遠流日記

登山・滝見・バイク等、趣味日記  ★沢パートナー大募集!★

小川山

ジム仲間の同級生と、小川山へボルダリング

私は、小川山でのボルダリングは2回目という初心者。

野辺山の-3℃という気温にびびりながら移動。

その通り、寒さに震えながらのトライ。

スパイヤーにある、ライトスパイヤー(3級)、スラブ(6級)でひとまず遊ぶ。

スラブ嫌いな私はライトスパイヤーで5回以上トライして回収。

その後、田嶋ハング(初段)に手を出す。

すぐによれそうなので、有名課題、エイハブ船長(1級)にも手を出す。

4便程度で登れてしまったが、上部は強引にマントルを返してねじ伏せた。

ご一緒した方からは、見たことのないムーブだそうだが、ラインは間違いないはず。

結構、吸い取られたので、田嶋ハングをいいムーブやホールドの持ち具合を探る。

が、結局、左手に穴が開いてよれて敗退!!

次はきっと登れるはず!!

その後、以前、キャンプの翌日二日酔いで敗退したことがあった、ビクター(1級)をお触り。

止まりどころを確認して、2回で回収♪

本当に1級か?というほど簡単に感じた。

三日月ハングは登っているので、Two monks(二段)をお触り。

足がどこを踏めばいいのか分からないが、痛くて踏めない感じではなかったので、十分に可能性あるかなー。

ここで終了!

靴がミウラなら花崗岩も以外といけるか・・・?

以下、完登課題。

  • ライトスパイヤー(3級)
  • スラブ(6級)
  • エイハブ船長(1級)
  • ビクター(1級)

多分、登れるであろう課題

  • ミダラ(二段)
  • Two monks(二段)
  • 田嶋ハング(初段)

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柴埼ロック

ライミング仲間と6人で、柴崎ロックへ。

リードの外岩なんて、去年の9月の瑞牆以来。

石灰岩は初めてだが、花崗岩より遥かに相性が良いようだ。

  • 優等生(5.11c) 敗退
  • 宮崎ホイホイ(5.10b) FL
  • うるしぎ(5.11a) 2便RP

あと5.11aを1本、5.10a1本を登った。

優等生は2便出すが、既によれて終わっていた・・・。

また行きたい♪

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TOCONOMA

いつか行きたい!と思っていたtoconomaのライブ。

しかも単独。10周年!

これはと思い行ってきた。

『orbit』と『underwarp』の流れ、最高でした!

しかも、機材トラブルでやり直しで更に楽しめた♪

ツアー名は床上手。もとい、『TOCOJAWS 2018』であった(笑)

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toconoma "underwarp" (Live Music Video)

八町山

里山の部類に入るであろう、八町山へ。

八雲池公園から登り始める。

良く整備された公園。静かで素敵だ。

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駐車は適当に。まぁ、殆ど人など来ないだろう。

そして、斜面を適当に上がり、尾根に取り付こうと登ると・・・。

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林道にすぐ出て、見えるすぐの距離に登山口があった。

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境界見出標がある。目印や踏跡もそこそこある。

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適当に踏跡を辿っていくと、一箇所だけ盆地が見えた。

そして、巨木があった。

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また適当に登って、稜線らしい緩やかな稜線に乗った。

八町山はこの稜線上だが、左にも同じくらいの標高のピークあり。

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八町山、頂上。

地味な山であり、展望無し。

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三角点や標識はあった。

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源氏山に適当に進めないかと少し徘徊したら、西には林道が延長されてきていた。

北側は行止り。

せっかくなので、八町山の南西にある双耳山とも思えるピークも踏んでみる。

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こちらは木が茂っている。踏跡も殆ど無い。

ここからコルに下り、沢型を下って行く。

出頂ノ茶屋跡らしき場所には一升瓶やらビール缶やら割れた茶碗やら転がっていた。

少し散策して、比較的明瞭な道を行き、戻る。

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池の周囲の紅葉が見頃。

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東屋で寛いで、着替えた後、ゆるりと帰る。

 

 

-コースタイム

公園(11:35発) → 登山口(11:40) → 八町山(12:45) → 西ピーク(13:00) → 出頂ノ茶屋跡(13:20) → 登山口(14:00) → 公園(14:10着)

野呂川シレイ沢 鳳凰山(観音・薬師) 辻山 大崖頭山

10月らしからぬ高い気温。

これならば、標高の高い南アルプスの沢も十分に範疇となる。

今回は単独、野呂川支流のシレイ沢へ。

何よりも起床が毎度ながら辛い・・・。

夜叉神峠駐車場に着いたのは、本当にギリギリだった。

バイクでなければ、身支度整えるのも時間がかかり、バスに確実に間に合わなかったと思う。

広河原までの料金と変わらず、940円。

バス料金回収の方から、シレイ沢はまだ水量が多いと聞く。さて・・・。

シレイ橋で下車。私の他、2人パーティがいらした。

先行して出発。

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以前見たシレイ沢の入口はガレにチョロチョロと少ない水が落ちている地味な印象だったが、これは期待できる。

嬉しくなって、水流を飛沫を浴びながら登っていく。

下から見えていた赤い堰堤は左から越える。

まずは、一つ目の滝。これは一段上から。

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左壁を行ける。簡単。

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続いて、そこそこの落差の滝。

上は10mはありそうだ。

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巻きかなと思ったが、近づいてみると、右壁が登れそうであったため、取り付く。

Ⅲ程度で快適に登れる。

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さて、一段上に上がり、そのまま水流右、傾斜の落ちた抜け口を目指す。

ヌメっていたら冷や冷やするが、イドログリップがしっかり効く。

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お次の滝は小さく、5mあるか。右を登れる。

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これは登れるか微妙で、左岸から巻いた。落差は10m程度か。

巻きの上には岩屋があった。

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左から小さな支流あり。穏やかな様相。

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お次は5~6mくらいの滝。左壁が登れた。

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また小さな支流が左から。写真で見ると倒木多い・・・。

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これも登れて右壁を行く。

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記憶曖昧だが、右を適当に登った気がする。

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さて、中々立派な滝。20mくらいあるか。

瀑風が降り注いで少し寒い。青空が遠く見えているのが幸いだ。

写真、下段は適当に登り、上段へ。

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盛夏であれば水流突破もできるのかも。

この巻きで失敗。

左からそのまま巻こうとしたが、踏跡あるが、どうもいまいち。

スイッチして左岸から巻いていく。

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巻きの途中から。結構な高さがあるなぁ。

その上では、立派な支流が滝となって落ちていた。

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思わず見入ってしまう。

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上まで見に行きたいが・・・。

既に写真も結構撮って時間的にどうなのだろうか、と思い割愛。

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小さい滝はサクッと越えられる。

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水流左も行けそうだが、寒いので右を登る。

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そこそこ高くて、ちょっと登れそうにないですね。

どちらだか忘れてしまったが、適当に巻けたので、記憶に残らないのだろう。

確か左岸だったか。

2条の滝を登り、上では右から支流が。

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水流は少ないが、紅葉が良い感じだ。

倒木が気になるが、そのまま適当に進むと・・・。

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下段の滝は、水流右から。手が上の比較的いいホールドに届き、乗り越せる。

上段はというと。

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独立した立派な滝だ。20mくらいありそうだ。

下を登っていくが、どうも上は良くない・・・。

水流左をシャワーで行けそうな気もしたが、かなり厳しいので、上は大人しく左から巻き。

いよいよ、白眉と言うべき、スラブ滝と右に崩壊した花崗岩が見えてくる。

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見事な景観だ。白さが特に素晴らしい。

イドログリップも素晴らしく、フリクション抜群で、ヌメリも分かりやすく、それ以外はどこでも歩ける。

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ここで滝を見ながら小休止。

これは登れないな。ソロソロ上がって、右の穴に大ランジできるか?

そのまま右岸から巻く。左岸より多分楽なのではないか。

落ち口から対岸を見るが、展望無しですね。

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事前情報通りに、倒木は多いようです。

許容できるが、無ければさぞや美しいだろう。

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滑が綺麗なのだが、倒木も多いので残念だ。

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二俣。

右俣へ入る。見えている滝は水流右を飛沫を浴びながら登る。

お次は中々立派な滝。

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柱状節理っぽい感じがして、威圧感あり。

右岸から巻いたはず。

 

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もう詰めの様相を醸している。

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右の湧水地帯が苔むしており、中々よろしい。

水流はだいぶ少なくなってきた。それでも滝が。

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直登を試みる。ピトンに腐ったスリングが途中にあった。

無事に登れる。そのすぐ上も同じような滝。

水流にクラックが走っていた。はじめ、右のバンドを登って行こうとしたが、そこもどうかと思い、水流ラインへ。

ジャムを効かせつつ登れたが、慣れていないこともあり、一番悪かった。

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紅葉はまずまずか。カラマツはもう一つ。

風化した花崗岩の砂が足にこたえる。

この後、水も枯れてしまう。

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沢型には矮小な木があるのみで、歩行に支障がない。

そのまま詰めていく。

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と、いよいよハイマツのお出ましだ。

ここまで藪らしいものが無かったので、面食らう。

藪漕ぎ上等と行くが、まさか10m程度で登山道へ出てしまうとは・・・。

時間もまだまだあるので、薬師岳はおいて・・・。

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はいはい、観音岳ですね。

何度か踏んでいるので、展望が無くても許せますね。

ここで食事取りながら小休止。

展望も無く、地蔵岳は8月に踏んだので、今更という感じで、進むのはここまで。

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 さて、薬師岳へ出発。

歩きやすく、すぐに到着。

登山道は薬師岳山頂とされている箇所は通っていないので、寄り道。

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 山頂南東の岩上から南面を見ている。

頂上にある最高点である花崗岩にも登ろうと、最も確実な北面から取り付く。

南にも1箇所ラインがあるが、クライムダウンがちょっと怖い。

リップのホールドはとてもいいのだが、叩くと空洞ができているか、脆さ確実な音だった。

右足を乗せて、両腕全体で伸びあがった状態まで。

ノーハンドで岩上に立つのは、ホールド崩壊の危険を許容できずに止めた。

丁度、2人組が東面のダブルカンテにクライミングシューズでトライされるところだった。

下から5m程度あり、推定2段は確実にありそうなラインだ。

楽しんで、砂払へ。

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落葉している?カラマツは青空が無いのか、くすんで見えてしまう。

薬師岳小屋と砂払。

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砂払もしっかり最高点の岩の上に立った。

ガスガスですね・・・。

南御室小屋では、少し水を飲ませてもらった。美味しい。

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足元に落ちているナナカマドの紅葉した葉が美しい。

ここから先の樹林帯も結構好きだ。

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辻山への標識も立派なものがあった。

時間も体力もまだ十分あるので、大した労力ではないので向かうことにした。

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三角点には岩に山名が書かれた岩があった。

以前は三角点が赤っぽかったように記憶しているが・・・。

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僅かに進んだ展望地。三角点側を見ている写真。

分かっていたが、今日の展望が無いことを確認した。

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苺平に出て、付近にあった達筆標識。良いね!!

こんな字がさらりと書ける方は素敵。

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何の菌、キノコでしょうか。

杖立峠の金属標識から、大崖頭山を目指す。

どうやら、山名事典では三角点より北西のピークが山頂のようだ。

山頂は樹林でテープ一つはおろか何もない。

そのまま踏跡がある尾根地形を進む。テープが散見されるようになった。

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鞍部付近。土の堀返しがそこら中にあり、クマかイノシシだったら困るなぁ。

ここから三角点まではテープが連打されていた。

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結構踏む人がいるようだ。展望は予想通り無い。

南向きの尾根で登山道復帰かと思ったが、沢地形がとても歩きやすく、そこを下って復帰した。

こちらからの方が楽そうだ。

今日はこれで目的は達成したので、惰性で下るのみ。

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ガスで幻想的な風景。この景色は大好きだ。

途中一箇所、街の展望が多少あった。

下の方はガスが消えて少し暑さを感じるようになる。

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夜叉神峠小屋前。

北岳様、拝めず、残念!

今後来るとしたら、赤抜沢の下山でだろうか。

最後まで足の調子よく下っていく。

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途中、観音岳から3回も同じ方々を抜くことになり、申し訳なかった。

無事に降り立つ。

今日はバイクなので、汚れ物もそのままで合羽を羽織り楽々帰宅だ。

温泉、外食無しであれば、バイクは最高!

ここ何度か長時間山行が連続したので、今回は10時間に満たず、楽に感じられた。

 

 

-コースタイム

シレイ橋(6:20発) → 支流40m滝(8:15) → スラブ滝30m直下(9:05) → 二俣(9:35) → クラック水流滝(10:20) → 稜線登山道(11:20) → 観音岳(11:30-11:45) → 薬師岳(12:10-12:20) → 砂払(12:40) → 南御室小屋(13:05) → 辻山(13:30) → 苺平(13:40) → 大崖頭山(14:25) → 大崖頭山三角点(14:40) → 夜叉神小屋(15:25) → 夜叉神峠登山口(15:55着)

甲斐駒ヶ岳 黄蓮谷右俣遡行 日向八丁尾根下降 2日目

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朝から天気がいい。

予報では2日目の今日は良くなかったが、夜の天気予報では晴れ~曇予報になっていて安心した。

4時前に一度起きて食事を取り、二度寝して行動開始したのが6時過ぎ。

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沢装備も靴以外は乾いて、合羽はすぐに脱ぐことになった。

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紅葉し始めてきている上、やっぱりこの青空は最高ですね。

こいつは左から越えようとしたが、段が高くて越えられず、右からになった。

見覚えがありそうな、三段滝。

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全部、右から結局巻いた。二段目と三段目は残置がある左を行けそうだったが、R君意向もあり、ロープも使わず巻き。

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もう詰めになってきている。危険が全く無い。眼下には素晴らしい景色。

水涸れになりそうで、補給して先へ。

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時期が早ければ、高山植物がたくさん花が見られたようだ。

チングルマの綿毛が日に当たり輝いていた。

最後の詰めで色気を出して、ちょっとしたルンゼに入ったら、上部がハイマツとダケカンバの藪になってしまい、反省・・・。

私は特別藪漕ぎに抵抗は少ないのでいいのだが、R君には申し訳ないことをした。

稜線へ出る!

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社に無事遡行できたことを感謝する。

そして、山頂でも。

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ようやく参りました、甲斐駒様。

たくさんの人がいて、直下は少し渋滞。

記念撮影してもらい、日陰で食事と沢装備を解除する。

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南面の北岳仙丈岳を見ながらゆっくり。

1時間程滞在して、鋸岳の稜線から日向八丁尾根へとつなげて下山する。

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名残惜しく、振り返りながら。

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ウラシマツツジは見頃がやや過ぎている様子。奥の北岳とともに一枚。

途中で見えた、奥駒津沢らしき滝が気になった。

向かう先はややガスが湧いてきている。

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紅葉は綺麗で、黄色がメイン。

やはり、坊主山は坊主中尾根で上から攻める分には危険が無さそうに見えた。

いつか下から上に抜けよう。

坊主山東稜支尾根取付まで5時間、坊主山まで3時間、稜線まで3時間かな。

稜線まで登り合計11時間、下り最低6時間といったところか。日帰りはとてつもなくこのルートだと厳しいね・・・。

そうこう考えているうちに、六合目小屋。

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一度来たことがあるが、こんな所にあったか。

岩を渡るように歩き、稜線に復帰。

稜線通しに進むが、巻き道っぽい強い踏跡もあった。

三ツ頭。

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一時、雨が僅かだが落ちたが強くならず、雲の中に入ったり抜けたり。

少し下った分岐の先からは初めて歩くコースだ。

日向八丁尾根への道より、鋸岳への道の方が荒れているような・・・。

傾斜も緩く、烏帽子岳へ。

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どうやら、ヘッドライト下山は確定のようですね。

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僅かに進んだ先には人工物が。何でしょうか。

岩っぽい所が少し続くが、整備は良好。

右手には尾白川本谷の支流が見えている。

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中でも、この滑滝沢と思われる沢は別格に見えた。

とてもアプローチが厳しい場所だ。私には天上の存在。

登山道は良好。

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どこから運んだか、梯子も2カ所あり。

黒木の樹林に入っていく。

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土がふかふかしており、足に優しい。

廃道になる前の標識かな。

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こういう遺物を見ると、何というか・・・、こう・・・。とにかく高揚する!

たまに見える、東側の展望。

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坊主山のスラブを従える、甲斐駒ヶ岳。素晴らしい景色。

坊主中尾根、烏帽子中尾根とどちらも良い。

概ね傾斜が無く、距離を稼いでいく。

登りが少しあり、大岩山のキレットへ。 

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何年も前に日向八丁尾根を偵察がてら、このキレットを見にきたことがあったが、とてもじゃないが、踏跡も殆ど無く、この傾斜に恐れをなして戻ったっけ。

梯子、ワイヤー、ロープとよくここまで整備できたと思う。

登り切り、直角に右に曲がると、間もなく大岩山。

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見返してみると、山頂標識も変わっている。

この立派な標識の隣の木に、いい味出した山頂標識があったのだが・・・。

R君はだいぶ辛そうで、罪悪感が湧く・・・。

割と緩めのペースで進んでいく。

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いよいよ日が暮れる。

前回山行の下山と同様の光景だ。

富士山もシルエットが見えて和む。

この先、鞍掛山分岐先で、完全に暗くなる。

何と、日向山手前の登山道で2回ほどルートを見失う。

これはショックだった。いくら暗いヘッドライトとは言え・・・。

完全に錦滝への下山路は閉ざされて、通行禁止になっていた。

山頂で少し休憩して、ゆっくり下山。

過去には40分で下山してるところ、余裕で1時間以上かけて下山。

無事にこの山行が完了した。

憧れが憧れのまま終わらずに良かった。

無理な山行に付き合ってくれたR君には大感謝だ。

一人でも行けたかもしれないが、おそらく黒戸尾根下山にはなっていただろうと思う。

登攀的な沢はまだまだ経験不足に感じた。

そして、行きたい所、やりたいことは尽きない。

 

 

-幕営地2360m(6:20) → 三段滝下(7:30) → 水涸(8:20) → 甲斐駒ヶ岳(10:10~10:55) → 六合目石室(12:15) → 三ツ頭(12:55) → 烏帽子岳(13:10) → 大岩山キレット下(15:20) → 大岩山(16:05) → 鞍掛山分岐(17:35) → 日向山(19:20) → 登山口(20:40着)