西沢渓谷の中間地点に、その登山口はあります。
乾徳山、甲武信岳と同じタイプの標識ですね。
最初から、かなりの急登が続きます。
アズマシャクナゲの群生地ということで、確かに鬱蒼とするくらいに繁茂していました。
大きな岩を右に巻くようになると、やや勾配が緩みます。
意外や意外。このルート、あまり人気がないのか、最初から、やや踏跡は薄いです。
それでも、迷うような所はありません。
こういう道は大好きなので、山歩きをしてる!っていう感覚が非常に強く得られていいんですよ。
結構歩いたはずですが、一向に進んだように思えません(汗)
大山祇神のポイントもどこにあるのか分からず、岩場の展望が良い所で小休止です。
これから向かう黒金山方面を、国師岳と一緒に臨みます。
ここからは、富士山もよく見えましたが、逆側の国師岳から伸びる稜線が山深くて。
軌道跡はどこをどう走っていたのかとか、鶏冠山林道の西側はどうなっているかとか、長々と観察してしまいました。
やっぱり、大山祇神は分からずに通り過ぎたようで、牛首ノタルまで来てしまいました。
いや〜、しかし、時間が思ったよりかかるもので。
それ程ゆっくり歩いているわけではないと思うのですが、いつもの快速ならば、とっくに山頂に着いていてもおかしくない時間です。
しかし、ここは、笹原になっており、展望もよく、雁坂〜木賊山間の笹平のような雰囲気で気持ちがいい。
ここから、下るルートもあるようですが、マイナーなオーラたっぷりでした(笑)
景色を楽しみつつ、ここで、昼食も取って、山頂へ向かいました。
最後の登りをやっつけ、山頂に。
山梨百名山、79番目、黒金山、制覇!!
三等三角点で、北面のガレ場を中心に展望が開けています。
国師岳から甲武信岳を。
来年は歩きたいコースの一つなんですよね。
しかし・・・、風が強くて寒い!!
当然、息は白いし、岩陰には、氷が板のようにくっ付いていたり。
もう、冬装備でないと、辛いですね。
石楠花新道のある尾根の上には、金峰山の五丈岩も確認できます。
一体、今はどのくらいの積雪が金峰山にはあるんだろうか。
次のターゲットは、この山の予定なんですが。
いつかは、こちらゴトメキを経て、色々なルートを探索したいものです。
最近はあまり歩く人もいないらしく、破線になったこの辺り・・・。
来年、ゆっくりと回りに来ようかな。
山頂でも、こんな風に山の観察をしっかりして、大ダオ、乾徳山方面のルートを少し見に行ってきました。
コメツガの樹林帯が、とっても奥秩父らしくて、更に進みたい衝動に駆られましたが、時間的にもちょっと厳しいので、ここで、折り返して往路を戻りました。
まだまだ、マイナー・ルートは沢山あるようで、探究心を刺激される登山でした。
- 本日の行程
黒金山登山口(8:50) → 牛首ノタル(11:10) → 黒金山(11:45) → 大ダオ分岐(12:00) → 牛首ノタル(12:20) → 黒金山登山口(13:35着)