遠流日記

登山・滝見・バイク等、趣味日記  ★沢パートナー大募集!★

雨棚・地獄棚・沖ノ箱根沢

西丹沢に、今日もまた。

やってきたのは、大滝沢。
林道が先に延びているが、一般車通行禁止とか書いてあるし、ダートなので、ここに停めて歩くことにした。
しっかり整備された沢沿いの林道は、明るくていい雰囲気。

花を愛でながら・・・。
新緑も綺麗だし、大した苦ではない。
1km無い程度で、標識に従い、畦ヶ丸の登山道へ入る。
スギの植林を抜け、進んでいく。
大滝が左下に見えるが、まずは先を急ぐ。
しかしながら、堰堤に挟まれた滝の置かれた状況は何とも・・・。
マスキ嵐沢が合流する堰堤上で、登山道を離れ、本流の沢沿いを行く。
全く危険箇所も無く、堰堤を1つ越え、適当に進んでいくと、左手にスラブ滝が見えた。

どうやら、これが沖ノ箱根沢F1らしい。
上流に滝が跳ねているのが見える。
中間辺りに支点があり、登るのは難しそうに見えない。
沢靴に履き替えるのも面倒で、水流左を中間まで登ったが、上部の様子がどうか?という印象で止めた。
ならばと、左岸から木をわしわし掴みつつ巻き、F1上部に降りた。

F2とF3連続しているが、水量が少なく、これ以上進む気にもならない。
こちらは、更に登るのも簡単そうだった。
バイク用シューズでは下降が面倒だったため、ロープを使いサクッと下りた。
その後、10分と掛からずに、目当ての1つである地獄棚が見えてきた。

2段になって落ちており、水量は少ないものの、存在感は十二分!
滝前も開けており明るく、ゆっくりできる。
地獄棚は、後でしっかり堪能するとして、右側からの鬼石沢の雨棚へ向かう。
3〜4m程度のスラブ滝の右側を通過し、もう1つ滝と対面する。

こいつに跳ね返される人もいるようだが、トラバースして水流右を難なく通過した。
よく効くガバやカチのホールドばかりで、足が滑ろうがお構いなし。
上に行くと、支点があり捨て縄もあった。
結構大きく左が崩落しており、またかなり新しいようだ。
ガレを越えれば、雨棚がそこにある。

今までに見たことの無い、岩溝を切り裂くようにして滑り落ちる滝。
インパクトはあるのだが、何せ水量が少ない!
右壁はホールドが豊富で、登るのは簡単そうに見える。
崩落も気になるところだし、長居は無用なので、さっさと戻る。
下降もロープや沢靴履き替えは不要で、危険を感じるようなこともなかった。
日頃、ボルダリングで散々やっつけられているが、少しは応用できているのかも?
地獄棚前まで戻り、気分良く軽食と滝見♪
たっぷり癒されてから、往路を戻る。

最後に、大滝を眺めて・・・。
滝壷は綺麗だけれど、落差は大したこと無い。
せいぜい、10mといったところか。
これで、今日は終了。
次は、マスキ嵐沢の遡行でもしてみようか・・・。