遠流日記

登山・滝見・バイク等、趣味日記  ★沢パートナー大募集!★

湯檜曾川 東黒沢 丸山 ナルミズ沢 1日目

貴重な連休。2泊3日の沢登りもしたかったが、天気が3日目微妙で1泊2日で。

またまた湯檜曾川支流の沢。

ナルミズ沢遡行時のトレンドである、東黒沢遡行してのアプローチだ。

私はどちらも楽しみであるけれど。

白毛門駐車場は結構な盛況ぶりだ。

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駐車場から入渓まで5分程度だ。堰堤上から入渓。

だいぶ涼しい。これは稜線では確実に一桁の気温を覚悟しないとならないか。

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緩い沢歩きからであり、まったり。

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早くも滑が出てくる。小規模だが、いい感じだ。

遠くに大物が見えてくる・・・。

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前座の滝。これは左壁を這い上がる。写真を撮るため正面に回った。

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これがかのハナゲの滝。滝ラーには押さえておくべき滝。

もう少し立っているのかと思ったけれど緩いですね。

ど真ん中を登って少し左寄り、上は水流を越えて右を登っていった。

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黒光りしているけれど、ぬめりがない所が多いので快適♪

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さて、白毛門沢が左。向かうべくは右の東黒沢。

白毛門沢はまたゆっくり来よう。いや、それとも色気を出して蓬峠から土樽駅に下るか、そのまま周回するか。

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すぐに小さめの滝が現れる。右から横目に見ながら簡単に越えられる。

ちょっとしたゴルジュが現れる。

右から左とへつるように・・・。

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出口はそのまま左を進んで抜けた。難しくはないので、泊まり装備でも問題ない。

この上で単独の人をパス。

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お、それなりに大き目ですね。2段8mとのこと。

飛沫が広範囲に飛んでいるので、ぬめる。

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いいひょんぐり具合。たわしでちょいと磨いて右壁をサクッと登る。

周りを見ると樹齢はそれほどではないが、ブナが見事だった。

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滑が綺麗だ。結構長め。素敵。

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ここは金山沢を右に分ける。向かう左は丸山沢と名前が変わる。

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ぬめりが少ないので快適。

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易しいので快適に進んでいける。多段の滑滝。

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この上もまだまだあった!!

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癒し系満点の沢だ。

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3mほどとかわいい。

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少し大きめの滑滝。上も含めて18×25mとのこと。

右から快適に進む。

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適当に登りすぎて記憶にないが、綺麗だったことは覚えている。

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はいはい、滑が続きます。でも、全然飽きない!

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川床が茶色なので私には結構新鮮なのだ。

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これダメなやつ。ツキヨタケですよね。まだ先行者がいるので可食であれば放っておくはずないよね。

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もう小さい滝ばかりか。そろそろ源頭みたいな感じになってきた。

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小さいがまだ楽しめる。

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分かりにくい二俣。もう詰めですね。

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少し倒木も気になるが、支障なし。

この先で3人組パーティー×2つをパス。

間も無く水切れとなり、鞍部が近いので、少し左寄りにルートをとっていく。

丸山(武能岳)1495mを踏むのも今回の1つの重要な目的なのだ。

予想していたけれど、道があるはずもなく笹薮をかき分けて登る。

密度は大したことがないのだが、倒木もあって歩きにくくはある。

そして、重荷で笹で滑ってしまうこともあり疲れる。

所々、獣道が明瞭な所もあり、最大限利用する。

上部はシャクナゲとハイマツが出てくるが、山頂僅かなので厳しくなかった。

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立派な標識があるではないですか。こんなマイナーピークへよくいらっしゃいました。

積雪期や残雪期に南の赤沢山から周回できるのかしら。

南は展望効かないが、北面が多少見通せる。

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稜線は雲隠れしているが、私が行く頃には消えてほしい。

それにしても中々の距離がありますなぁ・・・。

鞍部に再度下るが、若干西が獣道が多いかと思ったが、それ程でもなかった・・・。

逆にトラバース気味になってしまい、滑って歩きにくい状況にしてしまった。

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鞍部付近。背丈くらいの笹だが屈強さは無いのでかき分けるのは楽。傾斜もないので先ほどとは打って変わって楽。

ウツボギ沢支流の沢へ問題なく下る。

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こちらのダイモンジソウや、ヤマアジサイに癒される。

再度、3人組パーティー×2つに追いついてしまう。

沢屋さんはマイナーピークの丸山と言ってもピンとこないようだった・・・。そうだよね。

せいぜい3m程度の小滝で、クライムダウンも普通にでき、ウツボギ沢へ。

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このウツボギ沢も緩い沢だそうだが。

ウツボギ沢を下るとすぐに右岸に天場あり。

間も無く広河原で、ここには絶好の天場でタープが張ってあった。

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宝川となった沢を見る。晴れ間が出て暑くなる。

さて、癒しのナルミズ沢へ!

しばし河原歩きをこなしていくと・・・。

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大物がいる。7mらしいが釜は深く泳がないとダメっぽい。

下の小さい滝の落ち口までは右から行けるが。

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滝の左の釜に吸い込まれそうに感じてびびって左岸を巻いた。

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緑が綺麗な色!!

ここで先行者を何人もパス。

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この手前でもパーティーをパス。10人くらいか?

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泳ぐのは消耗するので遊ぶのは控える。

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稜線が遠くに見えはじめ、青空も見えて最高だ♪

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何よりこの何と綺麗なこと・・・。

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ポットホールもあった。自然の造形を楽しむ。

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どうもやっとこさ大石沢出合に来たようだ。

結構疲れてきたし、後ろから距離を縮めてくる人もいないのでペースを落とす。

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気持ちがいい。

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水中眼鏡かけて水中を泳いでみたら楽しいだろうなぁ。

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難所なく晴れの沢を楽しむ。

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減光フィルターも久々に試してみたり・・・。

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ちょいちょい支流の小さな沢が合わさる。

そして、ナルミズ沢のハイライト。

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S字峡。うーん・・・、ここを突破せずに遡行したというのも何だかなぁ・・・。

ということで、極力へつりに徹しながら右を進む。

胸までどっぷりですよね。でも水中にホールドが踏めたり、手は割と良いこと、流れも緩いので楽しめる。

そのまま左岸を進めそうにも見えたけれど、明らかに右岸の方が楽そうだったので、そちらへ。

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水を吸って重い・・・。一度完全に上がって体温を取り戻す。

と、そのまま滝の左壁を大して労せずトラバース気味に抜けた。

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落ち口から下を見下ろす。トライして良かった。

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魚留滝8mとのこと。

多少のぬめりはあるが、右から取り付くと、ホールド沢山で安心して通過。

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トリカブト。秋の気配を感じる。

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また減光フィルターで写真を撮ってみる。結構疲れていますので休憩を兼ねて・・・。

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快適な遡行が続く。滝は易しい。

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青空がよく映える。

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だいぶ水量は少なくなったが、滝はある。小さいので苦労はしない。

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そろそろ滝も終わるか。

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これが最後の滝だった。

すぐ上で二俣。ここは狭いが泊まれそうであり、景観も素敵だったので迷ってしまった。

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右の沢で水をある程度汲んで、結局は稜線に上がることにした。

ここはまだ大烏帽子山まで200mくらい上げないとならないのだ・・・。

左も10分程度で水涸れとなるので、再度補給。

晴れた稜線ほど暑いものはないので、たっぷり汲んだ。

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そして、ナルミズ沢の最後のフィナーレを飾るに相応しい天国の詰め。

草原で風が通り、とても気持ちがいい。

巻機山・米子沢の時も晴れていれば、こんな素晴らしい景色だったのだろう。

踏跡は途中で稜線へ向かうようになったが、笹に突入するのは嫌だったので、右から草付と岩が露出している所を繋いで登る。

結構大変だよ・・・。体力不足ですね。

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何とか上がる。三角点は2つあるようだが?

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巻機山へと続く稜線の見事なこと!

遠望している山はどうも分からないのだが、飽きずに見ていられる。

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来て良かった!!

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さて、ジャンクションピークへひとまず行ける所まで行ってみるか。

下りは踏跡を辿っていく。こっちの方が登りでも楽だったかも・・・。

まだまだ標高上げるんですね。

風があってまだ今日は状況がいいけれど、これ快晴の時やったら熱中症になるかも。

笹で滑って何度も転びそうになりながら。笹を両手で鷲掴みして高度を稼ぐ。

稜線上にある、越後烏帽子(地蔵ノ頭)もしっかり頂上に立つ。

ガスが増えてきた。

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疲れて幻覚・・・、ではなく、ブロッケン現象ですね。

写真左奥が大烏帽子山なので、改めてそこそこあった。

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ようやく出た!ジャンクションピーク、一級の文句なしの登山道。

ここに来るまで、翌日どうするか結構悩んだ。

だが、さっきの登りで確信した。明日の天気が晴れならば、熱中症になりかねないと。

清水峠→蓬峠→一ノ倉岳へとつなぐのは相当の覚悟ですね。

大人しく、朝日岳白毛門へと下ろう。

さて、日没までそんなに時間が無い。

ビバークできる場所を探しつつ朝日岳方面へ進む。

流石に、朝日岳までにはあるでしょう。

完全に雲の中に入り、水滴を感じるようになった頃、ここだろうなと。

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1畳分のスペースがほぼ平らで、登山道も塞がないし、何より植生へのダメージがない。

帰ってきて調べたが、 上信越国立公園内でしょうか・・・。

これは反省・・・。ジャンクションピークの手前で済ませるべきだったか。

夜は展望もきかず、雲の中。

思ったほど寒く無く、ダウンを持ってきたが使わずよく眠れた。

 

  • コースタイム

白毛門駐車場(6:25発) → ハナゲの滝(7:00) → 白毛門沢出合(7:15) → 8m2段ひょんぐり滝(7:45) → 金山沢出合(7:55) → 鞍部(9:30) → 丸山(10:00) → 鞍部(10:30) → ウツボギ沢出合(11:20) → 8m滝(11:30) → S字峡入口(12:50) → 魚留滝8m(13:15) → 二俣(14:40) → 大烏帽子山(15:20) → ジャンクションピーク(17:15) → 行動終了(17:30)

湯檜曾川 白樺沢

単独で谷川周辺、湯檜曾川支流の白樺沢へ。

2週前に白樺沢支流の袈裟丸沢は遡行したので、端から登りつくすと思いまして。

起床が毎度おなじみ、最大の核心。

2時半過起床で3時前には出発するはずが、3時半頃の出発となる。

台風の影響が来る前に下山完了していなければならない。

白毛門駐車場に問題なく到着して、勝手知った道をサクサク進む。

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おや、西黒沢橋は今日は水が冠水していない。

水量は少ないのか?これが平静でこの前が多かったのか?

生ぬるい風が吹く中、足早に進む。いい調子で武能沢出合。

今回は沢を下ってゴルジュから。

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思わず唸る様相でワクワク。

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左は非常に少ない水が落ちており、先には魚留滝。

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水流突破はともかく、左壁へ取り付くのは楽々。

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残置もあるが、今日の様子では無くても難しくない。

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さて、今回はどう攻めようか・・・。

この前は上を巻いてしまったが、今回は棚を歩いた。

ぬめっていない所はフリクション最高なのだが、非常に恐ろしかった・・・。

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やっぱり水量は少ない。ここを右岸に渡る所は、今回楽々だった。

さて、ウォーミングアップは完了しているので、白樺沢へ入ったはじめの滝は・・・。

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今回は泳いで左を少しへつり気味にして進み、突っ張りで滝を超える。

上の滝は右壁を登って左岸に上がって越えた。楽しい。

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やっぱりラバー靴はいいねと思いながらサクサク進む。

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様子はだいぶ水が少ない印象だ。やっぱりね。

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さて、ここから先が本番。左の大滝が架かるのが白樺沢だ。

セオリー通りに左から登る。

階段というか傾斜が緩いので歩いて中段ほどまで行ける。

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水流はぬめりが厳しいね。そのまま草付きと滝の間くらいを進む。

棚みたいな所まで来ると、水流近くのラインに残置ハーケンが刺さっている。

ホールド良く、乗越てみると・・・。

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右壁も行けそうに見えたが、上段でまだ見えていない所がどうかと念のため左に上がる。

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右も染み出しが無さそうで、そのまま行けたか。

適当に左をそのまま上がって滝上へ。

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落ち口がすぐそこ。

それにしても、ここからよくぬめっている。

 

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こんな所、明らかに滑るでしょと警戒したが、1回転しそうなほどバランスを崩して転びそうになった。

先が思いやられる。

何だか全然惹かれない渓相で、藪っぽいというか詰めでは?と思うような・・・。

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滝が出る。乾いていれば何の問題は無し。

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たわしを使って、スタンスを磨いて登る。

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小さめの滝が幾つかあるが、ぬめり核心でそれ以外は何も難しくない。

そして、今回の中で圧倒的な極悪具合を放っていた、6m堰堤状滝。

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見た感じ、そんなに難しいの?と思われるでしょう。

豊野さん執筆のガイド本にも『意外と侮れない』とあるだけあって、手ごたえ十分でした。

何よりもぬめりがね・・・。まぁ、こいつもたわしで片っ端から磨き倒し、スタンスになる可能性がある場所は対処。

一番右の水流が少ない所を水をかぶって少し左に移り、ガバスタンスに立ち上がる。

そこからリップを探るが、何もないよ・・・?

ジャンプして腕で上体を上げて顔を出して覗いたが、少しくらいはホールドあるのでは?という期待も敢え無く散る。

でも、平らであるのであれば、ボルダリングではこんなの余裕で普通じゃん?と自分を鼓舞させて、地ジャンして右ヒールを一気にリップに掛けてマントルを返した。

6m近い高さでこんなムーブするとは予想だにせず・・・。

落ちても死なないだろうけど(多分)、骨折くらいは余裕でして相当痛いよね。

上から観察すると、右岸巻きが一番楽そうであり、踏跡らしきものも見えた。

残置スリングが灌木に掛かっている最も右も余り良くないのでは?

その後はスイートな滝が待っている。

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いずれも小さいので楽々だ。

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倒木も一応あるんですね。こちらの方では矮小な木だけと思っていた。

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8mほどあるそうだが、水流近くの左壁が簡単に登れる。

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最早、ぬめりとの闘い、トレーニング。

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稜線が見えてきましたね。沢も水流が元々少ないので、そろそろ?

二俣もないので、最初からガイドをいちいち確認もしないのであった。

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右壁を歩いて越える。青空も出るが暑いねぇ。

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この滝は虹が滝つぼに架かっていた。

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まだまだ夏ですね。5m程度かそれ未満の滝で簡単なので、どこを登ったか記憶に残らない。

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これは結構落差ありそうですね。10mはあるのでは?ガイドは低く見積もっているけど。

右のしたたるぬめりから取り付き、左に少し移動して直上。

途中、残置ハーケンあり。左足のスタンスを磨けば楽々登る。

上にはビレイしやすそうな灌木があった。

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そろそろ終了でしょうか・・・。

沢が分かれ、水が多い左へ。

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まだありました。左を上がったら、そこが旧道だったとさ。

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今日は日曜日だし、台風も来ているから、誰もこの時間帯に通らないですよね。

小休止して下山開始。

お金を持っていれば、ピーク踏んで土樽駅に下山してというコースもとれたが、無一文であった。

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台風が来ていなければ、間違いなく稜線に上がっていたがぐっと堪える。

コースタイムで多く見積もっても、20時には下山完了するはず。

折角なので、今日は旧道で戻ることにした。

危険うんぬんの注意書きがあるが、これ程体力にも時間にも余裕があれば、心配はないでしょう。

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こういう沢を通過する場所以外は、先ほどの旧道より歩きやすいくらいだ。

それにしてもトンボとトカゲとヘビが多い。トンボはともかく、トカゲとヘビも10分に1回は必ず見た。

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あちらの稜線も素敵だなぁ。大倉沢、抱返り沢などは自分のレベルで行けるだろうか。

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谷川本峰の方も見事であります。ロープウェイで登っては楽しみ半減なので、どういうルートで回ろうか。

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芝倉沢は堰堤がある。びっくりだ。

スカイラインが見事だ。ここから稜線に上がるコースもあるようだが、それ如何に・・・。

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頑張って作りましたね。堰堤より、その先の石組みが特に目を惹いた。

今ではそういう職人が殆ど残っていないのではないか。

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これで稜線が見える景色とはさよなら。

道幅は更に広くなるが、石を敷き詰めたような道で足には優しくない。

車が通ったような痕跡はないですね。

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ここからは新道へ出るべく下る。

すぐに巡視小屋の分岐に出た。ここに出てくるんですね。

 もう後は何も見るべきものは無し。さっさと車へ戻る。

白樺沢は滝はたくさん登れていいと思うが、小さい滝が多く簡単だがぬめるので、少し飽きる。

適度に10m超があると良いなと・・・。贅沢か。

袈裟丸沢の方が全体的に綺麗で滑も素敵だと思う。

さて、温泉はと・・・。

『湯テルメ谷川』は十分素晴らしいことは前回分かったので、他も開拓。

『上牧 風和の湯』へ向かう。完全貸し切り!

露天の浴槽は狭いが、最後まで独占状態でうたたねしてしまう。

アルカリであるが、ぬめりはなくさっぱりした感じ。

混雑がなかったので、バイアスがだいぶかかるが最高だ♪

次いで、お腹を満たしに。

亡き『その空の下で』のひろたさんが行っていた、沼田駅の近くにある『山彦』へ向かう。

とんかつ定食を食べる。風味がいい。肉はそんなに柔らかくはないがいい厚みで十分に美味しく980円と良心的。

ご主人はお年を召して耳が遠いようだ。調理はおかみさんのようだ。

尾瀬の山の写真が飾ってあって、山渓が凄く沢山置いてあって、待っている間じっくり見てしまった。

その後は下道で帰路へ。軽井沢で寄り道したとはいえ、5時間近くを要した・・・。

 

  • コースタイム

白毛門駐車場(6:18発) → 湯檜曾川入渓(7:45) → 白樺沢出合(8:15) → 袈裟丸沢出合(8:35) → 6m堰堤状滝(9:10) → 10m滝(10:20) → 国道合流(10:35)  → 旧道分岐(11:10) → 芝倉沢(12:20) → 新道への分岐(12:45) → 巡視小屋(12:55) → 白毛門駐車場(13:45着)

瑞牆

午後から瑞牆へボルダリング

ちょうど行こうと思っていた所に、Kさんから連絡があり、ご一緒する。

それにしても、暑い・・・。暑すぎる!下界よりマシとはいえ・・・。

それでも、沢山の人がいた。

  • 光合成(初段) 敗退
  • 眠った風(初段) 敗退
  • 眠った風岩の課題(5級) RP
  • 十里眼(1級) 敗退

いやぁ、『光合成』は芸風ではく、スタートも切れず・・・。

股関節も硬いし、まぁ無理だよねという感じ。

『眠った風』はいい具合だったが、結局押し切れず敗退!

よれていないのに湿気でダメみたい。ホールドいいのにショック。

5級課題も見れば見るほど、そんなに良くなさそうに見えてトライ。

3回ほど打ってようやく登る。5級って難しいよ!

暗くなる頃、『十里眼』を触るが、全くスタート切れない。

今日は登る日ではなかったね・・・。エンクラでは良かった!

小川山

午後から小川山へボルダリング

毎度、朝の涼しい時間帯に行けないのは仕方がないが、雨は勘弁だ。

到着したときにはいつ降ってもおかしくないような曇天。

石楠花エリアを急いで上がる。

『忘却の河』はR君と一緒に来た時に登るとして・・・。

宿題だった『ミケ』をトライ。

湿気は感じるが、足も濡れていないし、状態はまずまず。

4回ピョンピョンして、いつもと違う右手の持ち心地の良さを感じた。

5回目で飛びすぎて右手が外れる。

雨が落ちてくる!!焦りはないが、残念な気持ちは少なくない。

そして、6回目でやっと登れた。

マントル1回以前にやっておいて良かった・・・。

いやぁ、気持ちいやら嬉しいやら。確か通算4日かかっている。

50回程度飛んだか?

動画も撮れて満足。

登れたので、短時間の滞在であったが、雨での撤収も気分が軽い。

6~7月の暑さに比べると、幾らか和らいだように感じる。

今年残り4ヶ月、どこまでレベルアップ出来るか!!

湯檜曾川 白樺沢袈裟丸沢右俣

2年前からずっと行きたいと思っていた、谷川周辺の沢。

入門的な沢で概要など掴むべく決行。R君と望む。

今回は高速道路利用して、3時前に出発。

いやはや、毎度眠いことですよ。これが大抵核心。

さて、予定通り6時前に到着。

白毛門駐車場に停めて出発。他にも沢登りの人らしき人がいる。

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湯檜曾川を橋から眺める。楽しみ。

橋を渡ってすぐに林道へ入る。

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路面状態は悪くない。年季の入った標識は萌える!

と、橋の架かった林道は水没しており、手摺りというのか、横を平均台のごとく進む。

黙々と歩いていると、何と熊に遭遇!!

木の上に居たようで、後ろから一目散に逃げて行った。こっちに来なくて良かったよ・・・。

先行者もあったようで、油断した。眠気も多少覚めるというもの。

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左に人工物。雨量測定器だったか?

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林道終点。割と広々している。バイクならば確実に来られる。

東屋も居心地悪くない。

ここから山道だが、歩きやすい。順調。

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どこかの沢の渡渉点から稜線が見える。岩が素敵。

それにしても、私は送電線が共鳴してか不快で具合が悪い。R君は全く違和感ないそう。

睡眠不足や疲労の加減か・・・。

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武能沢出合を渡る。どこから降りようか検討。

結局少し進んだ踏跡らしきものを辿り、湯檜曾川に降りる。

降りた先は魚留滝。

これは厳しいと思い、上へ出る。

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ここで小休止。どうやら水流近くがぬめっているようで気が滅入る。

慎重にバンドを歩いて通過。

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増水していたら大変だが、問題なし。

広い河原を適当に通過して、先行者パーティーをパス。
間も無く、白樺沢出合。本流に比べると貧弱だが。

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入って僅かで滝場。カメラもあり、泳ぐ気にならず、左から通過。

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明るい様相になってくる。今日はやはりラバーが有利か?

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右から沢が滝となって落ちている。そして、先には大滝らしきものが遠望・・・。

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適当に上がっていく。やはり、グリップがラバーは良い。

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ウォーミングアップには良い感じだ。

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序盤の特筆すべき二俣。左が白樺沢で、右が袈裟丸沢。

白樺沢の大滝は右も左もどちらもいけそうだ。

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左の方が楽かな。1日2本というのも出来なくはなさそう。

今回は袈裟丸沢。すぐに大物が見えてくる。

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見栄えが良くて素敵だ。2段25mとのこと。

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一般的には左からか。右壁が登れるように見えて、取り付く。
R君は左から、それぞれ。

下段は全く問題ないが、上段は水線近くは滑りが半端ではない。

右から乗越して上がるとさらに傾斜が強い。

アンカーのハーケンがこれ見よがしにある。

カメラが邪魔をして一度クライムダウンして身支度をする。

アンカーがある場所から3m程度が非常にヒヤヒヤしたが、それ以降はホールド多くて突破。

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だいぶ消耗した・・・。

明らかにロープ出すであろう場所だったと思う。

緊張から解放され、滝の落ち口でウロウロして楽しむ。

落ち口も渡れて、左を進めるが、右壁をそのまま行けそうだったので、フリクションを活かして登っていく。

イドログリップがいい仕事する。巻きもそんなに良くなったそう。

明るい雰囲気が少し変わったように感じる。

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厳しさは感じない滝がこれより続く。

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側壁を適当に上がる。

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水流沿いは困難な様子なので、右壁を適当に上がった。

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易しい小さめの滝が多いので楽しい。

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 乾いた所を選ぶ。草も最大限利用する場所も何度か。

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滑が多くて素敵ですね。

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次々と滑滝が現れるので本当に楽しい。

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中々高度も稼いでいるようだ。白毛門もそのうちマッタリと行きたい。

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沢山あってどこだか分からないほど。困難な場所は無い。

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雪が多い地域の沢はこういう感じなのかと、しみじみ。

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相変わらずの様相で快適だ。

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二俣。左へ入る。

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8m滝は水流突破する。

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8m滝前で沢が右から入る。

この手間の沢はとても水が冷たく美味しかった。

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これで顕著な滝は最後。

上に行くほどに簡単な沢のように感じた。

少し倒木やボサが気になるが、支障は無い。

最早、源頭の様子なので、注意しながら旧道を過ぎないように。

呆気なくそこに到達。

目印があるわけでもないのだが、踏跡が濃いのが横切る。水流はまだあったが。

ここで沢装備を解除して下山にかかる。

登山者も歩いており、意外に感じた。

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トラバース気味の道を僅かに進むと展望。

馬蹄形縦走とよく言われるが、いつかは・・・。

この道、下草で下が良く見えず、何とあろうことか、踏み外してしまう。

予想許容内ではあったのだが、何とも情けないことだ。

見かねた?R君からストックを片方お借りして進んでいく。
油断やよそ見もあるが、反省する。

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沢を横切る所は滝が上下にも見えて興味は尽きない。

そして、新道へ合流する。

少し上の展望を見に行く。

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どこが見えているのでしょうか。

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僅かに進んで避難小屋。小さめだが活用できそうだ。

すっかり歩きやすくなった道を順調に下る。

高圧線が現れると、やはり?私は不快感を覚える・・・。

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行きで通過した巡視小屋。水遊びの家族は上の小屋?に向かったようだが。

その後、1回の休憩をはさんで戻っていく。

水没した橋の架かる沢から見える滝を撮影しに行った。

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中々圧迫感ありますね。直登は体が拒否しております。

良い所です。

キャニオニングの人たちが沢山いるのを横目に駐車場へ到着。

今回はアプローチの割に沢にいる時間は少なかった。

それでも沢の内容は良くて貧乏くじ引いた印象はない。

初級の沢なので、次回は少し色気を出していけたらと思う。

評判の良い温泉『湯テルメ谷川』へ直行。

3種の泉質があり、良いお湯でした。

いつもは好きな露天より、内湯のぬる湯が好みだった。

亡き沢屋『ひろた』さんが行っていたとんかつを食べたかったが、あいにくの時間切れ。

でも、沼田でとんかつを食べたが、そのお店も素晴らしい。『あづま』。

味噌カツは久しぶりであったが、最高だね!!

帰りには地酒を3本も購入して帰路につく。

ひやおろしがもう出ていたので1本と、店主おすすめ4合瓶を2本。

高速道路の渋滞も無く帰ることができた。
 

 

  • コースタイム

駐車場(6:00発) → 巡視小屋(7:00) → 湯檜曾川・魚留滝(8:05) → 白樺沢出合(8:30) → 袈裟丸沢出合(9:10) → 二俣(9:45) → 旧道(11:45) → 避難小屋(13:00) → 巡視小屋(14:20) → 駐車場(15:45着)

ヌク沢左俣右沢 破風山 青笹尾根

R君、Nちゃんと、3人で沢へ。

高さにビビッて今まで敬遠していたヌク沢左俣へ。

西沢渓谷の駐車場は盛況だ。

何度も見送っていたこの地点から入渓。

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堰堤を早速左から越えた。

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沢は薄暗い。水量は多め?

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小滝を超えていく。

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これも小さい。

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少し日が差す。

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緩い沢歩きだ。

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この滝前で休憩しながら偵察。

巻きは左岸みたいだが、面倒だ。左壁が登れると確信して取り付く。

ラバーソールがよく効く上、安定してホールドもあり上がる。

途中のガバが崩壊したので、ちょっと焦ったが・・・。

R君はサクッと、Nちゃんは念のためロープを出すが、余裕の登り。

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その後、小滝や滑を楽しく通過。倒木もうるさく無い。

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近丸新道の通る所の堰堤。右から越える。

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滑が中々良いですね。

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途中、滝のような支流が左から。

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また堰堤が見えるのに萎えるが、右からの沢の奥に滝が見えるので釣られた。

10mちょっとくらいの落差?

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堰堤前には一輪車が転がっていたりワイヤーなど散見された。

右から簡単に越える。

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その後も小さめの滝。

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ここはR君が水流左を楽しそうに登っていた。

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ここは右水流直近を突破しようとしたが、寒くて止めた。

左を大人しく越える。

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おや、どうやらこれが大滝の下段みたいですね。

それなりに高さはありますが、傾斜は緩い。

色気を出して、合羽の上だけ羽織り、水流を狙う。

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水流右を登っていく。たわしを持参しているので、攻撃的に行ける。

楽しいことこの上なし。

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さて、圧巻の中段。

滝前は右が広々しており、独立した滝に感じる。

素晴らしい!

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中間まで登ってもまだまだある。最初は右から取り付き、私は水流側へ。

古い残置も見られた。

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 高度感は少なめだが、落ちたら…、まぁ推して知るべし。

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上段へ。私は右から取り付いたが、ぬめりの多さに堪えられず、結局左へ。

左は簡単に登れる。

上は狭くなった水路のようになっている。左から右に渡るのが少し緊張する。

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その後は穏やか。

小さいこの滝を超えたところで、右に目印と水場として利用されているパイプを発見する。

倒木も沢にあったため、ここから詰め上げることにした。

協議の結果、破風山を踏んで青笹尾根で下山することに決定する。頼もしい2人!

沢装備を解除して休憩。水はたっぷりあるが、美味しいので汲み直す。

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目印を負いながら上へ適当に上がる。笹の丈は低く、膝下が。

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この程度の詰めならば無いようなもの。いい雰囲気だ。

ここでも少し休憩して、破風山への登りに取り掛かる。

2回ほどピークに惑わされ、山頂を目指す。

いやぁ、折角涼しくて良かったのだが、これは暑い。

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2度目の山頂。展望が無いのは覚えていた。

下降点を探して少し雁坂側へ行くと、薄い踏跡を発見。そこから目印もあり行けそうだ。

岩の堆積した区間を過ぎた後が少し分かりにくい。

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振り返って1枚。トンボが多い。ガスが湧いてきて何とも。

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幼木の緑が綺麗だ。奥秩父のこの雰囲気が大好きだ。

倒木が少々煩わしいが、準登山道といっても良いのでは。

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確か2052m地点。存在感のある岩が鎮座していた。

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そのすぐ先には地籍調査の杭が刺さっている。

ガスが濃いので、神経を集中させる。

2人はまだ余力があるが、なるべく心体ともに消耗を最低限にしつつ十分明るい内に下山完了したい。

倒木の回避のルート取り、また、踏跡を外すと時間のロスにすぐにつながる場所が続く。

この辺、ぬた場が左に幾つか見えた。f:id:Argon:20190825201353j:plain

1855.7mの三角点。等級は四等。

右(北東)に延びる尾根は林道に最短で出られそうだが、どうだろう。

そして、この先の尾根からナレイ沢付近の林道に降りるルートも悪くないかも。

そのまま順当に尾根を下る。ガスもそんなに気にならなくなった

完全に植生が変わり、植林も見え始める。そして、だいぶ暑くなった。

タイルの恩賜林の目印が岩に張り付いていた場所が、1657.2m三角点前にあった。

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1657.2m三角点。これも四等だった。

マルバダケブキが咲き乱れ、ミヤマカラスアゲハが飛び回る。

防火帯でルートファインディングは必要なし。

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雪が乗ったらいい斜面で、スノーシューでハイクするにはいいのでは。

下の方では急な所もあり、滑りそうな所もあった。

結構足にきますね。

そして、眼下に終点が見えてくる。

護岸処理がされた場所、末端の1191.2m三角点も発見。

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これも四等!

これにて、思い残すことはなくなった。青笹尾根の下山で見るべきものは見た感あり。

人間工学にあった階段に感謝しつつ国道へ出る。

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旧道みたいな道を通って、駐車場へ戻れた。

概ねの予想到着時刻だったこともあり、そちらも満足な結果だ。

汗と沢の香りを存分に漂わせながら、装備解除、荷物をまとめて、皷川温泉へ直行

安定の露天風呂は、沢の後にはひとしお。

更に、きっちん成田にてとんかつを食べる。

今年はこれまで行けていなかったが、改めて美味しいことを体感。

そして解散。

お二人ともお疲れ様。R君はともかく、Nちゃんの体力にも目を見張るものがある。

彼女は翌日、赤岳を登りに行ったそうだ!

残念ながら、私は早朝から家業があり・・・。

 

  • コースタイム

駐車場(7:00発) → 入渓(7:30) → 近丸新道(9:05) → 二俣(10:10) → 大滝中段下(11:30) → 沢離脱地点(13:05) → 避難小屋(13:40) → 破風山(14:30) → 1855.7m三角点(16:05) → 1657.2m三角点(16:50) → 国道(17:50) → 駐車場(18:15着)

坂戸山

米子沢の疲れもあるが、折角の連休をただ帰るだけでは芸がない。

しかしながら、天気がもつのはこの辺りのみ。

八海山や越後駒ヶ岳などは、翌日の仕事や万一の渋滞を考えると体力的・時間的に億劫であった。

結局、金城山か坂戸山かというチョイスになったが、余りの高温に楽な山である坂戸山になる。

神社の駐車場が登山口・駐車場になっており、4時過ぎには続々と車が入ってくる。

こんなに人気の山なのでしょうか。

この一番気温が低いであろう時間帯でも30度くらいあるのでは・・・。

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手を合わせて、薬師尾根を登り始める。

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桜が多く、開花時期は人気なのだろう。石仏が点在。

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桜が終わり、しばらく登って振り返れば展望が。

トレランに近い人が凄い速さで登ってくる。

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整備は良好で歩きやすいのだが、いかんせん暑い。暑すぎる!!

台風の暖かい空気が更にフェーン現象で上昇すると、ここまで殺人的な気温になるのか。

頂上直下は階段が整備されていた。

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さて、来ました。日が差しているが、ここはまだ。

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社は手入れが行き届いている。愛されている感あり。

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三角点は社正面右にあった。

さっさと下ろうと思ったが、大城・小城との標識があり、気になってそちらへも。

道の踏まれ方はいいのだが、下草処理がされておらず、蜘蛛の巣に引っ掛かりながらであった。

小城はちょっとした通過点。三角点みたいな岩が固定されているのみで展望もなし。

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大城は下草が腰まで迫り何があるのか分からない。

少し探索するが、何も見つからない。

まぁ、こんなものですよね。

坂戸山に戻って、社のノートに記録を残して下山。

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日本海側は、今日も好天のようだ。

日が出て暑いが・・・。周回するように下っていく。

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一本杉で林道に出る。杉は洞が進行しないように処理されていた。

枝打ちもされていないので、元々切られない前提だったのか。

舗装路を最後は歩いて戻る。

里山なので甘く見ていたが、標高にして400mは登らされるので疲れた。

『山椒は小粒でもぴりりと辛い』というのが当てはまる典型の山。

しかし、地元の人からはとても親しまれているようで、登って良かった。

アクティブレストにはちょうどいい山だった。

 

  • コースタイム

鳥坂神社(5:00発) → 坂戸山頂上(5:50) → 大城(6:05-6:10) → 鳥坂神社(7:15着)