遠流日記

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鋸岳〜甲斐駒ヶ岳〜鳳凰山 縦走 2日目

明るくなって自然に目が覚めるのを待っての出発。

宿泊地はこんな様子。
撤収して既に6時半過ぎ。遅い出発だが、寝坊しなくて良かった。
ルートを示すペイント等は問題ないが、睡眠不足がたたってさっぱり足が進まず。
峠から横岳を目指すつもりでいたが、そんな気持ちは全くなくなった。
夜叉神峠から鳳凰山の途中にある大崖頭山とか辻山往復くらいの気持ちでいたが、その程度の労力ではなさそう。
地図をしっかり読めよと・・・。三角点ピークへの樹林帯の登りは自分の体でないようなヘタレっぷり。
極めつけにこの霧氷にそこそこの風。あやつが第一高点。

三角点ピークを過ぎた後の岩場の多いこのルートでは非常に厄介。
三角点ピークの北にある編笠山にも興味があるが、いずれ・・・。
だが、新しいテープ多数でルートファインディングは必要なく、歩行も第一高点までは取り立てて問題なかった。


向かう方面は中々手ごわそうだ。
小ギャップには鎖がしっかり付いていて安心。
第三高点からの大ギャップ通過はロープ等無いと無理なので、そこは通らず一般的な鹿ノ窓を抜ける。

こちらの鹿ノ窓も長い鎖を利用してサクッと降りた。
ここまではストックを仕舞うこともなくよかったのだが、少し進んだトラバース気味に下る場所でホールドをピシゃっと埋めるような凍結に愕然。
わずか5m程なのだが、滑落したら奈落の底まで。悩んだ挙句、アイゼンを装着して際どく突破。
ピッケルがあれば、カッティングでもっと楽に抜けられた。
こんなミックスに出遭うとは・・・。

何とか第二高点。写真のピークが第一高点。さっきのような凍結が無いことを祈る。
第二高点で大休止入れ、中ノ川乗越へガレ斜面を下る。下降地点直前にプレートがある。

登り返しから見ると、中々斜度があった。写真の中央影の部分。
中ノ川乗越には、テントサイトが2張程。
あとは特に注意が必要な箇所もない。
結局、最後までルートを示す新しいテープが煩いほどあり、ここまですると野暮だと思う。
ゆっくり景色を楽しみながら近年改修された六合目石室へ向かう。
しかし、三ツ頭を抜けた辺りで帽子を突風ではぎ取られたのは痛い。
目出帽の上から被っていたのと、つば無しなので飛ばされる訳ないと油断していたのが失敗。

隙間風が入るので、石室の中に更にテントを張って宴会♪ 一人なのでお店広げたい放題。


平行して夕暮れと夕日を楽しむ。
誰にも会わずに刺激的な日だったなぁ。

  • コースタイム

ログハウス(6:35発) → 富士川源流標識(7:05) → 横岳峠(7:50) → 三角点(9:45) → 第一高点(10:50) → 鹿ノ窓(11:30) → 第二高点(12:35-13:05) → 中ノ川乗越(13:45) → 三ツ頭(14:40) → 六合目石室(15:25着)