西丹沢に、今日もまた。
やってきたのは、大滝沢。
林道が先に延びているが、一般車通行禁止とか書いてあるし、ダートなので、ここに停めて歩くことにした。
しっかり整備された沢沿いの林道は、明るくていい雰囲気。
花を愛でながら・・・。
新緑も綺麗だし、大した苦ではない。
1km無い程度で、標識に従い、畦ヶ丸の登山道へ入る。
スギの植林を抜け、進んでいく。
大滝が左下に見えるが、まずは先を急ぐ。
しかしながら、堰堤に挟まれた滝の置かれた状況は何とも・・・。
マスキ嵐沢が合流する堰堤上で、登山道を離れ、本流の沢沿いを行く。
全く危険箇所も無く、堰堤を1つ越え、適当に進んでいくと、左手にスラブ滝が見えた。
どうやら、これが沖ノ箱根沢F1らしい。
上流に滝が跳ねているのが見える。
中間辺りに支点があり、登るのは難しそうに見えない。
沢靴に履き替えるのも面倒で、水流左を中間まで登ったが、上部の様子がどうか?という印象で止めた。
ならばと、左岸から木をわしわし掴みつつ巻き、F1上部に降りた。
F2とF3連続しているが、水量が少なく、これ以上進む気にもならない。
こちらは、更に登るのも簡単そうだった。
バイク用シューズでは下降が面倒だったため、ロープを使いサクッと下りた。
その後、10分と掛からずに、目当ての1つである地獄棚が見えてきた。
2段になって落ちており、水量は少ないものの、存在感は十二分!
滝前も開けており明るく、ゆっくりできる。
地獄棚は、後でしっかり堪能するとして、右側からの鬼石沢の雨棚へ向かう。
3〜4m程度のスラブ滝の右側を通過し、もう1つ滝と対面する。
こいつに跳ね返される人もいるようだが、トラバースして水流右を難なく通過した。
よく効くガバやカチのホールドばかりで、足が滑ろうがお構いなし。
上に行くと、支点があり捨て縄もあった。
結構大きく左が崩落しており、またかなり新しいようだ。
ガレを越えれば、雨棚がそこにある。
今までに見たことの無い、岩溝を切り裂くようにして滑り落ちる滝。
インパクトはあるのだが、何せ水量が少ない!
右壁はホールドが豊富で、登るのは簡単そうに見える。
崩落も気になるところだし、長居は無用なので、さっさと戻る。
下降もロープや沢靴履き替えは不要で、危険を感じるようなこともなかった。
日頃、ボルダリングで散々やっつけられているが、少しは応用できているのかも?
地獄棚前まで戻り、気分良く軽食と滝見♪
たっぷり癒されてから、往路を戻る。
最後に、大滝を眺めて・・・。
滝壷は綺麗だけれど、落差は大したこと無い。
せいぜい、10mといったところか。
これで、今日は終了。
次は、マスキ嵐沢の遡行でもしてみようか・・・。