毛木平を起点に甲武信岳から十文字峠まで歩いてきた。
深夜出発して仮眠をとり、明るくなってからゆるりと出発!
出発時、長野県警の方から冬山情報の小冊子をいただき、登山計画の確認を受ける。
今回、不安材料は殆ど無いと踏んでいるが、気を引き締める。
カウンタ付の簡易ゲートを抜ける。
程なくして十文字峠の分岐を分ける。
登りは楽な千曲川源流を通るコースにしている。
林道跡のようで歩きやすい。
慰霊碑や岩屋があった。
日がかなり高くなってきた。コントラストが綺麗だ。
先行者もいるお陰でラッセルもなく快適にナメ滝へ。
雪で殆ど覆われている。ここで一休み。
今日は甲武信小屋までと、行程も余裕がたっぷりあり、急ぐ必要は全くない。
うろうろと写真を撮りながら、再び登っていく。
源流まではかなり近くなっているが、結構距離を感じた。
そして、源流碑へ。
上田電力という柱が近くに立っていたが、何の関係が?
この辺は日が差してこないので、休憩するにも寒い。
ここからは傾斜がきつくなる。
足が鈍っているな・・・、と痛感するが、縦走路に出るまでは大してかからなかった。
数年前の31日ここを通過した時は、結構やっつけられいたように記憶している。
今日は余裕で、あの時と比べて天気も悪くない。
すぐに甲武信岳直下に出る。
登ってきた千曲川を振り返る。
佐久界隈の山も分かるようになってきたな。
逆側は富士山が見えている。
いつ見ても立派な標柱。
山梨百名山の標柱は無く、今いずこ…?
三県にまたがる山に不要ということか。
風もこの時期としては穏やかで、大休止。
30分以上滞在したが、八ヶ岳はせいぜい権現岳から南が見えるのみだった。
最後に、木賊山を前に小屋へ向かう。
さて、初日の出は明日どうだろうか。
小屋に到着し、受付。
テントは千円。五百円玉だけ持ってこなくてよかった…(汗)
以前同様、甘酒を一杯いただいた。ひとしおだ。トイレが立派になっていた。
私以外にはまだいない。
夕食にも早いので、明日の確認と景色を見にいく。
甲武信岳を経由しないトラバース道にはトレースがあり、明日も楽勝かと思い込む。
木賊山の中腹で東沢や縦走路を眺めるが、すぐに寒くなってきたので、戻って夕食。
やはり私は動いていないと駄目だ。
さあ、お楽しみ!
源流付近の支流で水はたっぷり汲んできたので、アルファ米や乾麺を食べてなお、餅入りリゾットまで作って食べてしまう。
ウイスキーはお湯割りで、美味しく全部飲んでしまった。
ご機嫌で朝まで爆睡と思いきや、途中でトイレに起きてから中々眠れない。
夜間降り始めた雪は、テントにチリチリと落ちてきて心地いい反面不安を煽る。
そう、車が出ていけるか不安で…。
チェーンとスコップがあったとて、腹を常時着く程降られたらたまらん。
うとうとしながら翌朝を迎える。