 戸沢(17:00着)