遠流日記

登山・滝見・バイク等、趣味日記  ★沢パートナー大募集!★

餓鬼岳・燕岳 縦走2日目

夜に喉が渇き、出発時には1L程度まで減っていた…。
今日は割と余裕の下山だが、足のだるさもあるし運動不足の影響は否めない。
朝日は雲で駄目。2度寝して、凍ったテントを強引に畳んで撤収し、6時頃にゆっくり出発。
稜線を辿っていくと、梯子から素早い生き物が。

オコジョでした。俊敏で写真は殆どピンボケ…。そっぽ向かれてしまった(泣)
遭遇率は非常に低い印象。北岳で初めて見て以来。
ようやく太陽が雲から出てきて山々を照らす。

東からのガスは多めながら、今日も天気は悪くない。
紅葉ばかりではなく、この木の枝ぶりもいいのではないか。

こちらにも目を惹く花崗岩の岩峰・クラックがあり見どころは尽きない。

振り返るとこんな景色。
そして先は長い。ゆっくり歩くとしよう。

東沢乗越は相当下るようだし、燕岳の稜線へ取りつく登り返しは骨が折れるようで。
餓鬼岳でも感じていたが、たまに現れるコースタイムのある標識は殆どが辛いと思う。
下りは岩を巻くように進んでいる。
東沢乗越からの登りは樹林帯で地味だ。
ハイマツが現れて稜線が近くなると、そこにはライチョウが。

合計3羽がまとまって歩いていた。

このライチョウは砂を浴びていて、休憩しつつ見えなくなるまで眺めた。
ライチョウにはよく会うようだ。
そしてお待ちかねの稜線。

まず槍ヶ岳が迎えてくれる。
西鎌尾根〜双六岳ここは是非とも歩きたい。その奥に見えるは笠ヶ岳かな。
こちらにも雲が回ってきているかと思ったが、来ていなくてよかった。
長々とこの景色を目に焼き付ける。
この辺で節水が効いて本当にゆっくり。

しかし、折角なので、北燕岳にも登る。と言っても、縦走路から往復3分。
燕岳の頂上にも人が大勢見える。
前はこんなにロープ張ってあったっけ?
枯れたコマクサの株が沢山あり、季節が夏であれば至る所に見られただろう。ロープもこれを保護する目的かな。

約3年ぶりの燕岳。人が多くて落ち着かない…。
さっさと燕山荘へ。
あとは勝手知った合戦尾根を下るのみ。
ガスで展望はないので、黙々と紅葉を見ながら下る。

水がとうとう底を尽き、合戦小屋でコーラ(¥300)を飲み干す!
本当に不思議なくらい下山が楽になった。
合戦小屋は繁盛しており、小さな子供も頑張って登っていて微笑ましい。
初めて登る山が燕岳で天気にさえ恵まれれば、決して後悔しないことだろう。
多くの人が登ってくるのにすれ違い、ついに下山。

時間の配分もぴったり、16時発最終バスの1時間ほど前に到着。
中房温泉(¥700)で汗を流し、バス(¥1700)・電車(¥230)・タクシー(¥2380)でバイクの回収もうまくいった。
ライミングは指が使い物にならないので、しばらくは登山をとことん楽しむとしよう☆

  • コースタイム

餓鬼岳テント場(6:05発) → ケンズリ直下(7:00) → 東沢岳(8:45) → 東沢乗越(9:20) → 稜線(10:40〜11:00) → 北燕岳(11:45) → 燕岳(11:55) → 燕山荘(12:20) → 合戦小屋(13:15) → 中房温泉(14:55着)