遠流日記

登山・滝見・バイク等、趣味日記  ★沢パートナー大募集!★

日本百名山 〜金峰山(2599m)〜

深夜の3時前に起きるなんて、いつ以来だ・・・?
気合を入れて起きることができましたが、移動途中の林道が凍結してるところがあり、ヒヤヒヤしました。
・・・、これは・・・、予想外だ・・・。
気を取り直し、準備万全! いざ、突撃!
前回同様、瑞牆山荘からアプローチ。
ん!?トレースがある!これは、嬉しい予想外♪
ヘッドライトを頼りに、富士見平までは、難なく進めました。
雪は、まだ、くるぶし程度。
小屋の前を通過し、どんどん登っていきます。
ここから先は、未知の領域☆
徐々に雪が深くなっていきます。
ん〜、トレースを作ってくれた先発部隊、結構ラッセルしてるなぁ・・・。
途中で、スパッツのみ装着して、ガシガシ登りますよ〜。
・・・しかし、雪道・・・、やはり思うようなペースではなく、途中で空が白んできました。
先はまだまだ長いので、御来光は諦めるしかありません。
それでも、展望の良い場所でなら、見えるかもしれないと、奮起します。
やっと、大日小屋が右下に見えると、テントを片付けている方々と遭遇。
お話で、この先は、31日の雪が降ってからは、歩かれていないとのこと。
貴重な情報にお礼を言い、更に進んでいきます。
おおぅ・・・、埋まる埋まる!
それでも、まだ、くるぶしちょっと上くらいなので、キックステップで軽快に!!
徐々に疲れてきて休み休み歩いていると、やっと、大日岩へ到着。
ここは、展望が開けていて、南アルプスの眺めが見事です♪
喉を潤し、ここで、スノーシューを装着して、岩の南の樹林帯を縫うように進んでいきます。
やはり、スノーシューは素晴らしい♪
もちろん、状況にもよりますが、冬山の必需品です。
大日岩の上部から、小川山への分岐がありました。

ちゃんと、指標あるんじゃん。ガイドでは、不明瞭とかあったのですが?
分岐から、ひたすら樹林帯を進んで登っていくと、ようやく、砂払いの頭に出られました。
瑞牆山八ヶ岳が眼前に!展望を楽しみながら、小休止です。
ここからは、稜線を辿るように進みますが、危険なところは樹林帯へ巻いたりしながら登る登る。
ちなみに、こんな感じのところも登っていきます。

どうやって進むんだよ・・・(汗) こういう箇所がたまにあります。
北側の木々も低くなり、風の強さが気になる・・・。
体感温度は、マイナス10度にも感じます。
『千代の吹上げ』という、山梨側に切れ落ちた岩壁は圧巻です。

痩せ尾根なので、あまり際に近付くと注意が必要です。
落ちたら、死、あるのみ・・・。
ここを通過すると、いよいよ、森林限界を迎え、ハイマツが所々に雪原から顔を出すのみ。
もう、山頂・五丈岩は目前。
金峰山小屋の分岐指標の埋もれているのを横目に、やっと!!
五丈岩の北側を回って、ようやく山頂に立てました。

山梨百名山、35番目、金峰山、制覇!!
日本百名山では、4つ目ですか。
本当の山頂はもう少し東なので、とりあえず、向かうことに。

八ヶ岳をバックに、瑞牆山も右下に。
日本百名山と書いてある標札は、足元に埋もれており、ストックで突付いてやっと見えるくらいでした。
稜線でさえこれですから、深いところは、積雪1m後半は優にありそうです。
もう、360度素晴らしい展望♪ 御来光は叶いませんでしたが、達成感は十分。
そして、今回のもう一つの目標である、五丈岩登頂をば!

小学生時代に挑戦したものの、敗退したのが悔しくて、山を見る度に気になっていました。
岩にくっ付いた雪が滑るのが怖かったですが、途中までは問題なし・・・。
最初の足がかりの雪を払い、慎重に登る・・・。
当時届かなかった手掛かりも掴めましたが、やはり、怖い・・・。
雪は、最初の部分しかないようだったので、行けそう。
少し、岩にしがみついた状態で集中して、一気に、階段のない演壇に腕で上がるようにして、第一の難関を攻略!
岩を右へと進み、第二の難関・・・。岩と岩の間に手足を掛け、見えない手掛かりを探る。
!?、手掛かりの雪が溶けて凍っている!?
幸い、3つの内、2つが使える状態だったので、何とか登れました。
やった!!リベンジ達成!!

五丈岩上から、登ってきた方面を。
風が冷たく、そこそこ強いので、数分で降りることにしました。
降りる方が難しいかと思いましたが、登りより遥かに楽でした。
最後は、飛び降りて悠々と♪
楽勝とまではいきませんが、攻略成功♪
目標達成もしたので、岩で風を遮りつつ、昼食を取りました。
ペンネを茹でて、ソースを絡めてと☆
31日の雪は予想以上だったので、山頂でゆっくりしてから、引き返しすことにしました。
薄日になってきたのと、冷たい風で、右目が曇り、自分のトレースを外さないようにするのに注意を要しました・・・。
ペースは登りより遅いくらいかもしれません。
富士見平の水場で、カップ麺を食べて休憩しました。
やはり、疲労が激しく、空腹感も強かったので。
瑞牆山荘と林道の間は紛らわしい所があるので、林道を歩いて帰りました。
今回は、途中で、4組の人とすれ違いました。やはり、金峰山は人気あるんだなぁ〜。
何にせよ、無事に帰ってこられてよかった☆
最後に、瑞牆山荘で軽食を頂いてから帰りました。

  • 本日の失敗

サングラス、ゴーグルを持っていかなかった

  • 本日の行程  *時刻は出発時刻

瑞牆山荘(4:20) → 富士見平(5:00) → 大日小屋(5:50) → 大日岩(6:10) → 小川山分岐(6:40) → 砂払いの頭(7:40) → 金峰山(8:30-10:30) → 大日小屋(12:40) → 富士見平(13:40) → 瑞牆山荘(14:20着)