遠流日記

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カムイヌプリ(摩周岳)・西別岳

虹別林道の途中に、登山口があり、ここに広い駐車場とヒュッテがあります。
着替えて、登山届に記入し、ストックを両手に、いざ出発!

ストックの先のカバーが無いと、使っては駄目らしい。
私は、積雪期以外で外すことなんか、まずないんですけどね。
霧の中を最初からハイペースで飛ばし、どんどん進みます。
がまん坂なる、斜面の直登は、確かに堪える!
雪が降ったら、さぞや気持ちよく滑れるんだろうな。
展望は全く拝めず、ひたすら登る・・・。
第一お花畑、第二、第三と、ありますが、そんなに特筆するような光景ではありませんでした。
そうすると、今度は、分岐が。

リスケ山はすぐみたいなので、後回しで、西別岳へ。
この辺から、勾配は完全に緩んで、正に、ハイキング。
歩道も、しっかり整備されており、完備に近いんじゃないのかな。
ごくらく平を通過し、やや北に進むと、そこが、西別岳山頂でした。

予想通り、展望全く無し!
少し足を休ませ、さっさと北上することにしました。
ちょっと下ると、又牛別岳と書かれた標柱がある小ピークがありますが、ただの通過点でしかありませんね。
しばらく下ると、平坦になり、シラカバと笹の道を軽快に進めます。
下に見たことのない、植物も。

カラフトイチヤクソウ、というらしい。
この稜線、距離はありますが、勾配が全く無く、簡単に、分岐に来ました。

摩周岳まで、1.6kmとのこと。
ここからは、そこそこ登るらしいので、気を引き締めて。
初めは緩い登りで、徐々にきつくなりました。
半分以上こなしたところで、摩周岳の爆裂火口が間近に見えました。

ガスが薄くなっても、これが、限界でした。
山頂は、一度も下から見ることはできなかったです。
山頂直下は、それなりの斜度で、回り込むようにして、山頂に立ちます。

魔人の山、カムイヌプリ・・・。摩周湖斜里岳西別岳も見えずに、無念。
しかしながら、火口の下部までは、300mくらいあるようで、凄まじいです。
仮に落ちたら、ノンストップで、あの世まで逝けます。
長々と休憩しながら、ガスが取れる機会を待ちましたが、無駄でした。

山頂には、このイワブクロやイワギキョウが咲き誇っていましたので、慰めになりました。
今度は、第一展望台から、快晴時に!と、堅く誓います。
往路を引き返し、西別岳への登り返しで、振り向くと・・・。

!?、摩周湖が見えてる!
やはり、あの色は不思議ですね。
来た甲斐も少しはあったというものです。
その後は、リスケ山へも。

角度からすると、摩周岳がいい感じで見えるポイントなのでしょうけれど、さっぱりです。
それでも、登ってきた時と比べると、ガスはかなり薄くなっていました。
がまん坂を下っていると、広大な森が、眼下に一面に広がっていました。

屈斜路湖も、確認できました。
思い返せば、それなりに楽しんでいましたね。
外来種の、タンポポを5株ほど、引っこ抜いて、協力もできたし。
いずれ、また、再戦かな☆

  • コースタイム

登山口(9:40発) → リスケ山分岐(10:20) → 西別岳(10:40) → 摩周岳分岐(11:15) → 摩周岳(11:45-12:20) → 摩周岳分岐(12:50) → 西別岳(13:30) → リスケ山(13:50) → 登山口(14:25着)