遠流日記

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常念岳

先日の低気圧による積雪の北アルプスの状況を見に行った。
豊科インター付近から見ると予想に反して雪が殆ど見えないので、蝶ヶ岳から常念岳に変更。
駐車場は1kmくらい手前。

三股でもよかったが、所用があり念のため一の沢から登る。
一般的に前常念岳を経由するコースはハードらしいから、雪が付くとコースタイムが読めない。
さっさと登らないとガスに巻かれてしまうし、帰るのが遅くなってしまうと致命的なので、こちらを軽快に行く。

下の方は、まだまだ紅葉真っ盛り。
10月は今までになく登山して紅葉を集中的に見ているが、やはりいいものだ。
沢沿いだが凍結は胸突八丁手前まで行かないと無かった。
その辺まで来ると常念岳がよく見えた。

本当にそれが標高2800mを超える常念岳か疑わしいほどに雪が付いていない。
そして稜線。常念乗越へ。

劇的な展望が広がる。
槍ヶ岳が一際目を惹く。
大天井岳方面は雪が殆どない。どうやら3000mを超えなければそれほど問題にならないらしい。
結局、雪は多少あるものの、凍結も少なく、山頂までアイゼンの必要はなかった。

東〜南はガスだったが、メインの景色はばっちり。
同じ時間の蝶ヶ岳だったらこの展望は無かったので、常念岳にしてよかった。

裏銀座はかなり雪が付いている。

そして穂高も…。

あわよくば、11月頭に大胆な縦走も可能かもしれないと思っていたが、岐阜に面した山は根雪間違いなしで、相当な覚悟が私には必要となりそうだ。
昼食がてら、乗鞍岳や御嶽が見えないものかと粘ったが、時々ガスの切れ目から見えるのみで更に視界が悪くなってきたので下山。
ライチョウの鳴き声があちこちに聞こえて…。

やっぱりいた! 常念乗越に着くまでに10羽ほど。そろそろ冬毛になりそう。
満足して最終水場で水を汲んで、一の沢を見下ろし…。

帰りにキジが真横から頭すれすれを飛んでいき、一瞬クマに襲撃されたかと思った…。
と、襲撃されるかと思ったのはサルで、奴らは全く逃げないしエサをくれるのかと寄ってくる始末。

冬に備えて丸々と肥えております(笑)
動物には今回も色々と縁があった。
さて、常念岳には今回のようなただのピークハントではなく、必ず縦走で再登しようと思う。

  • コースタイム

駐車場(8:15発) → 登山口(8:30) → 山の神(8:40) → 大滝ベンチ(9:05) → 笠原沢(9:35) → 胸突八丁(9:55) → 最終水場(10:10) → 常念乗越(10:40) → 常念岳頂上(11:35-12:05) → 常念乗越(12:45) → 胸付八丁(13:15) → 山の神(14:30) → 駐車場(14:55着)