遠流日記

登山・滝見・バイク等、趣味日記  ★沢パートナー大募集!★

峰谷川 坊主谷

奥多摩にある坊主谷へ。初級者でも可能な沢。
おそらく直近の入渓点の駐車スペースには車が無かったので、誰もいないだろう。
車横付けで入渓。

薄暗く、堰堤がまずは立ちはだかる。
緩い癒しな様相。

まずは取るに足らない小滝で遊ぶ。
最初の連瀑帯はこのCS滝から。

水流の右を登った。右の岩が少し脆くて左足をCSにハイステップとウォーミングアップには良い。

この滝は左にバンドがあるので楽に通過できるが、あえて水流左を登った。

これは右からサクッと。すぐ上にも滝が見えている。

右から割と容易に登れる。
これを越えるとしばらく平穏。

それにしても苔が非常に綺麗だ。そして、赤い岩が目立つ。

また堰堤出現。左岸から明瞭な踏跡あり楽に越える。

この滝は4mくらいだが、幅広で綺麗。左から簡単。

中々綺麗で癒される。

これも倒木が無ければもっと綺麗なんだけど…。左水流を登る。

小さいけれど良い小滝。

少し倒木が気になる小滝を通過。左から。
ここを過ぎると、結構貫禄のある滝。7mらしい。多分、それ以上の高さがあると思う。


パッと見では巻きか?と思うが、良く見れば左が登れそう。
実際登るとホールド豊富でスタンスもガバ足と非常に快適♪
滝はその後も小さいが続く。

水流右から越える。

滑滝は小規模だが、悪くない。

この滝は立っているが、すぐ左から腕力全開で登った。普通はこんなことせず、水流攻めないと思う。

好みの沢かも、と思いながら快適に歩く。

この滑滝は特徴もあって好きだった。

大きくはないけれど、角度を変えて何枚も写真を撮ってしまう。

上から俯瞰。滑ったら楽しいかな…。
そして、この沢2つ目の連瀑帯が出てくる。

まずはこれ。5m程度だろうか。右岸から簡単に巻けるけれど、あえて右の水流を登った。

こちら2段目(7m)と3段目(8m)。これは私の力では無理と直感。

これが3段目。直下から。立っていて、私には登れそうな感じがしない。
次、4段目。ここがハイライト。

落差は結構あって12mあるそう。
釜は結構深くて腰まで浸かって右壁から登れるか取り付いて観察したが、落ち口に繋がるバンドトラバースが少し悪そう。
中間支点もあったし、2つほど灌木がいい所にあったので、ビレーヤーがいればと…。
負け惜しみを自分に言って納得させて、右岸から大人しく巻きに入る。
だが、これが結構大きく巻いてしまい、4段目すぐの岩を登ってもいけそうだったので少し心配になってしまった。
でも結果的には巻きとしてはそれが正解だったようで、踏跡は2つあるようだった。

5段目(5m)俯瞰。ここから若干急だが下りられた。古い残置ロープが下がっていたが無くてもまぁ何とか。
場合によっては懸垂が必要かもなぁと思った…。
登り返しなどまっぴらなので、沢に復帰する前に良く観察した。
見立て通りに右を小さく越える。でも、水流間近も登れそうな気がした。
ここから先は危険な所は全く無い。

小さいゴルジュでまた癒される。
割とすぐに中ノ谷出合。

ワサビ田の跡があって驚く。
その後もそれらしき跡がある。

5mの綺麗な滝。素敵♪

沢歩きがしばらく続くが、これも悪くない。

これも4m程。
ワサビ田跡が本当に多くなってくる。

右手に取水パイプが伸びているが見えてくると、間もなく取水槽。
この滝は、ほぼど真ん中を直上。

シダノ沢も分けて、坊主小屋沢に。ドラム缶が転がっていた。
いよいよ水が少なくなる。最後の二俣は右へ。

ここまで来ると、土を歩いているような。藪漕ぎ皆無で登山道に出る。

ここが終了点。虫が煩くて沢装備を解く気にならならい上に、踏むのに値するピークも無いと思い、さっさと浅間尾根を下山。
てっきり植林ばかりと思っていたが、悪くない。

モノレールはこれから延長するのか。途中だけ一部あった。

浅間神社。特筆すべき点は無いので、休み無しで下る。

さっきの取水槽からここまで伸びているんだろうか。
ここからは尾根でショートカット。
踏跡はばっちり。目印も割と豊富で大して登山道と変わりなし。

最後近くなると木材運搬用のケーブルかな、林道まであった。
地形図では林道直近は岩記号があるが、沢靴だと少しズリズリするところはあるが、全く危険なくそれらしい様子なく林道に降りる。

資材置場になっているところに出た。
詰めの熱気がまだ抜けず、滝記号のあるすぐ直近の滝だけをクールダウンがてら見に行く。

やはり水の中は気持ちがいい♪

4〜5m程度と小さいが水量豊富で良いと思う。
林道歩きは10分そこそこで入渓点へ戻った。
今回の坊主谷は登れる滝も多くて、詰めも下山も楽で満足♪
主要な山に突き上げるわけではないので、あえて言えばそれだけがマイナスかも。
赤い岩と苔が印象的にも残ったし、行って良かったと本当に思える沢。

  • コースタイム

入渓点(10:35) → CS滝(10:55) → 見栄えする7m滝(11:30) → 上部連瀑帯2段目(12:10) → 中ノ谷(12:50) → 取水槽(13:40) → シダノ沢分岐(13:50) → 登山道(14:20) → 浅間神社(15:00) → 林道(15:30) → おまけ滝(15:35) → 入渓点(15:50着)